1月の県博デー

ARTLOGUE 編集部2019/01/12(土) - 02:30 に投稿
もっとみなさんに博物館を楽しんでいただくため、もっと博物館を知っていただくため、毎月第3日曜日に「県立博物館の日イベント」を開催します。(愛称『県博デー』)ご家族と、友達と、博物館でいろいろ学びながら楽しく過ごしてみませんか。 開催イベント ※時刻や内容が急きょ変更になる場合もございますのでご了承ください。 ・博物館コンサート 10:30~12:00 エントランス  能満寺ハンドベルエコーベルフラワーズの皆さんです! ・クイズにチャレンジ! 10:10~12:00(受付は11:30まで) 2階展示室1入口受付【対象】幼児(保護者同伴)・小・中学生  参加者には博物館オリジナル缶バッジをプレゼント! ・キッズツアー 13:30~14:00 展示室  【対象】小学生  今月は「下野かるたで遊ぼう」です! ・学芸員とっておき講座 13:30~15:00 研修室  今月は「初物づくし-新収蔵品初公開-」です! ・電子顕微鏡「ミクロの世界探検」 14:00~15:30 エントランス  電子顕微鏡を使って観察したミクロの世界を紹介します。 ・百人一首読み札ぬりえ なくなり次第終了 2階ロビー ・野鳥観察会 9:00~10:30 集合:中央公園緑の相談所  中央公園連携事業です。今日はどんな鳥に出会えるかな?

民具 MINGU展

ARTLOGUE 編集部2019/01/11(金) - 02:32 に投稿
渋沢敬三によって昭和の初期につくられたことば、「民具」。 それは、長い時を経て庶民の日常を支えた生活道具を指します。 必要に駆られ、知恵と工夫がそのままかたちになった道具。手から手へ引き継がれた無駄のないかたちは、自然と共存する日本のくらしの原風景を感じさせます。 その後、産業の構造が大きく変化し、次々と新しい素材が開発され、生産技術、流通が進化する中で道具も多種多様になりました。 その一方で、使い手としての生活者の立場に立ち、商品のあるべき原点を今一度見直そうと生まれた無印良品。 その佇まいは、現代の民具になり得ているでしょうか? 民具と無印良品双方の展示を通して、その問いの意味をみなさんとともに考えていく企画です。

春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで

ARTLOGUE 編集部2019/01/10(木) - 02:32 に投稿
私たちの感性には複雑、かつへんてこな一面があります。決して「きれい」とは言えないものになぜか魅力を感じたり、完璧ではない、不恰好なものや不完全なものに強く心惹かれたりしたことが、誰にでもあるはずです。 本展は、そんな「へそまがりな感性」に注目しながら、日本の美術史を改めて眺める試みです。 寒山拾得のように不可解さで引きつける禅画から、あえて朴訥に描くことを率直な心の表現とする南画、あるいは立派なものを否定し、飛び越える痛快さを教えてくれる江戸時代の禅僧・仙厓の絵、そして過激なまでの破壊力を持った現代のヘタウマ漫画まで……。 日本美術史上に点在する「へそまがりな感性」の所産を通じて、ありきたりの美術史観とは異なる、日本美術の新たな味わい方・楽しみ方が見えてくるはずです。 【前期】3月16日(土)~4月14日(日) 【後期】4月16日(火)~5月12日(日) ※全作品ではありませんが、大幅な展示替えを行います。

オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵<br>メアリー・エインズワース浮世絵コレクション ―初期浮世絵から北斎・広重まで重まで

ARTLOGUE 編集部2019/01/09(水) - 02:31 に投稿
アメリカ・オハイオ州オーバリン大学のアレン・メモリアル美術館には、アメリカ人女性メアリー・エインズワース(1867-1950)が収集し、死後母校に寄贈された1,500点以上の浮世絵版画が所蔵されています。明治39年(1906)、エインズワースの来日を契機に始まったこのコレクションでは、珍しい初期の作品から、鳥居清長(1752-1815)や喜多川歌麿(?-1806)など錦絵が興隆をみた黄金期の作品、葛飾北斎(1760-1849)、歌川広重(1797-1858)の活躍による幕末の風景画に至るまで、浮世絵の歴史をほぼ網羅することができます。 よく知られた人気のある作品ばかりでなく、希少な作品も多く、また保存状態も良好で、浮世絵版画の魅力を余す所なく伝える美しいコレクションですが、これまでアメリカにおしてさえ大規模な展覧会は行われたことがありませんでした。 本展覧会は、現地調査を踏まえ、メアリー・エインズワース浮世絵コレクションから珠玉の200点を選りすぐり紹介する、初めての里帰り展です。美しい浮世絵で満たされたエインズワースの玉手箱を初めて開くこの展覧会を、是非ご堪能ください。

猪瀬直哉「Blue」

ARTLOGUE 編集部2019/01/08(火) - 16:30 に投稿
基本的には自分の身の周りに起こる問題や様々な社会問題、環境問題を題材に絵画を描いている。絵画は言語を超えた存在であり、視覚情報により瞬時に全世界の人々と情報を共有できるツールである。

猪瀬直哉は、自然界とそこにおける人間の強欲な在りかた、それによって生み出される不調和な関係性を探求しています。細部まで精巧な風景と、抽象的な世界を、池絵の技術によってキャンバスに描き出します。彼の作品は私たちがどのように自然と向き合っているのかを問い、またポストモダニズムにおける絵画の役割、そしてそれがどのように変化しているかについて考察します。ロマン派における風景絵画や、マーク・ロスコやバーネット・ニューマンらの抽象絵画の色面構成に影響を受け、風景のダイナミズムをキャンバスに落とし込んでいます。

猪瀬にとって初の個展となる本展覧会では彼の原点とも言える「ブルー」をテーマに、新作と旧作を回顧展形式で展示します。緻密に描かれた初期の作品と、絵画的様式(ペインタリー)に挑戦する最新作に至るまで、絵画の持つあらゆる可能性を追求している本展覧会に是非足をお運びください。

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米沢市上杉博物館アートコレクション展「美術の見方案内所Ⅱ」

ARTLOGUE 編集部2019/01/08(火) - 02:30 に投稿
絵や彫刻などの美術作品を見るとき、「何だかよくわからないなぁ・・・」「難しいから、あんまり好きじゃない・・・」という声を聞きます。むしろそういう人の方が多いかもしれません。ましてや、美術作品は毎日使うものでもなく、水や食べ物ののようにそれがなくては死んでしまうというものでもありません。しかし、美術には、人間の心の豊かさに作用する重要な力があります。作品を見ている時、私たちは目の前にある作品と単に向き合っているのはなく、無意識のうちに、作品を眺めている自分自身や作者と対話をしているのです。それは、自分が今までに身につけてきた知識や身体感覚を総動員して目の前の作品に意識をめぐらせることであり、感じ、考えるプロセスを発見することでもあります。だから、美術の見方は十人十色。答えはありません。 本展では、当館のアートコレクションから選りすぐりの近現代作品を展示し、より深く作品にアプローチするためのポイントを紹介しながら「みる」「きく」「ふれる」「感じる」の4つの感覚で美術の見方の楽しい旅へといざないます。