閑静な山里の古民家を、出来る限り往時の佇まいを残しながら今様に改装しようと、努力している人がいる。定年退職者が行き着いた一つの「林住期」と言えよう。私はその傍らに住まいして、土壁を塗るわけでも畑を耕すこともせず、古屋敷の一隅に「表現者が立ち入る場」を設えようと画策している。「作品の制作」「作品の披露」「作品の鑑賞」、この作業が自然にリンクしてゆくことを 願っている。母屋に隣接する40㎡ほどの複雑なスペース、別棟30㎡二階建て蔵、さらに50㎡の独立野外舞台。どの場を何に使うかは、その時々の展覧会企画段階で協議する。原則として年間 5exhibitions/half month each の開催を目指す。個人、団体を問わず、展覧会開催の