【PICK OUT ARTS!! 今日は16本】アートのしきいを高くする?難解でクールな批評はNo!絵文字つきの熱量ある批評他/2018.07.12

ARTLOGUE 編集部2018/07/12(木) - 20:32 に投稿

批評やそこに用いられる美術用語、専門知識。正直「ん…なんだっけ」ともごもごしてしまうこと、よくあります。めちゃくちゃ主観的かつ、「ばーっときてかーんときてこうや!」という、理論ぶっ飛ばし、感情マックスな意見が正直なところであっても、その場の空気が冷たくなりそうで黙ってしまうこともあります。ただ、アート自体何物かわからない熱量の固まりのようなところもあるので、みる側も、好きすぎてボルテージ上げたり、嫌いと感じたり、はたまた全く何も感じなくてもいいと思います。

アートはセオリーや社会のルールに「No」ということが多いのに、それを「みる」となると、作法であったり、こうでなければという気持ちに縛られてしまう人も多いのではないでしょうか。

「PICK OUT ARTS!!」今日は16本です。

 

【国際】

人類のソウルフード:絵画で辿るパンの歴史
ARTLOGUE

ダンサーと振付家の労働問題について

白井愛咲2018/07/11(水) - 20:28 に投稿

前提


私は現在30歳。ダンスでの収入は月0〜2万円程度(0の月の方が圧倒的に多いので、実質ほぼ無職)。
昨年まではWebデザイナーとして週3日×6時間のアルバイトをしていたが、うつ病を再発し勤続不可能になった。
今は貯金を切り崩したり運用したりしながら、パートナーの収入に頼って生活をしている。

ここでは「日本のコンテンポラリーダンス界」に限定して話を展開する。

私から見えている景色はひとまずこのようなものである、という確認である。例外や反論があれば(それは私の希望にもなるので)、ぜひ知らせてほしい。

この記事の中で、画期的な解決策の提案などはなされない。
ダンサー仲間からすれば、「あるある」の範疇にとどまる話だと思う。

けれど、これを文章化することに今は意味があると考えている。

状況を改善していくための、小さな手がかりになりますように。

 

 

◯ダンサーの労働問題


多くのダンサーは、ダンス以外の仕事(アルバイト)を主な収入源にしている。

【PICK OUT ARTS!! 今日は23本】アート鑑賞もフリースタイル!ゴッホ美術館のオンラインコレクション、他/2018.07.11

ARTLOGUE 編集部2018/07/11(水) - 20:28 に投稿
商用利用目的になるのでアムステルダム国立美術館のオンラインコレクションから。1887年のゴッホの自画像です。


ゴッホの絵を実物でみると絵の具の塗り重ね方が執拗だし、描いた本人の筆さばきが伝わってくるような質感が指紋みたいに生々しいので(狂った感があるので)、おすすめは間近で実物をみることですが、最早家にいても作品を楽しめる時代。オランダのゴッホ美術館のサイトではオンラインでゴッホの作品を公開しています。非商用利用目的であればダウンロードも可。

Wikimedia Commonsの「Van Gogh works by date」では年代毎にゴッホ作品が並べられており、ゴッホが「ゴッホ」になっていく過程を辿ることが出来ます。

博物館・美術館 68施設! 無料開放! 兵庫県政150周年記念事業 7月12日(木)~7月16日

ARTLOGUE 編集部2018/07/11(水) - 19:01 に投稿
7月12日(木)~7月16日(月・祝)の期間、兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、香雪美術館、姫路市立美術館など、兵庫県内の68の博物館・美術館が無料開放されます。 施設により、無料観覧できる内容・期間などは異なるので、お出かけ前には必ず、チラシやサイトを確認ください。

7月分のチケットはやくも完売!行くなら急げ!! 8・9月分チケット販売開始 チームラボ ボーダレス:危うく腰を抜かす!?驚愕のデジタルスペース

青い日記帳 2018/07/11(水) - 09:59 に投稿

森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」に行って来ました。

東京、お台場の大きな観覧車があるお台場パレットタウンに「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」がオープン(2018年6月21日)。

