パリ日本文化会館

新たな時代のジャポニスム旋風が巻き起こる、フランス・パリで日本の美を再発見~大規模な祭典「ジャポニスム2018」展覧会リポート!

黒木杏紀2018/08/10(金) - 11:56 に投稿
19世紀後半にフランスの芸術家たちによって見出された日本美術が、ヨーロッパに多大な影響を与えることになったジャポニスム旋風。それから約1世紀半、現代の日本が誇る文化芸術を発信する祭典「ジャポニスム2018」が開催されています。パリ内外の 100 近くの会場を舞台に、2018年7月から約8か月間にわたり、美術展、舞台公演、映画、その他食や工芸など日本人の日常生活に深く根ざした文化まで多岐にわたる日本の芸術と文化が古典から現代まで幅広く紹介するこの催しの、オープニング当初の模様をフォトレポート形式でお伝えします! 

芸術の都フランス・パリが日本一色に染まる! 大規模な日本文化・芸術の祭典「ジャポニスム2018:響きあう魂」がまもなく開催。

黒木杏紀2018/07/09(月) - 17:32 に投稿

ジャポニスム2018 のシンボルマーク

「ジャポニスム 2018」のシンボルマークは、日本の文化が堂々と海を渡って外へ出ていく、その旗印となるようにデザインされています。富士山、太陽、波は、古くから日本の文様などによく描かれるモチーフです。これらの要素を、シャープで現代的な造形と、海の深い青・太陽の赤・波の白の鮮やかなコントラストの色彩で表現してみました。いかがでしょうか?

 

ジャポニズム、 ジャポニスム? どっちなの?!

「ジャポニスム」とは、19世紀中ごろからヨーロッパで始まった日本趣味・日本文化の流行を指す言葉。ちなみに英語ではジャポニ「ズ」ム、フランス語ではジャポニ「ス」ムだそう。今回の日本文化を世界へ発信する取り組み「ジャポニスム2018:響きあう魂」のタイトルは「ス」の方ですね。

どうぞお間違いなく!

 

「井上有一 1916-1985 -書の開放-」展

ARTLOGUE 編集部2018/07/06(金) - 16:08 に投稿
© UNAC TOKYO, 撮影:伊藤時男

 

戦後日本の伝統美術の前衛グループの中で、最も創造的な活動を展 開した一人である書家の井上有一(1916~1985 年)。本展は、戦後 まもなく世界的に高い評価を得た数少ない書家である井上の代表作を中 心に、紙と墨による簡素な材料、技法によって生まれる豊かで多様なモノク ロームの世界を紹介し、日本の伝統文化を世界の芸術においてどのように 位置づけていくのかを巡って腐心した井上有一芸術の核心に迫ります。

 

「teamLab: Au-delà des limites(境界のない世界)」展

ARTLOGUE 編集部2018/07/03(火) - 22:09 に投稿
Exhibition View, teamLab : Au-delà des limites , 2018, Grande Halle de La Villette, Paris © teamLab

 

世界中で話題の展覧会を創り出し、国内外で大きな注目を集めているウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」が手掛ける大規模な展覧会。開幕から 6月 10 日までの約 4 週間で、46,000 人を超える入場者数を記録!

 

アート、サイエンス、テクノロジー、クリエイティビティの境界を越えて、集団的創造をコンセプトに活動し、米メディアCNNの「最も感動した視覚的瞬間」にも選ばれるなど、世界的に高い評価を得ているウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」による大規模な展覧会です。デジタルで描かれた滝が高さ11メートルの壁から床へと流れ、来場者の足元で割れながら空間に広がっていく作品から、自分で描いた動物が世界を創っていく教育的な作品まで、大空間を生かしたさまざまな作品が展開されます。