企画展 江戸の愉しみ 安城の相撲・芝居

ARTLOGUE 編集部2018/12/26(水) - 02:31 に投稿
江戸時代、相撲と芝居は人々にとって大きな娯楽でした。江戸、京、大阪をはじめとする大都市では、毎年決められた時期に興行が行われ、大いに賑わっていた様子が浮世絵など当時の出版物でみることができます。 こうした大都市での興行は地方にも伝わり、各地で祭礼などにおいて相撲や芝居が行われるようになりました。安城市域にも、村人たちが祭礼の際に行った素人相撲や地芝居に関する資料を見ることができます。 今回の企画展では、江戸時代から明治期にかけて、市域の村々で行われた相撲・芝居に関する資料を紹介します。あわせて、当館収蔵品の中から、江戸など大都市で行われた相撲・歌舞伎の隆盛を伝える出版物も展示します。 ■関連事業■ 歴博講座 「史料にみる安城市域の相撲・芝居」 3月16日(土)14時~  展示解説 2月17日(日) 3月3日(日)  各日とも14時~ 歴博福よせ雛 企画展にちなんだ風景を雛たちが再現します

茶の湯の釜

ARTLOGUE 編集部2018/12/26(水) - 02:31 に投稿
新春を言祝ぐ今展示では、15点の茶の湯の釜を中心に、書画、炭道具、茶碗など選りすぐりの茶道具を約40点をご紹介致します。 繊細かつ大胆な表現が見られる茶の湯の釜をお楽しみ下さい。

岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟

ARTLOGUE 編集部2018/12/26(水) - 02:31 に投稿
1950年代に彗星のごとく登場した岡上淑子は、日本におけるシュルレアリスム運動を先導した瀧口修造に見出され、写真媒体を活用したフォトコラージュ作品によってその比類ない才能を開花させました。近年になり再注目されている同作家の活動は今や国際的な評価を得ており、現代のコラージュ作家たちにも多大な影響を与えつつあります。本展では、国内所蔵に加えて米国ヒューストン美術館の貴重な所蔵作品が、この度初めて日本へと里帰りいたします。新たな時代への息吹を感じさせるこのユニークな表現世界を、作家による詩篇や後に描かれたスケッチ、関連資料、京都服飾文化研究財団ご所蔵のドレスによる参考展示などとともにご紹介いたします。

王羲之書法の残影―唐時代への道程―

ARTLOGUE 編集部2018/12/26(水) - 02:31 に投稿
王羲之(おうぎし)が活躍した東晋時代と、顔真卿(がんしんけい)が活躍した唐時代は書法が最高潮に到達した時代でした。ここでは、両者の架け橋となる南北朝時代と隋時代の書に注目します。 時代を先取りした王羲之の前衛的な書は、南北朝の書に深い影響を与えました。東晋の後、貴族の勢力が強い南朝では、強大な王朝は出現せず、宋・斉・梁・陳の4王朝が数十年間で次々と交替しました。その全盛期は、48年にわたって君臨した梁の初代皇帝・武帝(ぶてい)の時代です。南朝には、王羲之・王献之(おうけんし)による洗練された書が脈々と継承されていました。 一方、北朝には北魏・東魏・西魏・北斉・北周の5王朝が興亡しました。150年も存続した北魏に対して、他の4王朝はいずれも短命でした。北魏の書は、はじめ魏晋の古風な書に胡人の意趣を盛り込んだものでしたが、洛陽(らくよう)に遷都してからは、当時の南朝の書風に影響を受けた、雄偉で構築性に富んだ書風となりました。 やがて西魏が梁の都の江陵(こうりょう)を陥落すると、南朝の書風が北朝に流入します。そして589年の隋の統一によって、南北で育まれてきた書風はさらに融合し、唐時代の理知的で美しい書が生まれるのです。 この展示は台東区立書道博物館(1月4日~3月3日)との連携企画第16弾です。特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」(1月16日~2月24日、平成館)とあわせて、中国の書の世界をお楽しみ下さい。 【会場】東洋館 8室