「Where culture meets nature~日本文化を育んだ自然~」

赤坂志乃2019/08/31(土) - 11:26 に投稿

自然史と日本文化をクロスオーバーさせた新感覚の展示
京町家で「JAPAN COLOR」を体感する


ICOM(国際博物館会議)京都大会に合わせて、8月30日(金)~9月16日(月・祝)の間、京都市指定有形文化財「野口家住宅(花洛庵)」で、「JAPAN COLOR」をテーマにした企画展「Where culture meets nature~日本文化を育んだ自然~」が開かれています(主催:自然史博物館11館が連携する「自然史レガシー継承・発信実行委員会」など)。

同企画展シリーズとしては4回目。京町家の伝統的な建築空間と自然史標本を融合し、色を通して自然と日本文化の関わりを紹介します。日本の自然が生み出す色の不思議さ。日本人が自然をどう表現してきたのか。昨年12月に掲載した記事に続いて、自然史博物館の新たな試みに密着しました。

 

夏の夜の下鴨神社に幻想アート・スポットが三度(みたび)あらわる!/鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab - TOKIO インカラミ

野々下 裕子2019/08/27(火) - 23:06 に投稿

デジタルテクノロジーを使ったアート作品を創造するアート集団チームラボが、世界遺産の下鴨神社(賀茂御祖神社)を舞台に今年もアート展を開催しました。3回目の開催となる今回の展示は、チームラボが取り組んでいる「Digitized Nature」(自然が自然のままアートになる)をコンセプトに、「鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab - TOKIO インカラミ」と題し、前回より規模を拡大して神社の敷地が光のアート空間になっています。

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入口のゲートを過ぎると真っ暗な空間の中に卵形をした光の球体が、神社の中へ誘うようにあちこちにあらわれます。その明かりだけを頼りに歩いていくと、道ははるか上空にまで伸びる木々に囲まれた糺の森の参道へとつながり、さらに多くの光の球体たちがひっそり流れるBGMにあわせてゆったりと動きながら、参道を色とりどりに浮かび上がらせています。

津田大介監督を招き、テロをも警戒しながらの「ManiA ミーティング @ 愛知」を経て。

鈴木 大輔2019/08/25(日) - 23:37 に投稿

8月17日(土)「ManiA ミーティング & ミートアップ @ 愛知:文化と政治をむすんでひらく」を開催しました。まずは主催者として無事に終えられたことにホッとしています。

あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」の中止後、津田大介監督が初めて公のイベントで津田大介監督が初めて本件に関して語るということもあり、キャパ30~40人ほどの小さな会場に多くのメディア(テレビ 4、新聞 9、WEB 4)が取材する中、一般の参加者の方のスペースが十分に確保出来なかったのは申し訳なかったです。

「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の中止を受けて、第1回「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」が8月16日(金)に開催。「公開フォーラム」の実施も検討。

遠藤 友香2019/08/16(金) - 19:50 に投稿

「あいちトリエンナーレ2019」の企画展である「表現の不自由展・その後」が、いわゆる慰安婦像などの展示で物議を醸し出し、展示中止となったことを受けて、愛知県は第三者委員会「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」を設置し、8月16日(金)に愛知県庁にて初会合が行われました。

同検証委員会は、独立行政法人国立国際美術館 国際美術館長の山梨俊夫氏(座長)、慶應義塾大学総合政策学部教授の上山信一氏(副座長)、美術館運営・管理研究者、青山学院大学客員教授の岩淵潤子氏、文化政策研究者、独立行政法人国立美術館理事の太下義之氏、信州大学人文学部教授の金井直氏、京都大学大学院法学研究科教授の曽我部真裕氏の計6名で構成。大村秀章愛知県知事はオブザーバーとして参加しています。

「情の時代」をテーマに掲げた「あいちトリエンナーレ2019」。津田大介によるアートの祭典は見逃せない!

