この秋、美術館が動物園に!? 動物を愛した彫刻家フランソワ・ポンポンの日本初の回顧展が開催中
コロナ禍で外出することがなかなか難しい状況が続いていますが、ここ最近は感染者数がかなり減少傾向となっています。そのため、そろそろどこかへお出掛けしたいといった熱がムクムクと立ち込めている方も多いのではないでしょうか? 筆者自身、ワクチン接種の2回目が終わるまでは、取材に出掛けることを控えていましたが、ようやく取材に行くことが叶いました。今回訪れたのは、19世紀末から20世紀初頭にフランスで活躍した彫刻家フランソワ・ポンポンの日本初となる回顧展です。京都市京セラ美術館(京都)での夏開催の後、名古屋市美術館(愛知)にやってきました!
- この秋、美術館が動物園に!? 動物を愛した彫刻家フランソワ・ポンポンの日本初の回顧展が開催中 の続きを見る
- コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください
衆議院選挙2021:各政党の文化芸術マニフェスト公開「ManiA(マニア・Manifest for Arts)」
2021年10月31日に投開票が行われる「第49回衆議院議員総選挙」に於いて、有権者の投票の判断材料にしていただくために、各政党の文化芸術マニフェストを問うアンケート「ManiA(マニア・Manifest for Arts)」を実施しました。
「ManiA」は、2019年の大阪府知事、市長 W選挙、堺市長選の際に、同様のアンケートを実施し、大変大きな反響をいただいたことから、同年行われた第25回参議院議員通常選挙にて対象を全ての候補者へ拡大し実施し、多くのメディアに取り上げられた他、第14回マニフェスト大賞特別賞も受賞しました。
今回の、第49回 衆議院議員総選挙では、早稲田大学マニフェスト研究所の「政党マニフェスト比較表(各政党はどんな政策?)」とも連携し、インターネット上で広く配信することで有権者の判断材料していただきたいと思います。
主催:株式会社アートローグ
共催:早稲田大学マニフェスト研究所
協力:政治山
Q1 貴党の文化芸術に関するこれまでの活動実績をお聞かせください。(500文字以内)
- 衆議院選挙2021:各政党の文化芸術マニフェスト公開「ManiA(マニア・Manifest for Arts)」 の続きを見る
- コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください
新しい公共性や未来の都市のあり方について考える機会を提示してくれる「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則」
米「TIME」誌にて、「2019年世界で訪れるべき最も素晴らしい場所100選」に選ばれた《V&A ダンディー》や《国立競技場》の設計に参画するなど、現代日本を代表する建築家のひとりである隈研吾氏。1964年の東京オリンピック時に見た丹下健三氏の国立屋内総合競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を志しました。その後、東京大学建築学科大学院を修了し、コロンビア大学客員研究員を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールの優しく、やわらかなデザインを提案。また、コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求しています。これまで20か国を超す国々で建築を設計し、日本建築学会賞、毎日芸術賞、芸術選奨文部科学大臣賞、国際木の建築賞(フィンランド)、国際石の建築賞(イタリア)等、多数受賞しています。
- 新しい公共性や未来の都市のあり方について考える機会を提示してくれる「隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則」 の続きを見る
- コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください
“真っ白な闇” に佇む「ひと」と対話してみた。<br>内藤礼 《Praying for Tokyo 東京に祈る─「わたしは生きた」》「東京ビエンナーレ2020/2021」
“真っ白な闇” に佇むその「ひと」は、時空を超えて語りかける魂そのもののようだった。
「東京ビエンナーレ2020/2021」で展示中の内藤礼《Praying for Tokyo 東京に祈る─「わたしは生きた」》に行ってきた。
夕方の3時間のみの公開、各回20分1名のみの完全予約制ということもあって、あっという間に完売状態。主催関係者ですら見られないというレアぶりだったが、こまめにキャンセルがないかチェックした甲斐があり、見る、いや体験することができた。
ロボット工学と日本の庭園文化が融合<br>『ザ・コンスタント・ガーデナーズ』ジェイソン・ブルージュ・スタジオ
上野恩賜公園に不思議な光景が展開している。公園の真ん中にロボットアームが林立しているのだ。
東京国立博物館を背に、竹の台広場に4機の産業用ロボットアームが設置され、アームの先端に取り付けられたブレードのようなものが砂利になにかを描いている。
「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」のひとつとして開催されている『ザ・コンスタント・ガーデナーズ(THE CONSTANT GARDENERS)』だ。この大規模屋外ロボティック・アートインスタ レーションは、英国のアーティスト、ジェイソン・ブルージュ氏率いるジェイソン・ブルージュ・スタジオが企画、制作している。
- ロボット工学と日本の庭園文化が融合『ザ・コンスタント・ガーデナーズ』ジェイソン・ブルージュ・スタジオ の続きを見る
- コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください
女性たちを愛した、20世紀を代表する万能の芸術家マン・レイ。マン・レイの女性観を体感できる「マン・レイと女性たち」展が、「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催中!
アメリカとフランスで活躍し、今もなお世界的な人気を誇る芸術家、マン・レイ。マルチな才能を発揮し、自らを「万能の人」レオナルド・ダ・ヴィンチに例えた彼は、その独創的な撮影スタイルや技法で、大胆さと優美さを持つモデルたちの魅力を引き出し、多くの傑作を生み出しました。
マン・レイは、ニューヨークでは既存の価値の破壊を目指すダダイストを名のり、芸術活動を開始。1921年に文化・芸術の中心地であったパリへ渡り、そこで多くの女性たちと出会います。彼は親しい女性たちをモデルにし、写真では、ときに優しく甘美で、ときに強く自立的で、ときには神々しいまでに美しい女性像を生み出しました。女性という存在が作品制作における重要なテーマとなり、彼と人生の一時期を共にした女性たちは、新しい時代に生きる自由な女性像、あるいは時代の“ミューズ”として、写真をはじめ、マン・レイのさまざまな作品に登場します。
9月6日(月)まで「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催中の「マン・レイと女性たち」展では、様々な愛と別れ、知的な発見や考察、冒険や遊びを体験していく時間軸を経糸にし、その時々のミューズとなった女性たちを緯糸にして、親密で詩的で機知に富んだ創作の世界を繰り広げたこの芸術家を、合計250点を上回る選りすぐりの作品で振り返ります。