コレクション展2018-冬春 特集 はじまりの景色
村井 正誠《ロンバルディア》1929年(昭和4)油彩、キャンバス
● はじめに●
絶えず革新的な作品で読者を魅了し、2017年に『花に染む』で第21回手塚治虫マンガ大賞を受賞したことが記憶に新しい、漫画家「くらもちふさこ」。そして、くらもちに憧れ漫画家を志し、話題のテレビドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系列・4月~放送)の原作をはじめ数々のヒット作を世に送り出し続けている「いくえみ綾」。業界内外に多くのファンを持ち、常に少女漫画の第一線を走り続ける2人ですが、原画展は長いキャリアの中で今回が初。本原画展は、互いに深い尊敬の念を抱いてきた両氏ならではの「二人展」です。
会場では、2人のこれまでのキャリアを語る上で欠かせない数々の作品の中から選りすぐりのカラー・モノクロ原画を中心に展示。会場限定の図録や、オリジナルグッズの販売も行います。
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展覧会名:『生業・ふるまい・チューニング 小出麻代-越野潤』
会 期:2018 年2 月22 日(木)- 4 月8 日(日)
開場時間:10:00-20:00 *会期中無休・入場無料
会 場:京都芸術センター ギャラリー北・南、和室「明倫」 ほか
出展作家:小出麻代、越野潤
主 催:京都芸術センター
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牧野貴(1978 年東京都生まれ、横浜在住) は、2001 年に日本大学芸術学部映画学科撮影・録音コース卒業後に渡英、ブラザーズ・クエイのアトリエコニンクを訪問し、映像、照明、音楽に関しての示唆を受けました。 その後、カラーリストとして、 多くの劇映画やCF、ミュージックビデオ等の色彩を担当し、 フィルム及びビデオに関する技術を高めながら、 2004 年より自身の作品上映を開始しました。
自然現象や人間、 街など既成のオブジェクトを、フィルムやビデオなど様々なフォーマットで撮影、編集段階において重層化して構築し、その無限に広がり続けるような極めて有機的で想像的な牧野の映像作品は、 国際的に高く評価されてきました。 現在は日本を拠点に、映画、音楽、インスタレーション、オーディオビジュアルパフォーマンスなど世界各地で発表しており、 ジム・オルーク、大友良英、坂本龍一、マシネファブリーク、サイモン・フィッシャー・ターナーなど著名な音楽家とのコラボレーションも活発に行っています。
荒木経惟(1940-)は、1960 年代半ばの活動の初期から現在まで、都市、人、花、空、静物といった被写体を、どれも特別視することなく、等しく日常のこととして撮影し、それらのもつ「生」の生々しさ、また「生」と切り離すことのできない「死」を捉えてきました。生と死の比重がそれぞれの写真によって異なって感じられるさまは、人間の生死の揺らぎや荒木個人の人生の反映とも取れ、作品の魅力を増しています。