特別展 いろいろとりどり ~ 国宝に見る「色」 ~
国宝「称名寺聖教」および「金沢文庫文書」には、「赤」や「青」といった「色」そのものの名前の他、法要で用いる器物の「色」、ほとけを絵画化する際の「色」指定など、「色」にまつわる記述が数多く見られます。また墨で書かれた文字を「黒龍」と表現するような、「色」にたとえた文学的表現も目にすることができます。
本展では、国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」を中心として「色」にまつわる資料を集め、称名寺周辺で見られた「色」について考えます。またあわせて、絵の具や表現、模写などについての資料も展示し、「色」を視覚的にも紹介いたします。