英一蝶《涅槃図》正徳3年(1713年)286.8cm ×168.5cm 一幅、紙本着色
Fenollosa-Weld Collection, 11.4221 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston
世界屈指の美の殿堂、ボストン美術館の主要なコレクションからえりすぐった、珠玉の80点を紹介します。同館のコレクションによる展覧会はこれまでも繰り返し開催されてきましたが、幅広い内容を総合的にご覧いただく展覧会は、日本では約40年ぶりとなります。1876年に開館したボストン美術館は、国や州の財政的援助を受けずにコレクションの拡充を続け、現在は世界有数となる約50万点の作品を所蔵しています。本展は、この素晴らしいコレクションの形成に寄与したコレクターやスポンサーの活動にも光を当てます。古代エジプト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画・写真、現代美術と、東西の名品の数々を堪能できる本展にどうぞご期待ください。
みどころ
1. 英一蝶の巨大涅槃図、約170年ぶりの修理を経て、初の里帰り!
江戸に生きる人々の風俗画を得意とした一蝶が描く釈迦の入滅。表具をいれると高さは約4.8mにもなる巨大涅槃図が、1年に及ぶ本格的な解体修理を経て初里帰りします。悲しみにくれる菩薩や羅漢、さまざまな動物たちの表情やしぐさは必見です。
2. ファン・ゴッホの「ルーラン夫妻」、二人そろって日本へ
南フランス・アルルでファン・ゴッホが出会ったルーラン一家。見知らぬ土地で生活を始めた画家を支えた夫婦に、彼はどのような眼差しを向けたのでしょうか。この夫婦の肖像画が、2点揃って日本で展示されるのは初めての機会となります。
3. 世界屈指のコレクションに隠れたコレクターたちの物語をたどる
出品作品の多くは、ボストン市民をはじめとする個人コレクターの手を経て、美術館に収蔵されました。公共心のある魅力的な人物と作品をめぐる物語もご紹介します。
特別展「ボストン美術館の至宝展 ―東西の名品、珠玉のコレクション」
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