古川龍生展 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/07(金) - 02:30 に投稿 古川龍生展 の続きを見る 栃木県下都賀郡桑村大字羽川(現 小山市羽川)に生まれた古川龍生(本名 龍夫、1893-1968)は、10代の頃から独学で版画に取り組みました。東京美術学校卒業後は教師として働きつつ、日本創作版画協会や春陽会に出品します。病や戦争による中断はありましたが、最晩年まで彫刻刀を握り、洒脱な線と繊細な色彩をかさねた木版画で詩情
工芸の教科書 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/07(金) - 02:30 に投稿 工芸の教科書 の続きを見る 陶芸や金工、木竹工や染織、漆芸、ガラス工芸など、豊かな自然に恵まれた栃木県は多彩な工芸を生み出してきました。近代以降は「重要無形文化財保持者」(通称:人間国宝)に陶芸では濱田庄司、田村耕一、島岡達三が、竹工芸では勝城蒼鳳と藤沼昇が認定され、その作品は海外でも高く評価されています。本展は栃木ゆかりの工芸を中心に優品約70
みんなのレオ・レオーニ展 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/06(木) - 02:30 に投稿 みんなのレオ・レオーニ展 の続きを見る 赤い色をしたきょうだいたち中で、唯一黒い魚の物語『スイミー』。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれています。作者のレオ・レオーニ(1910-1999)は、イタリアやアメリ力でグラフィックデザイナーとして活躍した後、『あおくんときいろちゃん』で、初めて絵本の世界に足を踏み入れました。ねずみの『フレデリック』や、し
海派印象 「上海歌劇院舞劇団 ダンスガラ特別公演」&「上海現代油絵精品展」 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/06(木) - 02:30 に投稿 海派印象 「上海歌劇院舞劇団 ダンスガラ特別公演」&「上海現代油絵精品展」 の続きを見る 日中友好会館が主催する第28回目を迎える中国文化之日では、「海派(かいは)印象~Hepa Impression~」と題し、上海歌劇院舞劇団によるダンスガラ特別公演と、海派現代油絵画家7人による絵画展を開催します。 中国を代表する最も活気的な地域文化の一つ「上海文化」を総称して「海派(Hepa)」と言います。Hepaと
全国美術・教育リサーチプロジェクト 2018 「美術の事業ってなんだろう?」 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/06(木) - 02:30 に投稿 全国美術・教育リサーチプロジェクト 2018 「美術の事業ってなんだろう?」 の続きを見る 本プロジェクトは、多様な感性を育む「美術」においてその「授業」の具体的な内容をリサーチすることで、授業そのものの多様性を通じ美術・芸術について教育現場の理解を深め美術界全体の活性化に繋げることを目標とします。 現在、幼稚園から現役大学生までどのような「美術の授業」が行われているのか? 特に注目すべき授業は、どのような
彫金のわざと美 山本晃の詩想と造形 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/05(水) - 02:30 に投稿 彫金のわざと美 山本晃の詩想と造形 の続きを見る 昭和19年(1944)山口県光市に生まれた山本晃は、インダストリアルデザイナーとして東京で活動した後、昭和49年(1974)に郷里の光市に戻ってほぼ独学で彫金の創作活動を始めました。 異なる金属板を銀鑞(ぎんろう)でつなぎ合わせて模様を創り出す「接合せ(はぎあわせ)」、模様を輪郭で切り抜いて異なる金属板を嵌め込む「切
第27回秋の縄文野焼き祭り 世界へともせ縄文の炎、根源から未来へ ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/05(水) - 02:30 に投稿 第27回秋の縄文野焼き祭り 世界へともせ縄文の炎、根源から未来へ の続きを見る 猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)では、恒例の「秋の縄文野焼き祭り」を開催します。世界最古級の土器文化『縄文』は1万5千年以上前の日本列島に生まれ、造形美と豊かな精神性を内包し花開きました。万年の時空を超えて母なる地に生きる始原のアートは、混迷する現代にあって未来への祈りと希望を内包し、今を生きる私たちを魅了しています。
ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/05(水) - 02:30 に投稿 ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡 の続きを見る 19世紀のイギリスでデザイナー・職人・詩人・社会思想家・経営者など、多彩な分野で才能を発揮したウィリアム・モリス(1834-1896年)。産業革命以降、粗悪な大量生産品があふれた当時のイギリスで、手仕事による労働の喜びと、日常生活を美しく質の高い品々で彩ることを目指した人物です。この新しい工芸・デザインの動きは「アーツ
没後1周年追悼展 文化功労者三谷吾一の世界 時代を画す沈金加飾の探究者 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/05(水) - 02:30 に投稿 没後1周年追悼展 文化功労者三谷吾一の世界 時代を画す沈金加飾の探究者 の続きを見る 輪島市名誉市民・三谷吾一氏は2002年に日本芸術院会員に就任、2015年10月文化功労者として顕彰され、長らく斯界の先達者として輪島塗を支え続けましたが、2017年7月、惜しまれつつ永眠されました。 少年時代に画家を夢見た三谷氏は、作家としての将来を決意し沈金の道に進みました。22歳で独立したのちは独自の表現を飽くこ
作家で、母で つくる そだてる 長島有里枝 いわさきちひろ生誕100年「Life展」 ARTLOGUE 編集部 が 2018/09/05(水) - 02:30 に投稿 作家で、母で つくる そだてる 長島有里枝 いわさきちひろ生誕100年「Life展」 の続きを見る 記憶や身近な人との関係性を手がかりに、自身のライフヒストリーや社会の陰に隠れてきた女性の創造性に光をあてる作品を制作してきた長島有里枝。その視点はいわさきちひろの作品と響きあいます。 女性に課せられる規範と折り合いをつけながら表現をおこなうふたりの生き方が交差します。既成の価値観に疑問を呈し、アートを通じてゆさぶり続