本能寺大寶殿宝物館
法華宗大本山本能寺は、1415年(応永22年)に日隆聖人が油小路高辻(現・仏光寺付近)に建立した本応寺が前身。その後1429年(永享元年)、内野(現:西陣周辺)に再建した際、本能寺と寺号を定めた。他宗による破却や本能寺の変などの戦乱や災難によって5度の焼失、7度の再建を繰り返してきた。このような災禍をくぐり、守り抜かれてきた宝物が多数現在に伝わり、大寶殿にて展示・公開されている。「御本尊御曼荼羅」をはじめとする宗教的遺物や檀信徒の豪商・茶屋家寄進の「大明万暦年製景徳鎮窯大瓶」、狩野直信による「六曲一双 唐人物図扇面貼交屏風」、「建盞天目茶碗」など織田信長所蔵の茶道具類や書状、信長に危険を知らせたという唐銅香炉「三足の蛙」などの名品が