ルート・ブリュック 蝶の軌跡
日本 ― フィンランドの外交樹立100周年にあたる2019年、フィンランドを代表するセラミック・アーティスト、ルート・ブリュック(1916-1999、没後20年)の展覧会を開催します。本展では、約200点の作品を通して、アート、デザイン、建築の境界を超えるような仕事の全貌を紹介します。日本の方々がきっと初めて目にする「もうひとつのフィンランド」、少しメランコリックでスピリチュアルな世界観を新たに楽しむ機会となるでしょう。
特別展御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」は、 宮内庁が所管する皇室ゆかりの作品の中から、 天皇陛下御即位 の儀式に際して東山魁夷、 高山辰雄が平成2年(1990)に制作した「悠紀・主基地方風俗歌屏風」や、 天皇皇后両陛下が外国御訪問の 際にお持ちになって紹介された作品などを展示するものです。 両陛下がお伝えになった日本文化を通して、 海外の様々な人々が、 わが国へ の親しみと交流を深めてきました。
御即位30年という記念すべき年に開かれる特別な展覧会として、 両 陛下が担われた文化交流を紹介いたします。
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松本竣介没後70年を記念して、当美術館では、「松本竣介アトリエの時間」につづき、「松本竣介読書の時間」を開催します。 「アトリエの時間」では、画家がアトリエで過ごした時間に思いをはせながら、画家と作品(創作)との間を結びつけ、創作の内側を考察しました。 今回「読書の時間」では、大切に保管されてきた画家の蔵書に注目します。900冊を超える蔵書は、美術ばかりではなく、恩想、哲学、文学等、多岐にわたります。 松本竣介は、画家であり、読書家であり、愛書家であったといってもいいでしょう。 そして、今Hまで保存された蔵書全体は、昭和戦前、戦中期に育まれた市井の知性のひとつの集積であり、その時代の貴重な資料ともいえます。 本展では、これらの蔵書を、今日的な視点から見つめなおし、松本竣介という画家の創作と思想の形成を再考します。