秋の優品展 禅宗の美術と学芸

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:21 に投稿
禅宗寺院を中心に発達した書画や高僧の墨跡、五山文学の出版は中世の文化に大きな影響を与え、日本人の美意識をも深化させました。 これらの禅宗美術や五山学芸の諸相を、鎌倉・室町時代を中心に、館蔵の名品約40点を展観します(会期中一部展示替えあり)。さらに、館蔵の日本陶磁約15点も同時公開します。

没後50年 藤田嗣治展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:21 に投稿
明治半ばの日本で生まれ、80年を超える人生の約半分をフランスで暮らし、晩年にはフランス国籍を取得して欧州の土となった画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886-1968)。2018年は、エコール・ド・パリの寵児のひとりであり、太平洋戦争期の作戦記録画でも知られる藤田が世を去って50年目にあたります。日本はもとよりフランスを中心とした欧米の主要な美術館の協力を得て、画業の全貌を展覧する大回顧展を開催します。

京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
京都にある醍醐寺は、真言密教の拠点として、古くから歴史の表舞台で重要な役割を果たしてきた名刹です。今回の展覧会では国宝・重要文化財に指定された仏像や仏画を中心に、普段は公開されない貴重な史料・書跡を通じて、平安時代から近世にいたる醍醐寺の変遷を辿ります。また桃山時代に豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」の関連作品や、三宝院の

古伊万里植物図鑑展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
伊万里焼の生産がはじまった江戸時代は、次第に園芸が盛んになり、植物栽培の手引き書が多数出版され、植物に対する賞玩文化が広がりをみせ、伊万里焼のモチーフにも身近な植物が採用されていきます。 今展では、約80展の出展作品にあらわされた植物を、江戸末期に刊行された植物図鑑『本草図譜』を参考に、図鑑形式にてご紹介いたします。

清川泰次 色と色のハーモニー

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
ものを写すことに捉われない、独自の抽象芸術を探求した画家・清川泰次(1919-2000)。 清川は、静岡県浜松市に生まれ、学生時代に独学で油絵を始めました。初期には具象的な作品を描き、二科展や読売アンデパンダン展などで活動していましたが、1950年代に約3年間の渡米を経験し、本格的に抽象表現へ移行します。 その後、清川

親密な空間 宮本三郎

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
洋画家・宮本三郎(1905―1974)は、生涯にわたって、人物を中心に、さまざまな画題に取り組みました。本展ではそのなかから、なにげない室内風景や、穏やかな日常生活の一場面を切り取ったような、「親密」な雰囲気の漂う作品群を中心にご紹介します。 画家と描かれた人物との距離感が、なんとなく近しいもののように感じられたり、あ

ラファエル前派の軌跡 展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
1848年、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらが結成したラファエル前派兄弟団は、英国美術の全面的な刷新をめざして、世の中にすさまじい衝撃をもたらしました。この前衛芸術家たちの作品は、観る者の心に訴えかけ、広く共感を呼びました。人々は、社会の基盤が移りゆくなかで、彼らの芸術に大きな意義を見出したのです。その精神的な指導者

向井潤吉 民家と街道

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
かつて江戸を基点につくられた五街道をはじめ、全国各地の街道は、明治以降の鉄道や自動車道といった交通網の整備を経て、現代の私たちの生活においても、さまざまなかたちでその名残を留めています。また、街道沿いの宿場は行き交う物や人の出会いの場として、独特の風情ある景色が醸成されていきました。 洋画家・向井潤吉(1901-199

明治150年記念 日本を変えた千の技術博

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
日本は明治維新により立憲政治や議会政治を西洋から導入し、政治・経済システムを大きく変えました。これは、西洋技術を積極的に導入し、産業構造を大きく変え、変革に沿った新しい教育体制を構築していくなど、科学・技術が日本の社会システムを「一新」していくことでもあったのです。時刻制度や度量衡、そして貨幣価値が変わる。 西洋技術の