「うつろひ、たゆたひといとなみ」湊 茉莉展

ARTLOGUE 編集部2019/03/10(日) - 22:20 に投稿

エルメス財団では、パリを拠点に制作するアーティスト、湊 茉莉の日本における初の個展を開催いたします。鮮やかな色彩を用いた抽象的なモチーフを建築物に直接描くスタイルの作品を手がけてきた湊は、2006 年の渡仏以降、主にフランスを中心に個展やグループ展にて作品を発表してきました。また近年は、ネッケル小児病院(2014 年、パリ)やパリ国際大学都市のカフェテリア(2018 年)などに常設の壁画も手がけています。

展覧会「うつろひ、たゆたひといとなみ」は、「うつろいゆく世界と人々の営み」を意味するタイトルで、通常のギャラリー展示に加え、メゾンエルメスのガラスブロックのファサードにも絵画を描き、建物の内外で変化する時間や光の流れを描き出す初めての試みとなります。

やなぎみわ展 神話機械

ARTLOGUE 編集部2019/03/10(日) - 22:12 に投稿

1990年代から現在に至るまで、現代美術のみならず演劇界でも忘れられないシーンを投じてきた美術家やなぎみわ(1967 ~ )。

《Elevator Girl 》で最初に注目を浴び、《 My Grandmothers 》や《 Fairy Tale 》といった一連の写真作品で世界的に評価を受け、2009年には第53回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表となる一方、翌2010年には本格的に演劇プロジェクトを始めます。大正期の日本を舞台に、新興芸術運動の揺籃を描いた「1924」三部作で話題を集め、特に台湾製のトレーラー車を母体に2016年から日本各地を巡礼する野外劇は大きな感動を与えました。その舞台作品と並行し、日本神話をモチーフに桃を撮影した新作シリーズを制作しており、今回、日本で初めて発表します。また本展に向け、京都、高松、前橋、福島の大学等と連携した「モバイル・シアター・プロジェクト」が立ち上がり、マシンによる神話世界も展覧会場に生み出されます。


美術と舞台の両極を往還することで生まれるやなぎ作品は、スペクタクル性とドキュメンタリー性が交錯し、虚実を幾重にも越境していくものです。待望された約10年ぶりの本個展では、これまで以上にやなぎの汲み尽くせぬ創造の泉に迫ります。

タータン 伝統と革新のデザイン

ARTLOGUE 編集部2019/03/10(日) - 20:09 に投稿

日本でも人気が高く、世代を超えて愛されている普遍的なデザイン、タータン。 ファッションに限らず、日用雑貨や室内装飾等、あらゆるところで目にする一方、その定義や歴史などが紹介される機会は多くありませんでした。 

タータンの起源は、中央ヨーロッパに住んでいたとされるケルト人にまでさかのぼります。スコットランドの北西部、ハイランド地方に定住したケルト人は、タータンと呼ばれる織物を日常着として用いていました。 

そこからタータンは、英国の歴史の中で特異な運命をたどり、18世紀にはハイランドの男性に対して着用が禁止されます。しかし、ハイランド文化復興の動きによって数十年後にその禁令が解かれると、スコットランドを象徴する文化としてタータンが再び脚光を浴びるようになりました。 

春季企画展「発掘された銅鏡」

ARTLOGUE 編集部2019/03/10(日) - 02:34 に投稿
日本における鏡の歴史は、弥生時代に始まります。当時、中国からもたらされた銅鏡は権力の象徴として用いられました。兵庫県内の遺跡からも中国鏡やその影響を受けて制作された銅鏡が数多く発見されています。 本展では、県内出土の銅鏡と当館が所蔵する古代中国鏡を比較展示し、古代の日本と中国の人々の鏡に対する想いを図像の変遷などからたどります。 ◆連続講座「発掘担当者 鏡を語る(全5回)」◆ 要予約☎0790-47-2212、要観覧券 6月1日(土)、6月15日(土)、7月6日(日)、7月20日(土)、8月3日(土)いずれも13:30~15:00 イベント等詳細については、当館ホームページをご覧ください。

増山 士郎 個展/”Self Sufficient Life”

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 16:34 に投稿

北アイルランドにおいて2010年より唯一の在住日本人アーティストとして、活動している増山士郎。増山は2011年の3.11東日本大震災以降、世界各国で急速に進むグローバリゼーションや、現代の日本や西欧の文化の価値観と生活様式に対し、深い疑問を抱きました。今回の彼の作品は、その疑問から作られたものです。2012年から2015年にかけ、アイルランド、ペルー、モンゴルの三ヶ国を旅しながら、土着の人々と動物を巻き込み、現地の伝統的な動物繊維技術を用いて、それぞれ、羊、アルパカ、らくだの毛を使ったプロジェクトを実現しました。ある意味で増山はアーティストの直感と文化人類学者が 持つ帰納的な思考を持っている表現者といえるでしょう。

MINIATURE LIFE展 ~ 田中達也 見立ての世界 ~

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 02:35 に投稿
ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也は、2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックも担当し、現在もっとも旬なアーティストとして活躍しています。 日常のものを題材にして見立てた写真作品を、2011年から一日も休むことなくインターネット上で発表しつづけ、そのフォロワー数は海外を含め190万人を超えています。思わずくすっと笑ってしまったり、さすが!となってしまう、楽しい作品世界をぜひ会場でお楽しみください。

北原照久コレクション 懐かしくて温かいおもちゃの世界展

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 02:34 に投稿
テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』でおなじみの鑑定士で、世界的なおもちゃのコレクターとして知られる北原照久(きたはら・てるひさ)さんのコレクション約1,000点を一堂に展示します。 北原さんが所蔵する戦前・戦後期の貴重なセルロイド玩具、自動車、飛行機、電車、汽車、船、ロボットといった懐かしいブリキのおもちゃなど人気の「お宝」を公開するほか、商品ポスターやマスコットキャラクターなど明治から大正、昭和期にわたる広告物や、郷愁を誘うレトログッズの数々も注目です。 【同時開催】 安部朱美 創作人形展(第3展示室) 米子市在住の人形作家・安部朱美(あべ・あけみ)さんの「昭和の子ども」をテーマにした創作人形33作品・約170体を展示します。子ども同士の友情や家族の思いやりなど、ぬくもりが伝わる「ありし日の昭和」の風景をご覧ください。本展にあわせて制作した新作や、伯耆国「大山開山1300年祭」を記念して作られた《御幸行列》も特別展示します。

企画展「堺と芝居」

ARTLOGUE 編集部2019/03/09(土) - 02:34 に投稿
本展では、二代目中村富十郎や、江戸時代の芝居が行われた場所や演目に関する資料を中心に、江戸時代から近代にかけて堺で行われたさまざまな興行についてもご紹介します。 堺ゆかりの喜劇人曾我廼家五郎、高三隆達・食満南北など堺にゆかりの芸能・演劇人に関する資料をご紹介します。