PHOTO レポート

「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」国立新美術館 フォトレポート & シェアするだけチケットプレゼント!

坂根舞2016/10/26(水) - 20:06 に投稿

「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」国立新美術館
フォトレポート & チケットプレゼント!


イギリスのアカデミア美術館に所蔵されている、15世紀から17世紀にいたるヴェネツィアルネサンス絵画が展示されています。
首を天井に向けなければ全貌が見えない程の大きな絵画など、選りすぐられた約60点の名画が展示されており、ジョヴァンニ・ベッリーニからクリヴェッリ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼまで、名だたる巨匠たちの傑作が観れる圧巻の内容です。
本展では、第一章から第五章にわたりヴェネツィア・ルネサンス絵画の展開を一望します。

金の額縁が施された絵画の中には、額縁に天使の顔、悪魔の顔が施されている物もあります。
ぜひ足を運ばれた際には、楽しみにこの点もぜひ見て見て下さいね。

 

「マーティン・クリード」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA フォトレ & ビデオポート

ARTLOGUE 編集部2016/10/24(月) - 04:48 に投稿

マーティン・クリードの関西初個展が京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAにて開催中です。

マーティン・クリードは多彩な活動で常に話題に事欠かない国際的に活躍するアーティストです。展示室の照明が5秒おきに明滅を繰り返す作品《Work No. 227(ライトが点いたり消えたり)》で現代美術において最も重要な賞の1つであるターナー賞を2001年に受賞しました。

関西初の個展となる本展では、2点のビデオ作品《Work No. 2656 Understanding》、《Work No. 1701 ウォーキング・フィルム(「You Return」に合わせて)》を上映。こちらはKYOTO EXPERIMENT 2016 AUTUMN公式プログラムである劇場上演作品『Work No. 1020(バレエ)』と密接に関係する作品です。

オープニングイベント「マーティン・クリードによるアーティストトーク」は、登場直後から「何を言おうとしてたか忘れた」と、悩み、もがき、苦しみながらも、笑いを交えつつ、極めて平易な言葉で彼の哲学を散文詩のように語り、歌い、それを通訳者が輪唱のように翻訳していきます。トークというより、ライブパフォーマンスのような展開でした。

 

向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016 フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/10/18(火) - 15:08 に投稿

ピアニストかつ美術家としてジャンルを縦横にこえて活躍する向井山朋子さんの作品『Home』。会場となる岩槻の古い家屋に一歩入ると、向井山さんが手がけるインスタレーションと、かつてそこで営まれていた暮らしの痕跡とが相まって、異空間が広がります。映像、写真、美術の中に実際佇む、世界的ダンサー湯浅永麻の存在の生々しさに思わずどきり。

「Home」。この言葉からあなたは何を連想しますか?安心できて守ってくれる場所?時には喜びや悲しみ、憎しみや秘密を隠す場所、自由を奪って閉じ込める場所ですらあるかもしれません。普遍的でありながら、時代時代で少しずつ意味、イメージを変えていく「Home」をテーマとするこの作品は、家、家庭、家族・・・それらの様々姿をみる人に問いかけます。

他人の暮らしを覗いているような、背徳感すら覚えさせる空間の中で、圧倒的な存在感を放つ湯浅さんのパフォーマンスは圧巻の一言。インスタレーションもお勧めですが、パフォーマンスも是非ご覧ください。

 

向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016

 

パフォーマンス

「小川信治−あなた以外の世界のすべて」千葉市美術館 フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/10/17(月) - 03:31 に投稿

小川信治は「世界とは何か」をテーマに、西洋名画や観光名所など人々の見慣れたイメージを改変し、鑑賞者の感覚をゆさぶる作品を作っています。

レオナルド・ダ・ヴィンチやフェルメールといった誰もが知る名画を忠実に模写し、そこから中心となる人物を抜き去った「Without You」シリーズや、写真や古い絵葉書を元に人物や建物など同じモチーフを二つ並べて描き込む「Perfect World」、モン・サン・ミッシェルを思わせる形のなかに様々な国や時代の建築様式を組み込み、幾通りもの風景を現した「モアレの風景」など、油彩や鉛筆といった伝統的な技法を用いながら、多様なシリーズが生み出されました。

首都圏の美術館において初の個展となる本展では、代表作から、近年の新たなシリーズ、また、一つの風景が層状に組み換えられ別の風景へと循環していく《干渉世界》など、小川による様々な試みがご覧になれます。

 

「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち」 東京都庭園美術館 : フォト & ビデオレポート

ARTLOGUE 編集部2016/10/11(火) - 18:18 に投稿

フランス現代美術界の巨匠クリスチャン・ボ ルタンスキーの展覧会が東京都庭園美術館で開催中です。

ボルタンスキーは、映像作品やパフォーマンス性の高い作品を 制作していた初期から現在まで一貫して、歴史の中で濾過される記憶の蘇生、匿名の個人/集団の生(存在) と死(消滅)を表現してきました。

