モダンで愛らしい美の世界。京都・細見美術館で開催中の「琳派展22 つながる琳派スピリット 神坂雪佳」展
江戸時代に花開いた日本美術の精華・琳派。琳派の歴史を紐解いてみると、始まりは江戸時代初期まで遡ります。茶の湯などの簡素な美がもてはやされた一方、王朝文化の復興を意識した雅で華やかな芸術が、後に琳派と呼ばれる人たちによって創造されました。琳派の作品は、背景に金箔を使用したり、大胆でインパクトのある構図が特徴となっています。本阿弥光悦と俵屋宗達が始めた琳派の美意識を普及させたのが、江戸時代中期の尾形光琳です。「琳派」は彼の名前の「琳」の字からとったものです。
そして、明治時代に琳派創始の地・京都に登場したのが、今回の主役である神坂雪佳(1866-1942)です。
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