彫金のわざと美 山本晃の詩想と造形

ARTLOGUE 編集部2018/09/05(水) - 02:30 に投稿

昭和19年(1944)山口県光市に生まれた山本晃は、インダストリアルデザイナーとして東京で活動した後、昭和49年(1974)に郷里の光市に戻ってほぼ独学で彫金の創作活動を始めました。

異なる金属板を銀鑞(ぎんろう)でつなぎ合わせて模様を創り出す「接合せ(はぎあわせ)」、模様を輪郭で切り抜いて異なる金属板を嵌め込む「切嵌象嵌(きりばめぞうがん)」といった、複雑で高度なわざを駆使し、色金(いろがね)の多彩なグラデーションを表現した器などのかたちに、山本は金属の堅さや冷たさを感じさせない豊かな詩情世界を表現してきました。

平成26年(2014)10月に重要無形文化財「彫金(ちょうきん)」の保持者に認定された、そのわざと美の洗練を初期作品から最新作までの約140点で紹介します。

開催期間
-
画像
彫金のわざと美 山本晃の詩想と造形

タグ

アクセス数
250
2
252