森村泰昌が”M”に扮する!「Mの肖像 第2期 作品を解く鍵はエムだ」

徳中 千恵2019/12/09(月) - 23:36 に投稿

美術家・森村泰昌氏の作品にはマリリン・モンロー、モナ・リザ、三島由紀夫など”M”で始まる人物がしばしばモチーフとして登場します。そんな”M”にまつわる作品の系譜を辿る展覧会がmorimura@museumで開催中です。

マイケル・ジャクソン、マドンナ、偉大なポップスターである二人の偉大な”M”のイメージを再構築させた《サイコボーグ》シリーズも多数展示されすが、こちらはなんと25年ぶりの公開!

展覧会会期中には、森村氏の新書『自画像のゆくえ』の読書会が開催され、森村氏とこちらの本について自由にお話する機会が設けられるとのこと。その他森村作品の制作に携わったスタッフによるギャラリーガイド等、多数のイベントが企画されており、森村ファンには見逃せないイベントが目白押しです。

森村作品の様々な”M”を是非ご堪能ください!

 

【展覧会情報】

「Mの肖像 第2期 作品を解く鍵はエムだ」

会 期:
第1期 10月4日(金)~ 12月22日(日)
第2期 2020年1月10日(金)~5月10日(日)

清春芸術村にある安藤忠雄設計の「光の美術館」と共鳴する、脇田玲「PHOTONS」 展

遠藤 友香2019/12/04(水) - 08:00 に投稿

山梨県北杜市に所在する文化複合施設「清春(きよはる)芸術村」をご存じでしょうか? 1977年、東京・銀座にて吉井画廊を営んでいた吉井長三氏が、小林秀雄氏、今日出海(こん ひでみ)氏、白州正子氏、谷口吉郎氏、正田英三郎氏、東山魁夷夫妻らと、桜の季節に清春の地を訪れたことがきっかけとなり始まった「清春芸術村」。広大な敷地内に、シンボル的存在「ラ・リューシュ」をはじめ、建築家 谷口吉生氏の設計によって開館した「清春白樺美術館」、建築史家 藤森照信氏設計の「茶室 徹」、杉本博司氏と榊田倫之氏の新素材研究所によるゲストハウス「和心」など、数々の名建築が一堂に集うアートスポットです。この芸術村が位置するのは、廃校になった旧清春小学校の跡地。1925年に校舎落成の記念として植えられた桜の老木が敷地を囲み、春には桜の名所としても知られています。

清春芸術村には、2011年、安藤忠雄氏の設計により創設された、自然光のみの美術館「光の美術館」もあります。一切の人口照明がない展示室では、四季や天気、そして昇りまた沈む陽の動きによって、刻一刻と変化する光の中に身を置くこととなります。無機質なコンクリートの空間に差し込む光の美しさを最大限に使った、まさに安藤氏ならではの建築と言えるでしょう。

「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに 」<br>11名の作家が国立新美術館で発表!

徳中 千恵2019/11/22(金) - 14:08 に投稿

将来の日本の芸術界を支える人材育成のため、文化庁が1967年度から実施している「新進芸術家海外研修制度(在研)」。半世紀を越え、若手芸術家が海外の関係機関等で行う研修をサポートしてきました。そうした研修の成果発表として、1998年から開始した「DOMANI・明日展」が、今年度で第22回目を迎えます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック年冒頭に開催される今回は、国が展開する「日本博2020」のプログラムに参画する特別版でもあります。

「傷ついた風景の向こうに/ Landscapes in Our Age: Scarred and Reborn」をテーマに、2010年前後に海外研修を経験した作家に加え、芸術選奨やメディア芸術祭など文化庁が関わる事業から精選された11名の作家が出品します。

『ELLE Japon』創刊30周年記念のアート展「ELLE LOVES ART」が開催! 国内外のアートシーンで活躍するアーティスト30組の作品が一堂に。

遠藤 友香2019/11/13(水) - 16:59 に投稿

今年創刊から30年を迎えたファッション雑誌『ELLE Japon』。メモリアルイヤーを祝して、2019年11月16日(土)~17日(日)にKASHIYAMA DAIKANYAMAで創刊30周年記念のアート展「ELLE LOVES ART」が開催されます。

30周年にちなんで、国内外で活躍する30組のアーティストやクリエイターの作品を「Gallery A」、「Gallery B」の2部構成で紹介する本企画、Gallery Aでは、「LOVE」をテーマに、さまざまな芸術分野で活躍する15組がこの企画のために新たに制作した作品が公開されます。作品の一部を対象に、公式ショッピングサイト「ELLE SHOP」(https://elleshop.jp/)の特設ページでサイレントオークションが実施され、売上の全額は環境保護や災害復興、女性支援などに携わる団体に寄付されます。
ELLE LOVES ART GalleryA

日本における初の大規模個展「カミーユ・アンロ 蛇を踏む」展が、東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中!

