アルプスの山々を屏風のようにして立つ有明山は安曇富士ともよばれ、里人にとってはかけがえのない故郷の象徴です。その裾野にひろがる広大な赤松林。絵本美術館&コテージ『森のおうち』はその中にひっそりとたたずんでいます。天をめざして、すっくとのびる赤松林は明るく、清潔感に満ちています。日差しが入る林にはナラ、ホウ、カエデ、コシアブラ、エゴなどの灌木もよく育ち森は四季折々の美しい姿をみせてくれます。1994年4月29日にオープンした『森のおうち』は、児童文化の世界を通じて多くの人々と心豊かに集いあい、交流しあい、未来に私たちの夢をつないでゆきたい、という願いでつくられました。特に、『宮沢賢治』の作品を通じて“生きとし生けるものの生命の大切さ平