クワクボリョウタ展

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:36 に投稿
子どもの頃、手を使って影絵遊びをした記憶がありませんか? 暮らしの中に生まれる影は、常に移ろい、その姿を留めません。 そして、時には思いもしない形を生み出し、私たちに驚きを与えてくれます。 そこには、「観る」という行為が、起点として存在します。 観ることは、視覚から始まり、音や、場の空気といったの周囲全体に広がると共に、一人一人の記憶に触れ、私たちの内面へと繋がっていきます。 つまり、観るという行為は、それ自体が、体験を紡ぐものとも言えるでしょう。 国内外で活躍するメディアアーティスト クワクボリョウタは、電子部品や機構そのものに着目し、観る人自身が内面で体験を紡ぎ出すような作品を発表してきました。 本展では、光と影を素材とした代表作「LOST」シリーズを含む3作品に加え、ワークショップを通して、作家と参加者が作り上げる「風景」を展示します。 あなたがいて、わたしがいて、「観る」ことから始まる展覧会。あなたは会場で何をみつけ、何を想いますか?

中国陶磁百花

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:36 に投稿
華やかなやきものを次々と誕生させ、常に世界をリードしてきた中国。 この度は「花」をテーマに三つの視点から中国陶磁の魅力をご紹介いたします。 まず一つ目は、花が描かれたうつわを展示します。世界には様々な文様がありますが、その中でも花は最も多いモチーフの一つです。 中国でも古くから牡丹や蓮などの美しい花が描かれたうつわが人々の生活を彩ってきました。 二つ目は、花をいける道具・花器に注目します。古来より花を愛でる文化があった中国では陶磁製の花器も多く生産されていました。 これらの花器は、平安時代以降、日本にももたらされ、鎌倉時代には室内装飾にも大きな影響を与えています。 中国の陶磁装飾の技法の名称には、「印花」や「貼花」、「青花」など文様を意味する「花」の文字が付いたものが多くあります。 三つ目では、これらの装飾技法が用いられた作品などをご紹介いたします。 本展を通じて、大陸に咲き誇った美しい中国陶磁の世界をお楽しみいただければ幸いです。

ジブリの大博覧会 ~ナウシカからマーニーまで~

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:36 に投稿
「スタジオジブリ」の設立から約30年間の歩みを体感できる展覧会です。 ナウシカからマーニーまで、ジブリ作品がどのように生み出され、世に出て行ったのか。 未公開を含む膨大な資料や映画公開当時を振り返る広告宣伝物が展示空間を圧倒します。 また、「天空の城ラピュタ」やその他の作品に登場する空飛ぶ機械たちの空間や、「となりのトトロ」に出てくる「ネコバス」コーナー、品揃えの豊富なグッズ販売コーナーなど、大人から子供まで幅広い世代にジブリの魅力を発信します。

浅井愼平写真展

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:36 に投稿
浅井さんはビートルズ来日の際に、オフィシャルカメラマンとして注目され、これまでに数多くの企業広告に作品を発表してきました。 今回は、アメリカやニュージーランドをはじめとする、海外スナップを中心にご覧いただきます。 日常生活の中で見過ごされてしまうような被写体が、浅井さんの感覚により見出され、自由で正解のない写真術として表現されています。

横浜美術館開館30周年記念<br>Meet the Collection ―アートと人と、美術館

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:35 に投稿
横浜美術館30周年を記念して開催する全展示室を使った企画。 絵画、彫刻、版画、写真、工芸など、1万2千点を超える横浜美術館の収蔵作品から、様々なキーワードのもと、作品同士の出会い(Meet)の場を創出し、アートの自由な見方、アートとの多様な関わり方を提案します。 個性溢れる作品たち、それをとりまく人々、それらの豊かな関係を育む、磁場としての美術館――。 横浜美術館にとって大きな節目となる年に、「出会い」の場としての美術館の役割と可能性を見つめなおします。

生誕150年・没後80年記念 原三溪の美術 伝説の大コレクション

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:35 に投稿
横浜において生糸貿易や製糸業などの実業で財を成した原富太郎(号:三溪、1868[慶應4]~1939[昭和14])。 希代の古美術品コレクター、茶人、そして同時代の日本美術院の画家や彫刻家を物心両面から支援したパトロンとしても知られます。 2018年は三溪の生誕150年、2019年は没後80年の周年に当たります。 この展覧会では、三溪旧蔵の古美術や近代美術(絵画、工芸、彫刻)など約100点と、三溪自筆の書画、資料により、美術に対する三溪の眼差しに焦点を当てます。 ゆかりの地で開催される過去最大規模の三溪の展覧会は、かつて横浜に在った伝説のコレクションをご覧いただくまたとない好機となるでしょう。

生誕110周年 野口久光 シネマ・グラフィックス

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:35 に投稿
野口久光(1909-1994)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、映画配給会社・東和商事合資会社1(のちの東宝東和)に入社し、ヨーロッパ映画の日本公開時のポスターを担当します。野口は豊かな表現力による絵と、タイトル文字を作品世界にあわせて描く「描き文字」により、戦前戦後の約30年で1000枚以上のポスターを手掛け、映画ポスター・デザインの第一人者として活躍します。本展では、野口が制作したヨーロッパ映画のポスターを中心に、レコードのジャケットや、雑誌や本の装丁など約400点の作品・資料により、野口久光の多彩なグラフィック・デザインの世界を紹介します。

氷になる直前の、氷点下の水は、 蝶になる直前の、さなぎの中は、 詩になる直前の、横浜美術館は。 ―― 最果タヒ 詩の展示

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:35 に投稿
有望な若手アーティストを紹介する「New Artist Picks(NAP)」シリーズ。2018年度は、言葉を用いて多種多様な表現活動をおこなう作家、最果タヒ(さいはて・たひ)を取り上げます。 最果は中学生の頃からウェブ上で言葉を発表し始め、その後2007年に第一詩集を刊行。詩壇から高い評価を得る一方、インターネットやSNSを通した活動により、それまで詩に親しむことのなかった層をもファンに取り込み、大きな注目を集めています。また、近年では美術展への参加や空間を使った言葉の発表を積極的に試みており、その活動はひとつの表現形態に留まらない多彩な展開を見せています。 最果にとって公立美術館での初の個展となる本展では、作品と作品を受け取る側が相互作用的に響きあうことを重視する最果の創作を、新作のインスタレーションとして発表します。鋭い感性で私たちの日常を揺さぶる最果の言葉の展示に、ぜひご期待ください。 【会場】 アートギャラリー1、Café小倉山、美術情報センター 【開場時間】 11時~18時 ※Café小倉山は10時45分~18時 ※2019年3月2日(土)は20時30分まで