入門 墨の美術 一 古写経・古筆・水墨画 一 ( 仮題)
紙や絹の上に筆を用いて引かれた墨線は、その時々でさまざまな表情を見せます。奈良時代、謹直な字により書写された鎮護国家に深くかかわり、平安時代には流麗な仮名が料紙を飾りました。
中国の禅宗文化の流れをくむ水墨画は多様な墨調を巧みに用い、室町時代に禅林社会の「詩画軸」として花開きます。身近な素材であるだけに、その時々の美意
東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)では本年度、「文化芸術による共生社会実現のための基盤づくり事業」を京都市より受託、実施しています。本事業では文化芸術を通して社会的な課題の緩和・解決に取り組む事例のリサーチにもとづき、文化芸術と社会課題をつなぐコーディネーターの人材育成や、文化芸術の取組に着手しようとする際の相談先窓口の在り方などの企画、準備を行い、来年度以降の事業開始につなげていきます。
このたび、その一環として「共生社会実現のためのアーツマネジメント入門」と題した連続講座(全7 回予定)の第6回講座である、フォーラム「芸術と労働」を下記のように実施します。
【講座概要】
・フォーラム「芸術と労働」
長時間労働、低賃金、非正規雇用、やりがい搾取、さまざまなハラスメント。アートに関連する労働環境の問題について、語られることが増えてきています。このフォーラムでは、芸術、労働、社会との関係を考察し、これから先の社会において求められる意識、行動を来場者と共に考えます。