わたしはどこにいる? 道標(サイン)をめぐるアートとデザイン

ARTLOGUE 編集部2019/02/05(火) - 02:33 に投稿
本展では「サイン=道標」に注目し、グラフィックデザイナーによるサインデザインと、場所との関係性を追究した現代美術作品をあわせてご紹介します。本展出品作品を通して、人間がどのように場所や空間を理解し、伝えようとしてきたのか、そしてその中でめぐらされる「わたしはどこにいる?」という問いに、「アート」と「デザイン」の双方から迫ります。

サラ・ベルナールの世界展

ARTLOGUE 編集部2019/02/05(火) - 02:33 に投稿
19世紀末から20世紀にかけて活躍したフランスの大女優サラ・ベルナール(1840/44~1923)。演劇界のみならず文学や美術など芸術界全般に大きな影響を与えたサラは、まだ無名だったアルフォンス・ミュシャや若手ジュエリーデザイナーだったルネ・ラリックの才能を見出した女性でもあります。 文豪ヴィクトル・ユゴーが「黄金の声」と称賛した美声や、男役も演じる高い演技力で、母国フランスでは伝説の女優として語り継がれているサラは、自ら執筆や彫刻の制作を行うアーティストとしても活躍するなど、多彩な才能を開花させていました。演劇・芸術・ファッションで人々を魅了し、いち早く広告の重要性に目をつけたことで、写真やポスターで自らイメージ戦略を計り、ベル・エポックと呼ばれる華やかな時代を彩ったスターとして君臨しました。 本展は、サラ・ベルナールを大々的に紹介する初の巡回展です。日本とフランスから集めた作品や資料を中心に、華やかなベル・エポックからアール・デコ時代に活躍した芸術家たちの作品を交えて、時代の女神(ミューズ)として一世を風靡した大女優の足跡を辿ります。

蜷川実花展 ― 虚構と現実の間に ―

ARTLOGUE 編集部2019/02/05(火) - 02:30 に投稿
写真家の枠を超え、映画、デザイン、ファッションなど多彩な活躍をしている蜷川実花。 本展では、「虚構と現実」をテーマにアーティストの写真の本質に迫ります。色鮮やかな花々を撮影した《永遠の花》や《桜》をはじめ、芸能・スボーツなどの著名人を最影した《Portraits of the Time》、新境地となった《うつくしい日々》など、旧作から近作までを一堂に展示します。 常に時代をリードし、幅広いジャンルで表現し続ける“蜷川実花”の作品世界を、全身で体感できるまたとない機会となるでしょう。

生誕100年記念 菅井汲 ― あくなき挑戦者 ―

ARTLOGUE 編集部2019/02/02(土) - 02:35 に投稿
菅井汲(すがい くみ 1919-1996)は、1940年代から1990年代にかけく主にパリを拠点として版画制作を中心に活躍した画家で、第2次大戦後、国際的に最も高く評価された日本人画家のI人です。 本展覧会では、渡仏後から晩年までの約40年間に制作された版画作品を展示し、作風の変遷を辿ります。その作風は、渡仏当初の力強く大胆な抽象モチーフから、明快な色彩と形態からなるもの、円と直線から構成される幾何学的モチーフ、そして晩年の「S」字シリーズへと、幾度かの大胆な変化を遂げます。「1億人の日本人からはみ出した存在でありたい」という強い意志のもと、その生涯を通じて、常に独創性を求め、新たな絵画に挑み続けた菅井汲の世界をご覧ください。