遠藤 友香2019/11/12(火) - 18:33 に投稿

この冬も芸術の秋同様、アートに触れたいとお思いの方も多数いらっしゃることでしょう。そんな方々におすすめなのが、東京オペラシティ アートギャラリーにて、2019年10月16日(水)から12月15日(日)まで開催中の「カミーユ・アンロ 蛇を踏む」展です。

1978年にフランスで生まれた現代アーティストのカミーユ・アンロ氏は、映像、彫刻、ドローイング、インスタレーションなど、実にさまざまなメディアを駆使して「知」と「創造」の新しい地平を探求する作家です。作家自身、知的好奇心が大変旺盛で、文学から、哲学、美術史、天文学、人類学、博物学、デジタル化された現代の情報学など、多岐にわたる文献を数多く読んでいるとか。それら教養を作家自身の中で咀嚼し、現代アートとして昇華させている点が興味深いところです。

彼女の制作は、映像作品《偉大なる疲労》が、2013年第55回ヴェネチア・ビエンナーレの銀獅子賞を受賞したことによって国際的に知られることとなりました。《偉大なる疲労》とは、世界の始原、神話、生命の歴史に関する考察を、情報化時代のスピード感で次々に切り替わるデスクトップ画像と、ヒップホップのリズムにのせたラッパーの語りによって紡がれた作品です。約20分のその映像作品は、観ているものを引き付けるパワーを持っています。

秋吉久美子 選!<br>政治家に「文化芸術マニフェスト」を問う「ManiA(マニア・Manifest for Arts)」プロジェクト<br>第14回マニフェスト大賞特別審査員特別賞受賞!

ARTLOGUE 編集部2019/11/08(金) - 09:49 に投稿

今年の夏に行われた第25回参議院議員通常選挙時、全ての候補者に「文化芸術マニフェスト」を問うたプロジェクト「ManiA(マニア・Manifest for Arts)」。この取り組みが、日本最大の政策コンテストである第14回マニフェスト大賞にて、応募総数2,619件の中からノミネートされ、特別審査員特別賞(秋吉久美子氏選)を受賞しました。

ManiA

カナダのアーティスト集団「ママリアン・ダイビング・リフレックス」による 『私がこれまでに体験したセックスのすべて』出演者募集!65歳以上の演技経験のない方を募集、11月15日(金)まで!

徳中 千恵2019/11/03(日) - 22:15 に投稿

障害・性・世代・言語・国籍などのあらゆる多様性があふれ、みんなが支え合う社会の実現を目指して2019年9月から開催中(2020年7月まで)の「True Colors Festival - 超ダイバーシティ芸術祭 -」。1年間を通じて、ダンス・ミュージカル・音楽ライブ・演劇・ファッションショーなど、多彩な身体表現によるシリーズ「True Colors パフォーミングアーツ」を展開しています。

その演目の一つとして2020年3月に実施する「True Colors DIALOGUE」では、カナダのアーティスト集団「ママリアン・ダイビング・リフレックス(Mammalian Diving Reflex)」を招聘し、参加型プロジェクト『私がこれまでに体験したセックスのすべて』(原題・All The Sex I‘ve Ever Had)日本版オリジ ナル作品を制作・上演します。

荒神明香 等[目]謝罪会見? 千葉市美術館で「目 非常にはっきりとわからない」はじまるが記者からの質問には非回答

鈴木 大輔2019/11/02(土) - 23:15 に投稿

千葉市美術館で、アーティスト荒神明香、ディレクター南川憲二、インストーラー増井宏文が中心メンバーのアーティスト・コレクティブ「目[me´]」の「目 非常にはっきりとわからない」展が始まっています。

 千葉市美術館「目 非常にはっきりとわからない」1階の展示風景
 千葉市美術館「目 非常にはっきりとわからない」1階の展示風景

「目」はこれまでにも、「越後妻有トリエンナーレ」、「さいたまトリエンナーレ」、森美術館「六本木クロッシング」などに参加し多くの話題をさらってきましたが、美術館での個展はこれが初めてです。

展覧会の会場は1階と7階、8階ですが、鑑賞者の導線を規定したくないということで、プレスにも1階以外は写真撮影もNG!観た内容も非公開とかん口令がしかれました。

「2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」贈賞式開催<br>草なぎ剛さん、香取慎吾さん、内田也哉子さんらも登壇

鈴木 大輔2019/11/01(金) - 18:25 に投稿

「2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」の贈賞式が、11月1日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催されました。

2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS

「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」とは、テレビ、ラジオCMの質的向上を目的に1961年より開催されてきた広告賞「ACC CM FESTIVAL」を前身とするアワードで、2017年のリニューアル以降、その枠を大きく拡げ、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象としています。

贈賞式にはフィルム部門で演技賞を受賞した、草なぎ剛さん、香取慎吾さん、寺田心さん、リリー・フランキーさん、内田也哉子さん(樹木希林さん代理登壇)が登壇しました。