はしもとみおは幼い頃から動物たちが大好きで、その命を暖かい眼差しで見つめてきました。幼少期に飼っていた小犬がわずか1カ月で亡くなってしまったことで、将来は動物の命を助ける獣医さんになろうと心に決めていたといいます。しかし、1995(平成7)年に発生した阪神淡路大震災で突然の被災、この体験が彼女の気持ちを大きく変えました。震災で亡くなった動物たちを目の当たりにしたことで「生きていた動物たちの姿をそのまま残したい」と強く思うようになります。そして、美術大学で彫刻を学んだ後、動物たちのそのままの姿を残す彫刻家となり日本をはじめ世界各地から依頼を受け制作活動を展開しています。
今回の展覧会では、個性あふれる動物たちの家族にスポットをあてます。また、動物たちを直に触ることのできるコーナーや動物たちをスケッチできるコーナーも併設しています。今にも動き出しそうな世界でたった一つの彫刻作品を通して、私たち一人一人の命の大切さを認識していただく好機となれば幸いです。
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上位美術館・ギャラリー
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