写真の起源 英国

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
日本における写真文化のセンター的役割を担う東京都写真美術館では、毎春、初期写真に焦点を当てる展示を行っており、2019年は「写真の起源 英国」展を開催します。 写真の発明に関する研究は18世紀末から始まり、1839年に最初の技術が発表されることで写真の文化が幕を開けます。英国ではヴィクトリア文化に根ざす貴族社会において、研究が発展し、広く文化として波及します。幕末~明治の日本人たちが憧れた英国の写真文化とその歴史の広がりをご自身の目でお確かめください。

志賀理江子 ヒューマン・スプリング

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
2006年、作家は展覧会参加のため初めて東北を訪れました。その後2008年から宮城県に移住し、土地に暮らす人々と出会いながら作品を制作する生活のなかで、長く厳しい冬を打ち破るよ うな東北の春に惹かれていきます。変わりゆく季節から溢れ出る強烈な生のエネルギーが、同時に死を抱え込んでいることに共感した作家は、人間があらゆる位相でさまざまなイメージを求め続ける理由の源をそこに見出し、追い、また、それらが社会にどう繋がれているのかを知ろうとしました。 2011年3月の東日本大震災で、多くの人々の命が一瞬で奪われることを目前にした作家の壮絶な体験は、深く心に刻まれました。時空の裂け目に飛び込むような写真表現は、自らの衝迫と重なるものと言えるでしょう。 本展覧会では、現在を生きる私達の心身の衝動と反動などに焦点をあて、日本各地の様々な年代、職業の人々とともに協働し制作した新作を、等身大を超えるスケールの写真インスタレー ションで構成します。平成が終わる大きな節目の春に精神の極限を見つめ、現代の社会と個人、自然と人類の関わりを編みなおし、生の解放される場となれば幸いです。

六古窯 ― 〈和〉のやきもの

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
素朴ながらも豪快で力強さを備える中世のやきもの。中世から現代にまでつづく瀬戸、常滑、越前、信楽、丹波、備前のやきものは六古窯(ろくこよう)と称され、日本的なやきものとして親しまれてきました。 これら中世のやきものは、当時の人々の生活の必需品でしたが、後に茶の湯のうつわとしても注目されます。また唐物など舶来の文物に影響を受けながらも、各地で独自のスタイルを生みだしました。 同展では青銅器、中国陶磁といった唐物などもあわせて展観しながら、中世のやきものの魅力が紹介されます。

尾形光琳の燕子花屏風-寿ぎの江戸絵画-

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
尾形光琳(1658-1716)の筆になる国宝「燕子花図屏風」は、爛漫と咲き誇るカキツバタの群生を描いた草花図です。このたびの「燕子花図屏風」の展示は、三章構成でお楽しみいただきます。 第一章に並ぶ作品が題材にするのは、平安時代以来の公家風俗や王朝文学です。つづく第二章では、「燕子花図屏風」を中心に、草花を描いた作品を集めます。そして第三章は、祇園祭沸く京の都や、社寺参詣や物見遊山の人々でにぎわう各地の名所を描いた作品です。 当館が所蔵する洛外図屏風や名所風俗図屏風をまとめて紹介するはじめての機会ともなります。

はじまりのかたち ― 素描―展

ARTLOGUE 編集部2019/02/13(水) - 02:48 に投稿
この度、MOU尾道市立大学美術館において、『はじまりのかたち―素描―展』を開催いたします。今回は特別編として、造形作家やデザイナーとして活躍する教員の素描を、学生の作品と合わせて広く展示します。また、石膏や写生デッサン、下図といった従来の素描展での展示内容に加え、準備段階のスケッチや構想メモ、アイディアノートや写真によるメモ、作業途中の修正指示をも幅広く「素描」ととらえなおして提示します。 造形面だけでなく認知や思考における「素描」の機能を、あらためて視覚的に振り返るという新たな試みをぜひご覧ください。