日本人の美意識を再認識させてくれる「matohu 日本の眼」展

遠藤 友香2020/01/15(水) - 00:13 に投稿

日本人が歴史の中で洗練させてきた「美意識」。それは日常を切り取り、新鮮な目線で見つめることで、生活に発見と喜びを生み出すことでした。しかし急激な近代化とグローバル化の中で、長く育まれてきた感性は忘れ去られようとしています。そんな時代にこそ深い価値を持つのは、時代を経てもなお新鮮さを失わない「眼」、すなわちオリジナルな美意識ではないでしょうか。

東京発の服飾ブランド「matohu(まとふ)」では、「日本の眼」というタイトルのもと、服飾デザインを通して8年間で17章のコレクションを発表してきました。その最新のデザインと古来の美意識との融合は、ファッション界にとどまらず国内外で多くの評価を得てきました。

そんなmatohuが展開する「matohu 日本の眼」展は、「かさね」「無地の美」「映り」「やつし」など16テーマにわけた日本の美意識をインスタレーション形式で表現し、matohuの最も代表的なアイテム「長着」を通して展示。空間構成は、ランドスケープデザイナーの団塚栄喜氏と語らいながら、「日本庭園」のイメージで作り上げています。
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例えば、青竹をスパッと割って表裏のストライプにし、ストライプの長着を展示したインスタレーションは、「いき」を表現しています。

第2回大阪芸術文化交流シンポジウム「大阪から『美術/アート』を拓く」が開催!

ARTLOGUE 編集部2020/01/14(火) - 16:45 に投稿

芸術に関わる人々の声を聞き、交流し、新たに出会い、表現がひらかれることを目的に大阪アーツカウンシルが主催する「大阪芸術文化交流シンポジウム」。

その第二回目「大阪から『美術/アート』を拓く」が、2020年1月25日(土)、大阪の「I-siteなんば」で開催されます。

「美術/アート」に焦点をあてた今回は、大阪府市の文化政策、2021年に開館予定の大阪中之島美術館の所蔵作品や大阪府20世紀コレクションといった大阪の美術コレクションの現状、大阪にゆかりを持ち国際的に活動を展開する登壇者等の取り組みを紹介しつつ、それらを起点に未来に向かってディスカッションを行います。

より多くの人が「美術/アート」について考え、関心を持つ機会となるよう大阪から「美術/アート」を拓くこの試みに、是非ご参加ください。

【2020年1月19日(日)締切】求む野生児!「SHIBUYA QWS×Driftersシリーズ講座『リ/クリエーション』」受講生募集

ARTLOGUE 編集部2020/01/14(火) - 15:28 に投稿

2019年11月に渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。その15階に位置する産業交流スペース「SHBUYA QWS」で、「SHIBUYA QWS×Driftersシリーズ講座『リ/クリエーション』が開講されます。

計3つのスクールコースと、公開講座で構成されたこちらのスクールでは、学生や新社会人など、何かカタチにしたいけど、どこから始めたらいいかわからない、そんな思いを抱えた受講生を対象に、第一線で活躍するナビゲーター、コースディレクター、コミュニティリーダーによるサポートのもと、やる気をプロジェクトとしてカタチにしていきます。

ナビゲーターを務めるのは、19歳から「水曜日のカンパネラ」を始めとする芸能人や企業広告のスタイリング、ブランドのアートディレクションを手掛ける清水文太氏、食×テクノロジーでグッドデザイン金賞受賞の龍粒ラットフォーム「SEND」開発者の菊池紳氏、ソーシャル・エンゲージド・アートの第一人者にして「ママリアン・ダイビング・リフレックス」の設立者であるダレン・オドネル氏等など、多彩な分野で活躍するまさにフロントランナーばかり。

―惚れたひとがいて、あなたを写真で追いたいと会いに行った―<br>写真家高橋マナミ氏の個展「Long Yesterday」開催中!

