琳派

「ゆるかわ」な作風で人気を博した琳派の絵師 中村芳中の展覧会「琳派展21 没後200年 中村芳中」が、京都にある細見美術館で開催!

遠藤 友香2019/10/30(水) - 11:04 に投稿

細見美術館恒例の「琳派展」第21弾は、2019年が没後200年の節目にあたることを記念して、中村芳中(ほうちゅう)(?~1819)を特集します。これまで2003年、2014年の琳派展にて芳中展を開催してきた細見美術館。3回目となる本展では、近年そのゆるい表現が「かわいい」と評される芳中の作品をたっぷり109点ご紹介。

謎の蒔絵師 永田友治 ― 尾形光琳の後継者を名乗った男

ARTLOGUE 編集部2019/04/17(水) - 02:31 に投稿
永田友治(生没不詳)は、江戸時代の中期、正徳・享保年間(1711~1736)ころ京都で活躍した琳派の蒔絵師と伝えられていますが、その実像ははっきりとしていませんでした。それでも彼の作品は、尾形光琳風の意匠に倣い、独特の緑色系の青漆や、友治上げと呼ばれる錫粉を使った高蒔絵を用いる独創的なもので、漆工芸史上に異彩を放っています。彼はまた、光琳の使用した「方祝」の円印や、光琳の号「青々」に「子」を加えた「青々子」号を使用するなど、尾形光琳の後継を強く意識した名を作品に残しているのです。今展はこれを機会に永田友治の作品を集め、友治がめざしたもの、そして彼の作品の魅力や秘密について、化学分析による研究成果も交えて紹介し、謎の多い永田友治にせまる初めての展覧会です。

これぞ黄金の国・日本<br>金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―

ARTLOGUE 編集部2019/02/08(金) - 02:38 に投稿
本展は、「日本美術の花」といえる金屏風によって展示室を埋め尽くす、豪華絢爛な特別展です。過去には、屏風をテーマにした、あるいは金屏風と蒔絵などの工芸品を併せた展覧会は各所で開催されてきましたが、金屏風だけで構成する企画は初の試みといえるでしょう。 桃山寺代から昭和初期にいたる、狩野派・長谷川派・琳派などの作品約30点が揃います。

石本藤雄展 マリメッコの花から陶の実へ-琳派との対話-

ARTLOGUE 編集部2018/12/12(水) - 15:42 に投稿
日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念し、フィンランドのライフスタイルブランド「マリメッコ」のテキスタイルデザイナーとして活躍し、現在は老舗陶器メーカー「アラビア」で陶芸制作に取り組む石本藤雄の原点と新たな作品世界を紹介します。同展では、細見コレクションの主軸である琳派作品との競演もみどころとなっています。

〈占い〉てんびん座の時期のポジティヴ・アート:占い師 ルーシー・グリーンの星占い的アート鑑賞のススメ

ルーシーグリーン2018/10/11(木) - 19:52 に投稿

こんにちは!占い師のルーシー・グリーンです!

 

連載「占い師 ルーシー・グリーンの星占い的アート鑑賞のススメ」シリーズでは毎月、その季節に合った星座的アートをお伝えいたします。


さて、今回は「てんびん座」をピックアップしようと思います。

…ということは「てんびん座生まれの人」だけが楽しめる記事なのかな?と思われたのではないでしょうか。

ここで言うてんびん座というのは季節のことだと考えてもらえるといいと思います。

星占いではてんびん座の季節は毎年だいたい9/23~10/22の期間を指します。今ですね。

このてんびん座の季節には「てんびん座なこと」を取り入れることでどの星座の人にとっても行動力が増したりその人らしさが輝くと占うことが出来るのです。

日仏友好160周年記念「ジャポニスム2018:響き合う魂」オープニングセレモニーをリポート!

黒木杏紀2018/08/09(木) - 19:26 に投稿
今世紀最大の日本文化博ともいえる「ジャポニスム2018:響き合う魂」(以下「ジャポニスム2018」)が7月12日パリで開幕しました。日仏友好記念160周年を記念し、約8か月間にわたりパリ市内各地で日本の美術や演劇、映画、伝統芸能など様々な分野でイベントが展開される日仏合同のプロジェクトです。そのオープニングセレモニーの様子をフォトレポート形式でお伝えします。

新たな時代のジャポニスム旋風が巻き起こる、フランス・パリで日本の美を再発見~大規模な祭典「ジャポニスム2018」展覧会リポート!

黒木杏紀2018/08/10(金) - 11:56 に投稿
19世紀後半にフランスの芸術家たちによって見出された日本美術が、ヨーロッパに多大な影響を与えることになったジャポニスム旋風。それから約1世紀半、現代の日本が誇る文化芸術を発信する祭典「ジャポニスム2018」が開催されています。パリ内外の 100 近くの会場を舞台に、2018年7月から約8か月間にわたり、美術展、舞台公演、映画、その他食や工芸など日本人の日常生活に深く根ざした文化まで多岐にわたる日本の芸術と文化が古典から現代まで幅広く紹介するこの催しの、オープニング当初の模様をフォトレポート形式でお伝えします!