女・おんな・オンナ~浮世絵にみるおんなのくらし

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:41 に投稿
浮世絵に描かれた女性というと、まず「美人画」を思い浮かべるのではないでしょうか。確かに、江戸時代、女性は鑑賞され、美しく描かれる対象でした。しかし、そうした彼女たちにも人生があり、生活がありました。この展覧会では、江戸時代に生きた女性たちの「くらし」の様相を、描かれたもの、記録されたものなどから探ります。公家・武家・農民・町人・商人・遊女など、多様な階層の女性たち。彼女たちが何を身にまとい、働き、学び、楽しみ、どのように家族をつくったのか。本展では10のテーマを設けて、美人画、着物、化粧道具、春画、教訓書、外国人の記録などから紹介します。

つむぐ ~ 養蚕機織図屏風と古九谷様式 ~

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:41 に投稿
蚕を育て、繭から生糸を紡ぎ、機を織る様子が描かれている《養蚕機織図屏風》を展示します。 本屏風は狩野派の2代目・狩野元信(かのう もとのぶ)の筆と伝えられているものです。六曲一双屏風という大きな画面のなかで、養織作業の工程と背景の季節が、画面右から左へと進んでいきます。養蚕機織の画題は、農民の苦労を知るという意味で、帝王教育の一環として中国で耕作図と共に描かれたものです。日本にも、梁楷(りょうかい)筆「耕織図巻」が伝わっていたことが知られています。本屏風と対をなすと思われる《四季耕作図屏風》は現在アメリカにあるようです。 陶磁器は、常設の中国の陶磁器15点に加え、江戸時代に肥前(現在の佐賀県と長崎県)で作られた色絵作品(古九谷様式)を展示します。その他、アジアの彫刻8点、唐時代の俑2点、そして岡田茂吉作品などを展示します。 開催期間中(3/15~3/25限定!)お茶席をご用意させていただいております。 時間は11:00~15:00です。 お抹茶・お菓子付300円です。 場所は東京黎明アートルーム 2Fラウンジ

池田龍雄展

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:41 に投稿
池田龍雄は特攻隊の生き残りとして戦後一貫してそのあまりにも理不尽な経験を背景に黙々と制作活動を今日まで続けている。声高に反戦は訴えないものの作家活動がすべて彼の制作活動を突き動かしているように思える。 本展では、作品展示とともに作家出演映画「アトリエでの作品制作過程をドキュメントした『The Painter』」と「ヨーロッパに禅を広めた禅僧弟子丸泰仙と道元の主著「正法眼蔵」を伝える『華開世界起』」の2作品の上映をいたします。 監督・制作:孝壽 聰 / 撮影・制作:ピエール・ブシュー 『The Painter』2014 出演:池田龍雄 『華開世界起』 2011 出演:哲学者:森本和夫 画家:池田龍雄 仏国禅道尼苑:禅僧 ユーグ・ナース 正法眼蔵仏語翻訳者:折茂洋子 仏語観照寺 禅僧:ジャンピエール・フォール 上映時間は、13時より『The Painter』15時より『華開世界起』を上映致します。

絵画展...なのか?

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:32 に投稿
「絵画」ってなに?そう聞かれたとき、どう答えればよいでしょうか。 本展ではそのナゾを探るべく、「絵画とそうでないものの境目」がどこにあるのかを探りながら制作する3人のアーティストを紹介します。 1.「自分は画家ではない」といいながら、最近は絵具で水面を描いている人。 2.木の彫刻に絵具で色を塗った作品を「絵画を究めた結果」として発表している人。 3.他者を巻きこみながら意外な場所に描いたりすることで「絵画の場」をひろげようとする人。 いずれも、なんとなくイメージする「絵画」とは少し異なった方法で作品に取り組んでいるようです。 これらは本当に「絵画なのか?」絵画ではなかったら、一体何なのか?フシギな作品を楽しみながら、あなたの答えをさがす展覧会です。 出品アーティスト 山本修司(やまもと しゅうじ)/原田要(はらだ かなめ)/中島麦(なかじま むぎ)

琳派と雛

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:32 に投稿
琳派と雛のコラボレーション。17世紀、本阿弥光悦、俵屋宗達に始まり、尾形光琳・乾山などを中心に京都で発展した琳派は、19世紀になると江戸の酒井抱一らが、その作風を継承していきました。また18世紀に入って雛飾りが盛んになると、雛の文化は、享保雛、次郎左衛門雛、江戸オリジナルの古今雛など、様々な姿の雛人形を生み出してきました。いずれも京都で誕生発展し、やがて江戸にもたらされた、雅あるいは粋と称される華やかな芸術・文化といえます。 ①京の琳派と雛 ②江戸の琳派と雛  ③近代以降の琳派と雛 という展示構成で、所蔵の琳派作品を雛人形と同時に展示致します。同一空間の中、お互いがどのように響きあうか、ぜひご期待下さい。 会期中、国の重要文化財「遠山邸」の大広間では、豪華な雛壇飾りもご覧いただけます。 展覧会関連イベント ①記念講演会「遠山記念館の琳派作品」   日時  2月24日(日) 午後1時30分~  講師  鈴木廣之(当館館長) 参加費 300円(別途入館料) ※お申込みは下記の電話またはメールから。 電話049-297-0007 メールtkkk@e-kinenkan.com ②「琳派と雛」展ガイドツアー    ・2月23日(土) 「琳派の日」  ・3月2日(土) 「雛の日」   いずれも午後1時30分~ ※申し込み不要 所要時間約90分