自然と人間の関係性について提示する平子雄一の個展「FOOTPRINTS」

遠藤 友香2022/06/24(金) - 17:16 に投稿

アーティスト 平子雄一氏(1982年生まれ)をご存じでしょうか? 平子氏は、2006年にロンドン芸術大学(University of the Arts London)の中のカレッジの一つであるウィンブルドン・カレッジ・オブ・アート(Wimbledon College of Art)のファインアート ペインティング(Fine Art, Painting)学科を卒業し、植物や自然と人間の共存について、またその関係性の中に浮上する曖昧さや疑問をテーマに制作を行っていることで知られています。観葉植物や街路樹、公園に植えられた植物など、人によってコントロールされた植物を「自然」と定義することへの違和感をきっかけに、現代社会における自然と人間との境界線を作品制作を通して追求しています。

平子氏の表現手法は広範囲にわたり、ペインティングを中心に、ドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、多様なアート活動を展開しています。デンマーク、オランダ、シンガポール、台湾、韓国など、国外でも精力的に作品を発表。SBIアートオークションに出品した作品《Lost in Thought 5》が27,600,000円で落札されるなど、その人気は日本だけにとどまらず、海外コレクターからも注目を集めています。

参院選2022:各政党に「ManiA」文化芸術に関するアンケート実施!

菊池弘美2022/06/23(木) - 16:27 に投稿

2022年7月10日に投開票が行われる「第26回参議院議員通常選挙」に於いて、有権者の投票の判断材料にしていただくために、各政党の文化芸術マニフェストを問うアンケート「ManiA(マニア・Manifest for Arts)」を実施します。

アンケートの回答掲載は7月1日を予定。

アンケート回答を依頼した政党は以下の通りです。

自由民主党、立憲民主党、公明党、日本維新の会、国民民主党、日本共産党、れいわ新選組、社会民主党、NHK党

 

質問内容

Q1 文化予算について。

1980年代関西の熱きアート・シーンを一堂に<br>特別展「兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代」が開催!

菊池弘美2022/06/17(金) - 21:55 に投稿

兵庫県立美術館の開館20周年を記念し、特別展「兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代」が、兵庫県立美術館で開催中です。会期は6月18日(土)から8月21日(日)まで。

兵庫県立美術館の前身である兵庫県立近代美術館では、かつて「アート・ナウ」というシリーズ展が開催されていました。その年、目覚ましい活躍をみせた作家を紹介し、関西アート・シーンのいまを伝えようとする名物展覧会で、特に80年代にはまだ20代の作家が続々と参加し、競うように大作を発表する場となります。折しも関西では活きのいい若手が「関西ニューウェーブ」として注目を集めており、前例にとらわれない個性的な表現ゆえに、現代美術は「西高東低」とも言われました。

本展は、「プロローグ 林檎と薔薇」、「Ⅰ フレームを超えて」、「Ⅱ インスタレーション―ニューウェーブの冒険」、「Ⅲ 『私』のリアリティ―イメージ、身体、物語」、「Ⅳ 『私』の延長に」の5部構成です。

【大阪中之島美術館 関西・大阪21世紀協会共同企画】関西ゆかりの若手作家を中心に紹介するシリーズ「Osaka Directory」開催決定!

菊池弘美2022/06/15(水) - 10:28 に投稿

今年度から、関西ゆかりの若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会シリーズ「Osaka Directory」(おおさか・ディレクトリ)が、関西・大阪21世紀協会と共催で、大阪中之島美術館で開催されます。

展覧会開催にあたって、6月15日(水)に大阪中之島美術館で実施された記者発表会では、初年度(2022年度)を飾る3名の作家が発表されました。

第1期は赤鹿 麻耶(1985年、大阪府生まれ)、第2期は貴志 真生也(1986年、大阪府生まれ)、第3期は遠藤 薫(1989年、大阪府生まれ)、大阪出身の新進気鋭のアーティスト達です。

会場はいずれも大阪中之島美術館2階「多目的スペース」です。

 

大阪府山口副知事が万博を機にアートを活用した成長戦略の推進を明言<br>大阪府議会の一般質問にて

菊池弘美2022/06/01(水) - 21:39 に投稿

 本年2022年6月2日(木)に開催された大阪府議会で、公明党の八重樫善幸議員が大阪府政策企画部川端隆史部長と大阪府山口信彦副知事に対して、大阪におけるアートを活用した成長戦略について質問を行いました。

 これに対して川端部長は、「行政として、アートを大阪の成長にどのように活用していくことができるか、関係部局とも連携し、検討していきたい」と回答しました。

 さらに八重樫議員は、「アートは、欧米を中心とする富裕層から、投資対象としても極めて高い関心がもたれていると聞く。ここ大阪に、世界的なアート市場をつくることができれば、世界からの注目を集めるハイエンド都市として、新たな価値を獲得、大阪への投資の呼び水ともなるのではないか。万博を機に、世界中から人やモノ、投資を呼び込み、『国際金融都市』をめざす大阪にとって、アートはまさに、成長戦略として取り組むべきものと考えるが、改めて、今年1月にグランフロント等で開幕した『Study:大阪関西国際芸術祭』をご覧になったという山口副知事の見解を問う」と述べました。

『新美の巨人たち』が「アートな旅」を提案! アートな箱根日帰りツアーを体験して

遠藤 友香2022/05/31(火) - 13:41 に投稿

テレビ東京系列の20年以上続く長寿番組『新美の巨人たち』。豊かな美術鑑賞の旅へと視聴者を誘ってくれるとあって、ファンの多い番組ですよね。そんな『新美の巨人たち』が、この度、番組の世界観を体験できる新たな楽しみ方「アート×旅」を提案しています。

これまで番組で取り上げてきた美術館などのアートスポットを、開館前や閉館後に、特別解説付きで「貸切見学」し、ゆったりとアートと対峙できる時間を演出。また、ツアーの移動中にも、車内で、耳で楽しむアート「聴く美の巨人」を楽しめるので、どっぷりとアートの世界に浸ることができます。

第一弾は「テレ東トラベル 旅する美の巨人たち」として、6月から7月に“アートな箱根” 日帰りツアーを実施。テレ東トラベルとは、テレビ東京グループでコマース事業全般を手掛ける株式会社テレビ東京ダイレクトと、クラブツーリズム株式会社が、共に新しい旅行サ-ビスを開発する共同プロジェクト。初夏の箱根とアートを心ゆくまで堪能できるので、気になる方は早めにチェックするのがおすすめです。

それでは、早速ツアー行程に関してみていきましょう。