遠藤 友香2019/08/11(日) - 19:39 に投稿

国内外から90組以上のアーティストが参加する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」が、2019年8月1日(木)に開幕しました。芸術監督であるジャーナリストの津田大介氏が、「雑誌の編集者のように、台割を作るような感覚で構成した」という今回の芸術祭は、「感情」「情報」「情け」といった「情」をテーマに掲げており、それを意識しながらアートを鑑賞すると楽しみが広がります。また、参加アーティストの数で男女平等を達成したことや、企画展「表現の不自由展・その後」が中止になるなど、何かと話題になっている芸術祭でもあります。

今回の芸術祭は、愛知芸術文化センターを一番のメイン会場に、名古屋市美術館、そして新たな会場として名古屋の四間道・円頓寺エリアや、豊田市美術館及び豊田駅周辺といった4つの会場を舞台に展開されます。その中でも必見のアートを、会場別にセレクトしてご紹介します。
 

 

富野由悠季の世界

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:31 に投稿
日本にとどまらず世界のアニメファンから絶大な人気を集めるアニメーション監督・富野由悠季の世界初の回顧展を開催します。富野の代表作である『機動戦士ガンダム』は今年で誕生から 40 年という節目を迎えますが、その人気は衰えを知らず、いまだに後続シリーズが発表されるなど、日本を代表する映像作品となりました。 展覧会では、富野の幼少期から大学生までに残した数々の創作の軌跡に始まり、アニメ演出としてデビューを果たした『鉄腕アトム』などの初期作品から、富野の名を不動のものとした『ガンダム』や『伝説巨神イデオン』といった 70 年代後半から 80 年代の作品群、そして現在も劇場版の制作が進んでいる最新作『ガンダム G のレコンギスタ』に至る富野が手掛けたアニメ作品を余す所なく取り上げ、富野直筆の絵コンテやアニメーターによる原画やイラスト原画等の多彩な資料と、名場面を抜粋した映像によって、富野の仕事の全容に迫ります。

「空—模様」日本画展

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:30 に投稿
秋は、空気中の水蒸気が少なく太陽光の乱反射が起こりにくいため、空の色が澄んで見えます。このため日本では古くから、天高い青空や、沈みゆく夕日の景、夜空に輝く月の姿は秋の季節に一段と美しく感じられると伝えられてきました。 作家により描かれる画題において、「空」は風景画の基本としてよく挙げられます。基本であるが故に、配色や技法に拘りながら、作家たちは空を描き続けています。この展覧会では、現代日本画におけるさまざまな「空模様」に焦点を当てることで、情緒ある日本古来の自然の美しさをご堪能頂けます。 【出品作家】 齋藤満栄、下田義寬、竹内邦夫、土屋禮一、中島千波、那波多目功一、平松礼二、村居正之、米谷清和 他 【同時開催:桜百景vol.19】 桜の絵画だけの展示室「桜百景」では、「月と桜」をモチーフに描かれた作品10余点をご覧頂けます。 【学芸員による解説】 ①9月21日、②10月19日、③11月16日 ※いずれも土曜、午後2時より開催 ※予約不要、参加費無料(但し当日入館券が必要) 【秋の夕日割引】 9月23日~11月24日の期間中、午後4時以降に入館の方は入館料が割引になります(他割引併用不可)

2019年 夏休み特別企画

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:30 に投稿
大人から子どもまで、みんなで一緒に空襲や戦争のことを学び、平和と命の大切さを考える夏休み恒例のイベント。今年は、10日・11日・12日・15日・16日の5日間にわたって、午後の時間帯に開催します。 空襲体験者のお話、紙芝居・朗読劇・発表などの企画、昔の遊び体験や展示クイズなど、盛りだくさんの内容です。今年は「動物」や「戦災孤児」など、子どもたちに関わるテーマを盛り込みました。体験者への質問コーナーもあります。気軽に参加でき、自由研究にも役立つ内容です。お友達・ご家族と一緒に、ぜひご参加ください!  詳しくはチラシをご覧ください。