元はゲームセンターやボウリング場などがあった「トウキョウレジャーランド」の跡地にチームラボ ボーダレスはあります。

トウキョウレジャーランドへ行かれたことのある方なら、あの広大な床面積がある場所にチームラボ?!と驚かれるかもしれません。

でも、行ってみるとそれ以上、何十倍もの驚愕のデジタルスペースを目撃し危うく腰を抜かしそうになるはずです。かく言う自分がそうでした。

「書」は楽しい、面白い! 紙と墨の芸術作品を生み出した、井上有一の書の世界がフランスで開催。世界中にお伝えしたい日本文化が満載!!

黒木杏紀2018/07/10(火) - 23:30 に投稿
© UNAC TOKYO, 撮影:伊藤時男

 

これはいったい何でしょうか(下)。

そう、「愛」です。

サイズは横幅で約2m弱。なんと大きな愛! 

こんな愛を持った人がいたらどうだろう? と擬人化して考えてみたり。

【PICK OUT ARTS!! 今日は15本】いまさらほしい!PANTONE社が2012年に発行したエリザベス女王の衣装の色見本、他/2018.07.10

ARTLOGUE 編集部2018/07/10(火) - 19:48 に投稿
フィリップ・ド・ラースローが描いた、エリザベス女王7歳の肖像画『ヨーク公エリザベス王女』。美少女です。
Philip de László [Public domain or Public domain], via Wikimedia Commons

ピンクやブルー、グリーンにイエロー。カップケーキのアイシングみたいにカラフルなファッションでわくわくさせてくれるエリザベス女王。
あまりにもカラフルすぎて、女王の即位60周年記念にPANTONE社がエリザベス女王の衣装の色見本帳を製作したのをご記憶の方も多いのではないでしょうか。

2012年に限定60部だけ発行されたということもあり、当然手元にないのですが(ほしい!)、togetterでまとめをみて「ほしい!」が再燃してしまいました。

うごくとまる

ARTLOGUE 編集部2018/07/10(火) - 13:15 に投稿

20世紀なかば、廃材や身近なものを組み合わせ、そこに機械的な動きを取り入れたジャン・ティンゲリーは、やがて芸術潮流「キネティックアート(動く芸術)」の巨匠と目されました。キネティックアートは、その動力源としては自然の力(風や水流など)や電力、または人力を求めます。本展では「うごくこと/とまること」に着目し、ティンゲリー以降のアーティストたちによるさまざまな表現を、原美術館のコレクションから紹介します。合わせて、昨年パリの個展で発表した泉太郎の新作を展示します。

 

萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく

ARTLOGUE 編集部2018/07/09(月) - 21:43 に投稿

1969年に『ルルとミミ』でデビュー以降、『ポーの一族』や『トーマの心臓』など不朽の名作を生み、幅広いジャンルを手掛けてきた萩尾望都。大島弓子など同時期に人気を集めた漫画家らとともに「花の24年組」と呼ばれ、1970年代の少女漫画黄金期を築きました。

そうした中で1975年に発表された『11人いる!』は、従来の少女漫画では例をみない本格的SF作品として、その華麗なる登場が当時の漫画界に衝撃を与えます。以後、『百億の昼と千億の夜』(原作:光瀬龍)、『スター・レッド』、『マージナル』、『バルバラ異界』などの名作を世に送り出し、今も多くのファンを魅了してやみません。

本展覧会では、日本の少女漫画史におけるSFの黎明期を担った萩尾望都のカラーイラストレーション、コミック生原稿など、2016年4月に武蔵野市吉祥寺美術館で開催された「萩尾望都SF原画展」での原画をベースに、120点以上を追加した約400点のSF原画が大集合。惑星に魅入られた奇跡の漫画家・萩尾望都が描きだした星々が煌く、夢の展示空間が実現します!