田部美術館
田部美術館のある松江市北堀町の塩見繩手一帯の堀端は、古い武家屋敷の残る伝統美観地区。この一角、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)旧居に隣接して田部美術館は建っています。松江市指定文化財である長屋門をくぐると錆色の入母屋の屋根をもつ白亜の田部美術館がみられます。建物は、福岡県久留米市出身の日本を代表する建築設計家菊竹清訓(きくたけきよのり)氏の設計によるもので、松江では旧島根県立博物館・島根県立図書館・島根県立美術館も菊竹氏の設計です。当館では、これら不昧公の愛蔵品をはじめ、自作の品や御好み道具、それに楽山焼・布志名焼など、郷土の工芸品を主体に収蔵・展示しています。
都城市立美術館
都城市立美術館は宮崎県では最初の公立美術館として、昭和56(1981)年11月に開館しました。都城の美術は、雪舟の高弟・秋月等観に始まったとされています。それらの歴史は近代の日本画家・山内多門や益田玉城、洋画家の山田新一をはじめとする多くの美術家に受け継がれました。これら先学による指導や刺激により、都城の美術人口は年々増加し、次世代の新進も後を絶ちません。当館は、こうした作家たちに発表の場を提供するとともに、企画展の開催などによって地域の文化教育に資することを使命と考えています。郷土に密着した美術館として、広域都城の出身者、在住者の作品はもとより、この地の美術文化に影響を与えた人々の作品についても調査研究し収集に努めています。
砺波市美術館
チューリップ公園東に隣接する砺波市美術館は、砺波市の文化ゾーンの一角を構成しています。砺波市が携わった倉庫美術館「アートスペース砺波」、「となみ野美術展」などの活動を継承し、砺波地方の文化的創造活動の拠点となるよう構想され、その基本精神は、市民が美術に親しむとともに、自ら創造し、交流の場とすることにあります。 展示室には、大規模な展覧会の開催が可能な「企画展示室」、美術館が収集する郷土作家作品、世界の写真作品、優れた日本の工芸作品を展示する「常設展示室」、広く一般の作品を展示する「市民ギャラリー」があります。 また、「市民アトリエ」では、子どもから大人まで創作活動ができます。平日には小学校低学年以下を対象とした「子どもの造形アトリエ
土門拳記念館
土門拳は昭和を代表する写真家の一人である。リアリズムに立脚する報道写真、寺院、仏像などの伝統文化財を撮影。激動の昭和にあって、そのレンズは真実の底まで暴くように、時代の瞬間を切り取ってきた。土門拳記念館は一人の作家をテーマにした世界でも珍しい写真専門の美術館として1983年10月、土門の郷里である山形県酒田市に開館した。土門拳の約7万点を収蔵。土門のライフワークであった「古寺巡礼」をはじめ、「室生寺」「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」「文楽」「風貌」などの作品を、その保存をはかりながら順次公開している。
東広島市立美術館
東広島市立美術館は、「人間と自然の調和のとれた文化の香り高い学園都市」をめざす本市の芸術文化活動の拠点として、七ツ池畔の豊かな緑に包まれ、1979年6月1日に開館いたしました。広島県内でも最も古い歴史を持つ市立美術館です。
藤城清治美術館那須高原
光の祈りの芸術作家・藤城清治の70年を越える制作活動の集大成として開館した「藤城清治美術館 那須高原」は、氏の原点である「生きて演じ動いていること、舞台と観客がひとつになり感動すること」を体感できる劇場型美術館です。代表作・名作をはじめ、過去最大サイズの横幅6mの巨大水槽を利用した渾身の大作、セットの裏側もご覧いただけるミニ影絵劇の回転舞台、天井や壁面、床などの空間に映像が溶け込むプロジェクションマッピング。まるで作品の中に足を踏み入れたかのような感動を、体感いただけます。併せて、2011年からの被災地の復興を祈り生まれた作品もご覧いただけます。
徳川美術館
伝統文化を体感できる雰囲気 徳川園の入口 --- かつての尾張徳川家名古屋別邸の表門、通称「黒門」をくぐると、緑に囲まれた石畳の向こうに、徳川美術館の前景が見えてきます。 公園と美術館とが一体となったゆったりとした雰囲気は、そのまま館内へと続いてゆきます。 当時の最先端技術を駆使した建築でありながら、日本文化の伝統の薫りに浸ることのできる雰囲気は、徳川美術館の最高の魅力といえましょう。平成16年(2004)11月には、隣接する池泉回遊式の日本庭園「徳川園」と尾張徳川家旧蔵書を収蔵する「名古屋市蓬左文庫」がリニューアルオープンし、 美術館をとりまく一帯が整備されました。徳川美術館と蓬左文庫の展示室は一体化し、近世武家文化を体感できる
倉吉博物館
倉吉博物館は、昭和49年5月24日に開館しました。倉吉市のシンボルである打吹山の麓、打吹公園椿の平(つばきのなる)の東側に建設されています。博物館の正面玄関の右手にそびえる打吹山は、「森林浴の森日本百選」「さくら名所百選」などに選定されており、建物の周囲はヤブツバキ、サクラ、シイなどの大樹に囲まれた森の中の博物館です。また、博物館の片流れの赤瓦屋根、白い壁、中庭の水辺などは、伝統的建造物群保存地区を有する倉吉の町並を象徴しており、昭和50年第16回建築業協会(BCS)賞を受けています。 展示室は美術部門と歴史部門からなっています。展示室1・2・3は、前田寛治、菅楯彦をはじめとする郷土ゆかりの洋画家、日本画家の作品を展示しています。そ