会場の東京都庭園美術館は、旧朝香宮邸(1933年竣工、国の重要文化財)であり、アール・デコ様式の邸宅を改築した美術館です。 中に入ると一見、邸宅の調度品以外は何もないように思いますが、歩いていると、どこからともなく誰かの声が聞こえてきます。 これは、ボルタンスキーが旧朝香宮邸に往来していた人たちや、そこでの会話を想像し、しかし、実際に起きたことではなく、時空間を超越した匿名の存在としての「亡霊たち」に語らせた言葉です。
他にも、かつて書庫だった部屋では豊島でサンプリングされた「心臓音のアーカイブ」(2010年)より提供された、「誰か」の心臓音に合わせて電球が明滅する《心臓音》(2005年)や、大量の古着を黄金のエマージェンシー・ブランケットで覆った巨大な山のような《帰郷》(2016年)なども展示されています。

「アニッシュ・カプーア個展」 SCAI THE BATHHOUSE フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/10/01(土) - 07:15 に投稿

インド、ムンバイ生まれのアーティスト、アニッシュ・カプーアの個展が谷中にあるSCAI THE BATHHOUSE にて開催されています。日本でのカプーアの個展は5年ぶりになります。
カプーアの作品には、ステンレス、大理石、ワックスやコンクリートなど実に様々な素材が使用されています。 濃い青色などに塗られた浅いくぼみの作品はどこまでも続く深淵に見え、また、ステンレスの作品に映り込む予期せぬ風景は、鑑賞者を混乱させます。

今回の出品作品は、彫刻だけでなく平面作品や、カプーアが構想している空想上の建築作品の20分の1スケールの建築模型も4点展示されています。
全体は、シルバーや黒などモノトーンでまとめられ、いわばカプーア作品の本質的な部分が抜き出されたか のような展示になっています。

「森村泰昌展 「私」の創世記」 MEM、NADiff a/p/a/r/t フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/10/01(土) - 06:38 に投稿

森村泰昌さんの80 年代から 90 年代かけて制作された初期の写真作品を紹介する展覧会が、3部構成で恵比寿にある NADiff A/P/A/R/T にて開催されています。

第一部「 卓上の都市」では、セルフポートレートで有名な森村さんの事実上のデビュー作《肖像(ゴッホ)》を発表する直前 に取り組んでいた「卓上のバルコネグロ」と題された静物写真のシリーズです。
第二部「 彷徨える星男」では、90年に制作されたデュシャンへのオマージュであるビデオ作品「星男」を上映。後頭部を星型に刈り込んだ森村さんは必見です。
第三部「 銀幕からの便り」では、90年代の初期の貴重なビデオ作品をまとめて上映しています。

また、1FのNADiffでは、森村さんの著書や関連書籍を集めた、森村泰昌ブックフェア 《「私」の創世記》も開催しています。

風能奈々展 「線でつなぐ遊びと名前をつけること」 小山登美夫ギャラリー フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/08/09(火) - 14:36 に投稿
###「風能奈々「線でつなぐ遊びと名前をつけること」」 小山登美夫ギャラリー フォトレポート 風能さんは幼い頃から好んでいる物語や神話に登場する、動植物や人、風景やおまじないの道具などのモチーフを、まるで陶器や刺繍のような質感の絵画作品を制作しています。 一見、物語がありそうな画面も、好きなモチーフを、好きなように並べているだけだそうです。 今回の展示作品の多くには、幾何学的な形の星が多く出てくるのと、風能さんが形が面白いと言っている心臓のモチーフがいくつか出てきます。宝探しのように探してみてください。 風能奈々「線でつなぐ遊びと名前をつけること」 会 場:小山登美夫ギャラリー 会 期:2016年7月30日(土) – 9月10日(土) WEBサイト:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/nanafuno2016/ position: relative;
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「FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園」 東京ミッドタウン・ホール フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/08/09(火) - 23:44 に投稿
###「FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園」 東京ミッドタウン・ホール フォトレポート 「FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園」は、村松亮太郎さんが代表を務めるクリエイティブカンパニーネイキッドの花をテーマに、五感で楽しむ体験型のイベントです。 最新インスタレーションの他、場内にあるカフェでは花をモチーフにしたオリジナルカクテルが飲めます。また、エリアごとにテーマに沿ったアロマの香りがします。

「宇宙と芸術展 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」 森美術館 フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/08/16(火) - 16:24 に投稿
トム・サックス《ザ・クローラー》と篠原ともえさん ###「宇宙と芸術展 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」 森美術館 フォトレポート 「宇宙と芸術展 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」は、歴史的な天文学資料から、現代美術作品、さらには宇宙開発の最前線に至るまで、古今東西ジャンルを超えた多様な出展物約200点からなる展覧会です。 展示は、「人は宇宙をどう見てきたか?」、「宇宙という時空間」、「新しい生命観―宇宙人はいるのか?」、「宇宙旅行と人間の未来」の4つのセクションで構成されおり、神話や宗教から、国際宇宙ステーションなど最先端技術まで、アートを通じて人間と宇宙との関わりを提示しています。 森美術館の南條史生館長は、「宇宙と芸術展」を、2009年から2010年にかけて行われた「医学と芸術展:生命いのちと愛の未来を探る」と対になる展覧会だと言います。 「医学と芸術展」は身体の小宇宙(ミクロコスモス)に迫り、「宇宙と芸術展」では遥かな宇宙というマクロに迫っています。 我々は何者であり、どこから来たのか、そして、宇宙とは何かを問うことはどこかでつながっているかもしれません。