フランス

エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し

ARTLOGUE 編集部2018/11/20(火) - 17:49 に投稿

両大戦間期と言われる1920~30年代のフランスでは、美術や、ファッション、宝飾、家具などの装飾に新しい美意識が生まれました。本展は、「アール・デコ」と呼ばれるこの時代の装飾スタイルにおける新しい時代感覚すなわち「モダン」の源の一つとして、「エキゾティック」な要素に着目したものです。

20世紀初め、ファッションに革命をおこしたポール・ポワレによる中近東やアジアを着想源とした衣服、1922年のツタンカーメン王墓の発見を機とするエジプトブームを反映したジュエリー、漆芸家の菅原精造に学んだジャン・デュナンの工芸品、あるいは東洋に倣った陶磁器など、アール・デコの作品では形、素材、技術の面において、非ヨーロッパ圏の芸術を応用した作例が見出されます。

この時代の異国は、夢見るものから自ら赴く場所へと変化していました。シトロエンによるアフリカ縦断・アジア横断クルージング、植民地での美術学校創設、留学奨励などにより現地に取材した芸術家たちが、ダイナミックな絵画、彫刻を生み出します。パリでは、アメリカの黒人歌手・ダンサーのジョセフィン・ベイカーの活躍や、1931年の「国際植民地博覧会」開催、珍しい動物がもたらされた動物園の人気など、エキゾティックで活力あるシーンが都市を賑わせました。

新たな時代のジャポニスム旋風が巻き起こる、フランス・パリで日本の美を再発見~大規模な祭典「ジャポニスム2018」展覧会リポート!

黒木杏紀2018/08/10(金) - 11:56 に投稿
19世紀後半にフランスの芸術家たちによって見出された日本美術が、ヨーロッパに多大な影響を与えることになったジャポニスム旋風。それから約1世紀半、現代の日本が誇る文化芸術を発信する祭典「ジャポニスム2018」が開催されています。パリ内外の 100 近くの会場を舞台に、2018年7月から約8か月間にわたり、美術展、舞台公演、映画、その他食や工芸など日本人の日常生活に深く根ざした文化まで多岐にわたる日本の芸術と文化が古典から現代まで幅広く紹介するこの催しの、オープニング当初の模様をフォトレポート形式でお伝えします! 

「JR展 世界はアートで変わっていく」 CURATORS TV

ARTLOGUE 編集部2013/07/01(月) - 00:00 に投稿

「JR展 世界はアートで変わっていく」のギャラリートーク

スピーカー

和多利浩一

会場

ワタリウム美術館

会期

2013 年2月10日-2013年6月2日

「ポンピドゥー・センター・コレクション フルーツ・オブ・パッション」 CURATORS TV

ARTLOGUE 編集部2014/04/01(火) - 00:00 に投稿

「ポンピドゥー・センター・コレクション フルーツ・オブ・パッション」のギャラリートーク

スピーカー

小林 公

会場

兵庫県立美術館

会期

2014 年1月18 日~3月23 日

石上純也―FREEING ARCHITECTURE

ARTLOGUE 編集部2018/08/03(金) - 18:26 に投稿
Junya Ishigami in the exhibition « Junya Ishigami, Freeing Architecture », presented at the Fondation Cartier pour l’art contemporain from March 30 to September 9, 2018. Photo © Renaud Monfourny:「石上純也―FREEING ARCHITECTURE」カルティエ現代美術財団(Fondation Cartier pour l'art contemporain)