美術館

大島暁油彩展

ARTLOGUE 編集部2018/09/05(水) - 02:30 に投稿
40年前初めてスペインの村を旅してからどれほどの風景に出会っただろう。訪れる度にまた訪ねたくなり、再会したい人が増える。日影を見つけて座り、岩つばめが鳴き交わしながらねぐらをめざすまで、ぼくはスケッチブックを広げて絵を描く 朝露を含んだ草地を白鷺が飛び立つぼくの故郷、岡山。瀬戸内の村も、地中海の村も、旅した村はぼくの大

四季探訪―研ぎ澄まされる四季絵の伝統―

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
本展では、四季絵の伝統をくみながらも、江戸時代ならではの感性で季節の表情をとらえた作品を展示します。 蕪村の句に「秋きぬと合点させたる嚔(くさめ)かな」という、『古今集』の秀歌をもじった-句がありますが、その軽妙なユーモアは、展示作品のひとつ、女郎花(おみなえし)に気をとられて落馬する高僧のあられもない姿を英一蝶(は

近代西洋絵画名作展 印象派からエコール・ド・パリまで 笠間日動美術館・三重県立美術館コレクション

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
19世紀後半から20世紀にかけて、フランスを中心に展開した美術界の変革はその後の近代芸術の行方を切り開く画期的な出来事でした。印象派をはじめフォーヴィスム、キュビスムなどそれまでの数百年にわたる芸術の常識を覆し、新しい時代の幕開けを告げたのでした。それは自然の再現だけが美術の役割ではなく、人間性を解放した作家自身の個性

アール・ヌーヴォーの伝道師  浅井忠と近代工芸

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
浅井忠(1856-1907)は、黒田清輝と並んで明治期の日本洋画を代表する巨匠です。佐倉藩士の長男として江戸木挽町に生まれ、1876(明治9)年、国澤新九郎の画塾彰技堂に学んだ後、日本初の西洋美術学校である工部省工部美術学校に入学しました。そこで、バルビゾン派の影響を受けたイタリア人画家アントニオ・フォンタネージの指導

おさるのジョージ展 「ひとまねこざる」からアニメーションまで

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
世界中で愛される絵本の貴重な原画 好奇心いっぱいで愛らしい騒動や冒険を巻き起こすおさるのジョージは、1941年にアメリカで誕生し現在まで世界中の人々を魅了してやみません。本展では、日本初公開となる約200点の絵本原画や制作のためのスケッチを中心に、レイ夫妻の制作にまつわる様々な資料などを展観。アニメ版の絵コンテや設定

どうぶつ家族たちの物語 はしもとみお木彫り展

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
はしもとみおは幼い頃から動物たちが大好きで、その命を暖かい眼差しで見つめてきました。幼少期に飼っていた小犬がわずか1カ月で亡くなってしまったことで、将来は動物の命を助ける獣医さんになろうと心に決めていたといいます。しかし、1995(平成7)年に発生した阪神淡路大震災で突然の被災、この体験が彼女の気持ちを大きく変えました

打田翠展

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
瑞浪市で制作している打田翠さんは、ひとつひとつ丁寧に作品と対峙します。つきつめられたフォルムと焼成によって引き出される景色は、深く繊細なグラデーションを持ち、唯一無二の存在感を放っています。その存在はうつわでもあり、オブジェともいえるでしょう。楽焼・炭化焼成・白磁焼締の作品たち…酒器・抹茶碗・花器・オブジェの他に皿・鉢

ボストン美術館所蔵版木による墨摺絵展

ARTLOGUE 編集部2018/09/04(火) - 07:40 に投稿
今回展示する「墨摺絵(すみずりえ)」とは延宝(1673~1680)頃に絵本の挿絵として人気をよんだことから一枚の絵として発展した浮世絵です。当時の版画は墨一色だったため墨摺絵と言われました。 遊女や役者、力士などが描かれ、当時庶民の娯楽として楽しまれた浮世絵のはしりとも言われる画をお楽しみください。

CROSSROAD3 人間よ戦え 生活の場を確保せよ

ARTLOGUE 編集部2018/09/01(土) - 02:30 に投稿
昨年度より改修を進めてきた百島の空き家 「乙1731-GOEMON HOUSE」で、現代美術家「榎忠」「柳幸典」そしてこの空き家の改修工事を行う職人集団「百島工房」とのコラボレーション展を開催。榎忠の過激な作品をGOEMON HOUSE母屋の大広間に展示、柳幸典の先鋭な新作は家の御神体として据えられ、百島工房が手がけた

ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜

ARTLOGUE 編集部2018/09/01(土) - 02:30 に投稿
ピーテル・ブリューゲル1世(1525/30~1569)は、聖書の世界や農民の生活などを描いた作品で知られる16世紀フランドルを代表する画家です。その類まれなる才能は子孫にも受け継がれ、4世代およそ150年にわたって、優れた画家を輩出し続けました。 本展は、貴重なプライベート・コレクションを中心に、選び抜かれた約100