ARTLOGUE 編集部2020/01/11(土) - 15:26 に投稿

ホンマタカシ氏に師事した後、2011年よりフリーランスとして、雑誌、広告、書籍等を中心に活動を広げている写真家高橋マナミ氏の個展「Long Yesterday」が吉祥寺の「OLD / NEW SELECT BOOKSHOP 百年」で開催中です。

バスケットボール日本代表の吉田亜沙美選手。彼女に惹かれ、一年間追いかけ続けたことで生まれた作品は、私的でありながらも静けさをたたえ、さながらラブレターのような一つのストーリーを奏でます。

惚れたひとがいて、あなたを写真で追いたいと会いに行った。
もう四年前。
長い長いきのうの夢のよう。
彼女はバスケットボールをしている。

【募集終了】賞金100万円! 現代アートの展示プラン公募開始!「sanwacompany Art Award / Art in The House 2020」

ARTLOGUE 編集部2020/01/10(金) - 23:59 に投稿

現代アートの分野で活躍する新進気鋭のアーティストをサポートすると共に、より良い LIFE スタイル「Art in The House」を提案する作品展示プランを公募します。

作品は外苑前駅すぐの、サンワカンパニー東京ショールーム内、23.6㎡の空間に展示し、さらに今年は大阪ショールームへ巡回します。

平面や彫刻、インスタレーションなど作品形態は問いません。より良い LIFE スタイルを想起出来るような作品展示プランをお待ちしております。

選考はアート、ビジネスなど、様々な分野で活躍する方々を審査員に招いて行います。グランプリ受賞者には賞金の授与やサンワカンパニー東京ショールーム、大阪ショールームでの作品展示の他、アートメディア「ARTLOGUE」での紹介記事掲載の副賞も与えられます。

 

2019年からパワーアップ!

◯ グランプリ受賞者のみならず、ファイナリストの作品も展示します!
前回、とてもクオリティの高い多数の応募をいただきました。審査委員からもグランプリ以外も作品の実物を見たいと意見があったので、希望するファイナリストの既存作品もショールーム内に展示します。(展示場所や作品は要相談)

ダ・ヴィンチの夢を実現!?世界初、現代の技術が叶える未完のダ・ヴィンチ作品

ARTLOGUE 編集部2020/01/08(水) - 10:00 に投稿

今や世界で知らない人は誰もいないのでは?という程あまりにも有名な絵画作品《最後の晩餐》や《モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)》を手掛けたレオナルド・ダ・ヴィンチは、1519年に67歳で没するまで、科学や工学、建築等様々な分野でも精力的に才能を発揮し続けた知の巨人です。

中でも画業で突出した業績を残したダ・ヴィンチ。彼の現存する絵画が実は16点程しかないのをご存知でしょうか。しかもその多くは未完、あるいは欠損があり、完成品はたったの4点しかありません。

そんなダ・ヴィンチの没後500年となるメモリアルイヤーに、彼のすべての絵画作品が完全な状態で展示される、世界初の展覧会「ダ・ヴィンチ没後500年 『夢の実現』展」が開催中です。

未完の作品、いわば叶えられなかったダ・ヴィンチの夢の実現に取り組んだのは、東京造形大学。ダ・ヴィンチ研究の第一人者である同大学の池上英洋教授が監修を務める「Zokei Da Vinci Project」を立ち上げ、ダ・ヴィンチの絵画、彫刻、建築、工学系発明品等の未完作品約30点を、最新技術や研究を駆使して現代に復元させました。

超リアリズム。SNS上に街角のリアルを描き出す雪下まゆの個展「CHANGE ME」開催!

芝田 江梨2020/01/07(火) - 18:30 に投稿

朝日新聞夕刊に掲載の、朝井リョウさんの連載小説《スター》の挿絵やクリープハイプのトレーラー映像、東京モード学園2019年版2019年度テレビCMのイラストで知られる画家・イラストレーターの雪下まゆさん。SNS上に街角のリアルを描写して5年。満を持しての個展が原宿のJOINT GALLERYで開催されます。

一見日常の瞬間を切り取ったスナップショットのよう。写実的なのにラフな筆致で描き出された少年、少女、若者たちはポップなのにどこか気だるげ。思わず目を奪われる作品は必見です。
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■個展開催に向けて

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