見えない人、見えづらい人たちの作品鑑賞のために、美術館は何ができるかを考えた「さわるSMoAコレクション」

遠藤 友香2023/12/13(水) - 08:36 に投稿
滋賀県立美術館
滋賀県立美術館の外観

滋賀県内唯一の公立美術館として1984年に開館した「滋賀県立近代美術館」。2017年4月からの約4年間の休館を経て、2021年6月、名称を新たに「滋賀県立美術館」としてリニューアルオープンしました。

専門家と一緒に「共にあること」 とアートへの関わり方について学び考える、国立新美術館で開催される連続講座:「アートをめぐる場の設計」

遠藤 友香2023/12/04(月) - 13:50 に投稿
国立新美術館 連続講座:アートをめぐる場の設計
国立新美術館 連続講座:アートをめぐる場の設計

芸術を介した相互理解と共生の視点に立った新しい文化の創造に寄与することを使命に、2007年に独立行政法人国立美術館に属する5番目の施設として開館した「国立新美術館」。以来、コレクションを持たない代わりに、人々がさまざまな芸術表現を体験し、学び、 多様な価値観を認め合うことができるアートセンターとして活動しています。具体的には、 国内最大級の展示スペース(14,000 ㎡)を生かした多彩な展覧会の開催や、美術に関する情報や資料の収集・公開・提供、さまざまな教育普及プログラムの実施に取り組んでいます。

細見美術館の美意識が垣間見える、開館25周年記念展Ⅱ「挑み、求めて、美の極致 ― みほとけ・根来・茶の湯釜 ―」

遠藤 友香2023/12/02(土) - 07:09 に投稿

細見美術館は平成10(1998)年に京都・岡崎に開館して以来、細見家の日本美術コレクションを中心に、さまざまな視点から展覧会を行ってきました。この度開館25周年を記念し、コレクターが己の美意識を信じ、懸命に追い求めてきた多彩なコレクションを選りすぐって紹介します。

開館25周年記念では、美意識の高いコレクションを2展にわたって展開し、第1弾「愛し、恋し、江戸絵画 ― 若冲・北斎・江戸琳派 ―」では、二代古香庵 (細見實、1922~2006/細見美術財団前理事長)と妻 有子(現理事長)が二人三脚で蒐集した江戸絵画を展観しました。先見の明をもって集められた伊藤若冲のユニークな作品、葛飾北斎の肉筆美人画、さらには酒井抱一に始まる洗練された江戸琳派の作品群など、夫妻のお気に入りが紹介されました。

名古屋城を舞台に展開するアートプロジェクト「アートサイト名古屋城2023 想像の復元」

遠藤 友香2023/12/01(金) - 06:27 に投稿
名古屋城
名古屋城

名古屋城という史跡を舞台に展開するアートプロジェクト「アートサイト名古屋城2023 想像の復元」が、2023年12月10日まで名古屋城内の各所にて開催中です。名古屋城主催で現代アートのプロジェクトを行うことは初めての試みとなっています。

在日スイス大使館主催、スイスのインダストリアルデザイナーのカルロ・クロパットが日本の工芸品を考察する展覧会「美の行為 ― 装飾:自然と調和した存在の象徴」

遠藤 友香2023/11/28(火) - 08:47 に投稿
「美の行為 ― 装飾:自然と調和した存在」
「美の行為 ― 装飾:自然と調和した存在」展の様子

 

在日スイス大使館主催の、スイス人のインダストリアルデザイナーであるカルロ・クロパットの展覧会「美の行為 ― 装飾:自然と調和した存在」が2023年12月3日まで、東京・渋谷にある(PLACE) by methodにて開催中です。

現代アートと社会性を踏まえ屏風を再考する、プラダ財団による展覧会 「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI - パラヴェンティ:田名網 敬一」

遠藤 友香2023/11/23(木) - 08:11 に投稿
「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI - パラヴェンティ:田名網 敬一」
プラダ 青山店の外観

絵画それとも彫刻なのか、アートそれとも調度品なのか、実用的それとも装飾的なのか、小道具それとも表現物なのか、建築的それとも演劇的なのかーミラノのプラダ財団、プラダ ロンヅァイ(上海)、プラダ 青山店(東京)の3カ所で、屏風の歴史をテーマに沿って解釈し、現代アートと社会性を踏まえ屏風を再考する展覧会「PARAVENT(屏風)」が開催中です。プラダ 青山店では2024年1月29日まで。

国際芸術祭「あいち2025」の芸術監督と会期・会場が決定!

遠藤 友香2023/11/07(火) - 11:19 に投稿
© SEBASTIAN BÖTTCHER
© SEBASTIAN BÖTTCHER

国際芸術祭「あいち2025」の芸術監督が、フール・アル・カシミ(シャルジャ美術財団理事長兼ディレクター、国際ビエンナーレ協会(IBA)会長)に決定しました。「あいち」における国際芸術祭では、初めて海外から招く芸術監督となります。

「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2023」が、参加アーティスト並びにプログラムの全容を発表!

遠藤 友香2023/07/25(火) - 05:57 に投稿

2010 年より毎年開催している京都発の国際舞台芸術祭「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」。国内外の「EXPERIMENT(エクスペリメント)=実験」的な舞台芸術を創造・発信し、芸術表現と社会を、新しい形の対話でつなぐことを目指しています。演劇、ダンス、音楽、美術、デザイン、建築などジャンルを横断した実験的な表現が集まり、そこから生まれる創造、体験、思考を通じて、舞台芸術の新たな可能性をひらいていくことに重点を置いています。

今年開催予定の「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2023」 は、「まぜまぜ」をキーワードに、多様な⼈々と舞台芸術の出会いと対話が可能になるフェスティバルで、2023 年 9 月 30 日(土)から 10 月 22 日(日)の間に、ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座、 THEATRE E9 KYOTO、京都市京セラ美術館等を舞台に展開されます。

夏休みにお子さんと楽しめる! 世界中にファンを多数抱える「チームラボ」のアートあれこれ

遠藤 友香2023/07/24(月) - 10:17 に投稿

2001年から活動を開始したアートコレクティブ「teamLab(チームラボ)」。アーティスト、プログラマー、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されています。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団として世界的に知られています。

今回は、世界各国にファンを多数抱えるチームラボのアートを満喫できる展覧会などを5つピックアップしてご紹介します。早速、みていきましょう。

1.「チームラボ かみさまがすまう森 - ジーシー」@御船山楽園(九州・武雄温泉)