虫博士・養老孟司が問いかける特別展「虫めづる日本の美-養老孟司×細見コレクション-」が、細見美術館にて開催中!

遠藤 友香2021/11/22(月) - 14:34 に投稿

※好評につき会期が以下のように延長されました。
《変更前》2021年10月29日(金)~2022年1月23日(日)

《変更後》2021年10月29日(金)~2022年1月30日(日)



昔から、日本人の暮らしと深い関係にあった「虫」。日本に現存する最古の和歌集『万葉集』には、すでに「影草の生いたる野外(やど)の夕影になく蟋蟀(こおろぎ)は聞けど飽かぬも」といった虫に関する歌が残されています。また、平安時代には、貴族の優雅な遊びとして、かごに入った虫の鳴き声を楽しむことが流行ったとされています。このように、古代から我が国の人々は、豊かな風土に育まれた様々な虫たちに親しみ、その姿を愛でてきました。

解剖学者・養老孟司氏は、無類の昆虫愛好家、昆虫学者としても知られ、世界各地を訪れて、不思議と驚異にみちた虫たちの生態を探求しています。

建築を通して京都を知る大規模建築展「モダン建築の京都」が、京都市京セラ美術館にて開催中!

遠藤 友香2021/11/21(日) - 17:13 に投稿

1933年に「大礼記念京都美術館」として開館した「京都市京セラ美術館」。第二次世界大戦後には、「京都市美術館」として活動してきました。開館以来、85年余りの長きにわたって親しまれてきた本館は、今や現存する日本で最も古い公立美術館建築として知られています。2020年春、建築家・青木淳氏と西澤徹夫氏の設計でリニューアルオープンし、この度京都市京セラ美術館の開館1周年を記念して、「モダン建築の京都」展が2021年12月26日まで開催中です。

京都市京セラ美術館

能とアートに触れる秋! 「夜能『清経』×BEYOND PHOTO BY HIROSHI SEO」が開催

遠藤 友香2021/11/14(日) - 15:18 に投稿

皆さんは、「能」と聞いてどんな印象を抱くでしょうか? 「難しそう」「敷居が高い」などのイメージがあり、実際に能を鑑賞したことがある方は、もしかしたらそれほど多くないかもしれません。そんな能を少しでも多くの方々に体験してもらうべく、室町時代より続く能楽の名⾨・宝⽣流と、写真家・瀬尾浩司氏とのコラボレーション企画「夜能『清経』×BEYOND PHOTO BY HIROSHI SEO」が、2021年11月26日(金)に宝⽣能楽堂にて開催されます。

宝生能楽堂

本公演と写真展は、11月26日(金)の回の前に、9月24日(金)と10月29日(金)の2日間にも行われ、10月29日(金)の回を取材させていただきました。平家物語「清経」の悲恋の修羅の物語と、瀬尾氏の写真作品「BEYOND」が、物語の鍵となる「⽔」をテーマに繋がる特別共同企画展です。

再起動するための4つのまなざしと作品を通じた提言──『グレートリセット・スモールリブート展』~クリエイティブクラスターによる10年ぶりの先端美術企画展 開催中

岡田 智博2021/11/11(木) - 14:19 に投稿

 変化や災難がのっぴきならないかたちで全人類を呑み込む今、多くの人はそのことを「グレートリセット」という言葉で例える。その状況をある人は畏れ、ある人はチャンスとして踊り続け、また、たくさんの人々は呑み込まれないように日々を生きている。
変化や災難、COVIDパンデミック、シンギュラリティとAIの社会実装、一帯一路に代表される新たな経済圏の勃興と経済情勢の劇的変化と「分断」、地球環境とエネルギー、 民間の力での宇宙開発、AIの社会実装、そして人新生、わたしたちはこれまでとは違った世の中へといやが上にでも放り込む「グレートリセット」。それは「陰謀論」的な言説だけではなく、まさにそんな災禍に吞み込まれて中止となった2021年の世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」のテーマとして掲げられ、グローバルイシューにまで高まった強烈なキーワードとなっている。

はたして、わたしたちはこの「リセット」を前になすがままでいるのだろうか?

和歌山県紀南地域で新たな芸術祭「紀南アートウィーク2021」が開催!!「ドクメンタ15」のアーティスティック・ディレクター「ルアンルパ」のアデ・ダルマワン等国内外のアーティストが参加

ARTLOGUE 編集部2021/11/07(日) - 21:00 に投稿

2021年11月18日(木)~11月28日(日)の11日間、和歌山県紀南地域を舞台とするアートイベント「紀南アートウィーク2021 -籠もる牟婁 ひらく紀南-」が開催されます。

紀南地域イメージ図

紀南地域イメージ図

世界遺産の「熊野古道」で知られる紀南地域には豊かな自然と古からの信仰、歴史が息づいています。その独自の文化的土壌は、これまで南方熊楠や長沢芦雪といった奇想天外な人物を輩出してきました。

このプロジェクトの発起人であり総合プロデューサーは紀南出身の藪本雄登氏。