オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代

ARTLOGUE 編集部2017/11/09(木) - 17:17 に投稿

知られざるスイスの画家“オットー・ネーベル”日本初の回顧展

スイス、ドイツで活動した画家オットー・ネーベル(1892-1973)。1920年代半ばにワイマールに滞在したネーベルは、バウハウスでカンディンスキーやクレーと出会い、長きにわたる友情を育みました。ベルンのオットー・ネーベル財団の全面的な協力を得て開催される、日本初の回顧展となる本展では、建築、演劇、音楽、抽象、近東など彼が手がけた主要なテーマに沿って、クレーやカンディンスキー、シャガールなど同時代の画家たちの作品も併せて紹介することで、ネーベルが様々な画風を実験的に取り入れながら独自の様式を確立していく過程に迫ります。バウハウス開校100周年(2019年)を前に、若き日のバウハウス体験に始まり、素材やマチエールを追求し続けた画家ネーベルの知られざる画業を紹介します。

 

JAPAN KOBE ZEROの軌跡 

ARTLOGUE 編集部2017/11/09(木) - 15:43 に投稿
《白布400 ㎡》1972 年

 

本展は、神戸の前衛的な美術グループ、「JAPAN KOBE ZERO」の活動に焦点を当てます。
同グループは、古川清をリーダーとして、榎忠、松井憲作たちによって1970年に結成されました。もともとデッサン教室での活動でしたが、その中から先鋭的な表現を行う動きが生まれました。街中で大規模なパフォーマンスを行ったり、美術の枠を破るような展示を行ったりしました。1975年には兵庫県立近代美術館での「アート・ナウ」に参加し、松の木がピロティから屋上に突き抜けたかのような作品を出品しています。集団での活動ゆえに多彩なアイデアと旺盛なエネルギーが生まれましたが、メンバーの入れ替えもあり、1979年頃に解散しました。

グループのメンバーからの聞き取りによって主な活動をまとめ、当時の写真や印刷物、展示物の一部、記事が掲載された雑誌などの資料展示によって紹介します。

 

下町芸術祭2 0 1 7 「境界の民」

ARTLOGUE 編集部2017/11/03(金) - 07:02 に投稿

C O N C E P T

 

下町芸術祭は、阪神淡路大震災から2 0 年を迎えた2 0 1 5 年に始動した芸術祭です。神戸の下町エリア( 長田区南部) の空き家や空き店舗、空き地や路地、劇場や旧小学校、古民家を再生したスペースなど様々な下町の魅力溢れる場所を舞台に、現代アート作品の展示やパフォーマンスを展開します。表現を通じて多種多様な価値観が出会い、そのことが祭りの後の日常の豊かさになることを願い開催します。

2 回目となる下町芸術祭2 0 1 7 では、「境界の民」をテーマに実施します。「境界」という言葉には、多様な民族性や習慣、価値観や思想など様々な意味を込めています。本芸術祭では、視点や価値観、時代により移ろい変わる< 境界> を表現によって顕在化するとともに、お互いの違いや類似する部分を理解し、日常の相見える関係性の中で尊重し合える、これからの社会のあり方を探っていきます。

 

本芸術祭は4 つのプログラムによって構成します。

 

鉄道芸術祭vol.7 STATION TO STATION

ARTLOGUE 編集部2017/11/03(金) - 05:36 に投稿

「鉄道芸術祭」とは...

“鉄道” には、車両や沿線図、列車が走る線路や駅舎・ホームなど、先進的な技術や魅力とともに、そこにまつわる文化や歴史があります。駅のコンコースにあるアートエリアB1 では、その創造性に着目した事業「鉄道芸術祭」を2010 年より毎年開催しています。2 011 年からは、本格的なアートプロジェクトとして展開し、国内外の第一線で活躍するアーティストを迎えて、鉄道という歴史や文脈を多角的に捉え、当館の場所性を活かした独創的な企画を実施しています。

 

ソピアップ・ピッチ「desire line」

ARTLOGUE 編集部2017/11/03(金) - 05:18 に投稿
left: "Miroiise" 2017 / wood, marble, rattan, bamboo, metal wire / h.260.0 × w.36.0 × d.6.5 cm
right: "Moonstone" 2017 / wood, bamboo, steel wire / h.155.0 × w.38.0 × d.16.0 cm ©Sopheap Pich Studio

 

【作品、作家に関して】

ソピアップ・ピッチの作品は、木々や花などの植物、人間の解剖学や、都市構造などからインスピレーションを得た、有機的かつ幾何学的な立体作品です。竹やラタン、ワイヤー、蜜蝋など、地域に根ざした素材を用いて目の粗い織り方で制作されているのが特徴で、透明性があり軽く見えながらも、機能的な構造による圧倒的なボリュームにより、空間全体にエネルギーが溢れ出ているように感じます。

戸谷成雄―現れる彫刻

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 18:22 に投稿
《《境界》からⅤ》1997-98年 木、灰、アクリル塗料 h315×w538×d2060cm 
撮影:成田弘(会場:栃木県立美術館) 画像提供:ケンジタキギャラリー

このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では、展覧会「戸谷成雄―現れる彫刻」を開催します。

彫刻家・戸谷成雄(とや しげお/ 1947年生まれ)は、「ポスト・ミニマリズム」や「もの派」といった現代美術の流れのなかで旧来の制度として解体された彫刻の再構築を試み、彫刻の本質とその可能性を提示してきました。1970年代に彫刻概念の再定義を試みたコンセプチャルな作品シリーズを発表した後、チェーンソーなどを 使った木彫作品を中心に1984年から「森」シリーズ、1994年から「《境界》から」シリーズ、2000年頃から「ミニマルバロック」シリーズなどへとその試みを展開させていきました。1988年にヴェネチア・ビエンナーレに参加して以降、国際展へと発表の場を広げ、日本の現代彫刻を牽引する存在として高く評価されています。

ARTLOGUEに主筆として千葉英寿氏がJoin!

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 15:04 に投稿

アートのみならず、映画やデザイン、エンターテイメント、テクノロジーなど幅広く取材して執筆活動を行っている千葉英寿さんを主筆としてARTLOGUEへお迎えすることになりました。
千葉さんは、これまでに数々のメディアの立ち上げにも関わってこられているので、運営面でも助言を頂けると期待しています。また、執筆、編集だけでなくARTLOGUEの次世代編集者の育成も担って頂きます。
今後、現編集長の鈴木大輔(代表取締役CEO)はARTLOGUEの編集を千葉さんへ委ね、事業の拡大を目指し経営の方へ力を注いでいきます。

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