清水三年坂美術館
当館では宮内省(現在の宮内庁)はじめ、国内の数寄者向けに作られた一級の作品、および貿易用に作られたものではあるが、美術品としての価値が高いものを選んで、展示しています。技法別に分類すると、蒔絵、金工、七宝、焼き物、彫刻などであり、用途別では硯箱、料紙箱、文台、香炉、香箱、小箱、花瓶、印籠、根付、煙草入れ、煙管、煙管筒、矢立、茶碗、刀装金具、帯留め、櫛、かんざし等があります。 時代としては明治を中心に幕末・大正あたりまでを含めて収集・展示をしています。どの分野をとっても今や再現不可能な細密で繊細で高度な技術で作られたものばかりです。一階は常設展示室になっており、常時、蒔絵、金工、七宝、京薩摩焼の展示と技法の説明パネルや道具、材料、工
清水寺
「清水寺」という寺名は、音羽山中より今もなお途切れることなくこんこんと湧き、音羽の滝に流れる霊泉に由来しています。この霊泉は「すべての人を救う」観音さまのご利益とあわせ、古来より無病息災、立身出世、財福、良縁、子授けといった現世利益を願う善男善女を集め、「清水の観音さん」の名で全国に広く信仰を得てまいりました。開創は宝亀9年(778)、奈良時代の末で、山号は音羽山。宗派は北法相宗です。「北」は南都・奈良に対して北の京都に立地するという意味をもっています。 東山・音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの境内に、国宝、重要文化財を含む15の伽藍が建ち並びます。そのほとんどが江戸初期の再建であり、平成6年(1994)にユネスコ世界文化遺産
清瀬市郷土博物館
清瀬市郷土博物館は、昭和60年11月に都内では数少ない市立博物館として、また、これまでの博物館のように、ただ単に展示物を見せるだけの施設ではなく、見て・触れて・体験して、さらに新たな市民文化を創造していこうと、全く新しい形の博物館としてオープンしました。 そのため、館内は歴史展示室・民俗展示室・映像展示室の他、清瀬の地形、歴史や伝統芸能・文化財などの情報を提供するインフォメーションセンターや、先人の暮らしの一部を体験することができる伝承スタジオ、芸術作品等を間近で鑑賞することのできるギャラリーなどを配置し、特色のある施設となっています。 また、武蔵野の雑木林を再現した木々や野草に囲まれたシルバーグレーの建物は、昭和62年に㈳東京都建
清津倉庫美術館
越後妻有里山現代美術館 [ キナーレ] の分館として、清津峡にオープンした美術館は、6 年前に廃校となった小学校の体育館を再生したミュージアムです。この美術館は、美術作品の倉庫であり、展示施設でもあります。「都市と地域の交換」をテーマに掲げた大地の芸術祭2015 では、3 つの廃校がリノベーションされました。この「清津倉庫美術館」は、都会を発表の場とする多くのアーティストたちが、高額で大型の作品保管場所に困っているという現実と、空家廃校が増え続ける越後妻有の、双方の「困った」を交換し、プラスに変換しようという試みです。芸術祭の年以外にも常時約200 の作品を鑑賞することのできる「大地の芸術祭の里」に、新しい拠点施設が誕生しました。
西宮市立郷土資料館
西宮地方の歴史と文化財を実物資料で知ることができる唯一の施設です。収蔵資料約4万点、常設展示資料約250点。「満池谷層の植物遺体包含層」・「具足塚古墳出土遺物」・「永正十五年(1518)銘石造一石五輪塔」・「江戸時代の宿駅生瀬家並模型」・「江戸時代西宮から江戸へ酒を運んだ樽廻船模型」・「大正・昭和初めの苦楽園・甲陽園などの絵葉書」などを常設展示しています。また、企画展示・特集展示・講座などの催しのほか、市民文化財ボランティアによる市内の歴史調査、市民グループと共同開催する講座などを実施しています。
西陣織会館
西陣織とは、多品種少量生産が特徴の、京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物の総称です。昭和51年2月26日付で国の伝統工芸品に指定されました。西陣の織屋は平安朝以降連綿と続いてきた技術とともに、優れたデザインのため創造力や表現力への努力を重ねています。
西村計雄のアトリエ
2002年4月5日、西村計雄が晩年を過ごした東京のアトリエが、小さな美術館としてオープンしました。西村の作品の数々のほか、遺品が展示され、在りし日の西村計雄の制作の様子をうかがうことができます。 パリでの活躍から晩年にいたるまで、西村計雄を支えた、長女育代さんが迎えてくださるアトリエ、ぜひお出かけください。