2018年 記事アクセス数ランキング! & 年末のご挨拶。
皆さま、平素はひとかたならぬ御愛顧を賜り、ありがとうございます。
平成最後の年末年始はいかがお過ごしでしょうか。
ARTLOGUE は今年も皆さまのお力添えもあり、6月に資金調達を果たし、11月には TechCrunch Tokyo 2018 のファイナリストにも選出していただきました。
また、ビジョンに共感をしジョインしてくれる方も増え、チームも益々充実してきております。
まだまだ拙いスタートアップですが、来年も日本の文化芸術を持続可能なものにするために邁進していきますので、ご協力を何卒、よろしくお願いいたします。
2018年 ARTLOGUE 記事アクセス数ランキング!
1,一切固定なし!? 震度6の震災には耐えた、しかし人災には負けた。アニアス・ワイルダー個展「Until the End of Time」@ 大阪、アートコートギャラリー
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小池千枝コレクション 世界の民俗人形博物館
山口晃 「昼ぬ修羅」
横浜能楽堂
宇都宮美術館
春の江戸絵画まつり<br>へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで
人は、見事な美しさや完璧な美しさに、大きな感動を覚えます。しかしその一方で、きれいとは言いがたいもの、不格好で不完全なものに心惹かれることもあるでしょう。「へそまがりの心の働き」とでも言ったらよいでしょうか。
例えば、禅画に描かれた寒山拾得の二人は、不可解さで見る者を引きつけます。また、江戸時代の文人画ぶんじんがには、思わず「ヘタウマ?」と言いたくなるような作品があります。文人画ぶんじんがの世界では、あえて朴訥に描くことで、汚れのない無垢な心を表現できると考えられていたのです。
あるいは、徳川家光が描いた《兎図》はどうでしょうか。将軍や殿様が描いた絵には、ときおり見た人が「???」となるような、何と言い表せばよいか困ってしまうような「立派な」作品があります。描き手が超越した存在であることと、関係があるのかもしれません。更に近代にも、子供が描いた絵を手本にして「素朴」にのめり込む画家たちがいました。
この展覧会では、 中世の禅画から現代のヘタウマまで、 日本の美術史に点在する「へそまがりの心の働き」の成果をご覧いただきます。へそまがりの感性が生んだ、輝かしくも悩ましい作品の数々を眺めれば、日本美術のもう一つの何かが見えてくるかもしれません。