生も死も内包し、無限に広がる「旅する木 髙濱浩子 めぶきのまつり」

赤坂志乃2024/04/02(火) - 14:52 に投稿

旅するわたしを生き、表現し続けてきた、アーティストの髙濱浩子さん。旅の中で生まれてきた多岐にわたる仕事を「木」に見立て、これまでの道のりを紹介する「旅する木 髙濱浩子 めぶきのまつり」が、4月9日(火)まで神戸・北野のギャラリー島田で開催されています。地階と1階の3会場を使い、初めて日替わりカフェもオープン。「みな誰もが旅の中、共に一つの場と時を分かち合う展覧会に」と、ギャラリーでは話しています。

髙濱さんは、1995年の阪神淡路大震災での体験をきっかけに、人間とアートについて問い続けてきました。
「震災の直後、路上で花の絵を描いていたら、おじさんに『美術とか全然わからへんし、美術館も行ったことないけど、お姉ちゃんが描いたその絵、家に持って帰りたいねん』と、話しかけられたんです。その時、絵は誰かの命とつながっていると強く思いました」と、高濱さん。

人間にとってアートって何だろう。その問いを抱え、髙濱さんは2008年、39歳の時にインドにわたり、詩人のラビンドラナート・タゴールの大学に1年間留学。ベンガル地方のシャンティニケタンに暮らしながら先住民の村を訪れ、原始的な営みに息づくアートに興味を持ちました。自然と共にある暮らしの中ではっきりわかったのは、「何もないは、すべてある」という感覚だったといいます。

写真家・アーティストの高松聡の新たな宇宙アートプロジェクト「WE」が始動

遠藤 友香2024/02/15(木) - 07:50 に投稿

宇宙アートプロジェクト「WE」

世界で初めて宇宙空間でのCM撮影を実現したことで知られる写真家・アーティストの高松聡氏が代表を務めるアートコレクティブ、株式会社 WEが実施する「宇宙アートプロジェクト『WE』」が始動します。

国家宇宙機関が行う宇宙プロジェクトではなく「私達の、私達による、私達のための宇宙プロジェクト」である本ミッションをWEと名付け、また本ミッションを推進するコミュニティの名称もWEとすることにしたとのこと。デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社が本アートプロジェクトの推進プロフェッショナルパートナーおよびオフィシャルスポンサーとして、本プロジェクトの実現に向けたサポートを行います。

チームラボの境界のない一つの世界「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」が、東京・麻布台ヒルズにオープン!

遠藤 友香2024/02/12(月) - 09:43 に投稿
麻布台ヒルズ
麻布台ヒルズ

「Green & Wellness」を軸に、「Modern Urban Village~緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街~」をコンセプトとして、人々が自然と調和しながら、心身ともに健康で豊かに生きることを目指す街「麻布台ヒルズ」。

小林武史が総合プロデューサーを務める、ライブ・アート・パフォーマンス、食体験、アート展示が融合した「百年後芸術祭〜環境と欲望〜内房総アートフェス」

遠藤 友香2024/02/11(日) - 09:07 に投稿

千葉県誕生150周年記念事業の一環として、9月から開催中の「百年後芸術祭〜環境と欲望〜内房総アートフェス 」。市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市の内房総5市を舞台に、「広域連携」「官民協同」による初の試みとして、アート、クリエイティブ、テクノロジーの力を融合した、百年後の新しい未来を創っていくための持続可能なプラットフォームとしての芸術祭を目指しています。

消滅の後には開花が続く、人間と環境の関係を見つめる国際芸術祭「あいち 2025」

遠藤 友香2024/02/05(月) - 09:04 に投稿

2010年から3年ごとに開催され今回で6回目を迎える、国内最大規模の芸術祭の一つである「あいち」。国内外から多数のアーティストが参加して、愛知芸術文化センターのほか、県内の都市のまちなかといった広域にて展開しています。

本芸術祭では、主な会場として、愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、そして瀬戸市のまちなかにて、2025年9月13日から11月30日の計79日間開催予定です。現代美術を基軸とし舞台芸術なども含めた複合型の芸術祭で、ジャンルを横断し、最先端の芸術を「あいち」から発信していくといいます。

文化庁より「2023年芸術選奨」の新人賞に選ばれた、美術家・中﨑透による企画展「Ding-dong, ding-dong ~Bells ringing at the bottom of the valley~」

遠藤 友香2024/01/31(水) - 10:09 に投稿
「SKY GALLERY」から見た渋谷の風景
「SHIBUYA SKY」から見た渋谷の風景

渋⾕スクランブルスクエアの14階・45階・46階・屋上に位置する展望施設「SHIBUYA SKY」は、「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」と題して、本格的な企画展を定期的に開催しています。「SKY GALLERY EXHIBITION SERIES」は、本施設の来場者に、渋⾕最⾼峰の景⾊を眺めるだけにとどまらず、まだ⾒ぬ世界への興味を抱かせ、想像⼒を育てる体験を提供することを⽬的に開催。「視点を拡げる」を共通テーマに、アーティストが本施設を体験したインスピレーションから制作された作品を展開しています。

生きる希望を見出すために。「第8回横浜トリエンナーレ」で新たな扉を開けよう

遠藤 友香2024/01/22(月) - 11:32 に投稿
サンドラ・ムジンガ 《Ghosting》2019 (installation view), Photo: David Stjernholm, ©Sandra Mujinga, Croy Nielsen Vienna (Austria), The Approach London (UK) and David Stjernholm
サンドラ・ムジンガ 《Ghosting》2019 (installation view), Photo: David Stjernholm, ©Sandra Mujinga, Croy Nielsen Vienna (Austria), The Approach London (UK) and David Stjernholm

3年に一度開催される現代アートの祭

前売予定数が1日で完売! 蜷川実花が挑む過去最大の展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」

遠藤 友香2024/01/18(木) - 06:24 に投稿

2023年10月6日に開業した、森ビル株式会社が運営する虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの最上部に位置する情報発信拠点「TOKYO NODE」。開館記念企画の第2弾として、写真家・映画監督の蜷川実花が率いるクリエイティブチームEiM(エイム)による体験型展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」を開催中です。本展は2024年2月25日までの期間限定で、TOKYO NODE でしか観られない“巡回なし”の展覧会です。

映像インスタレーション、写真、立体展示などはすべて本展のために制作され、全11作品が一堂に会する、蜷川実花にとって過去最大規模となる体験型展覧会となっています。11月のチケット発売後、たった1日で予定していた前売り券が完売するなど、開催前から注目を集めていた本展。開幕前日に行われたプレスや関係者向けの内覧会には、各界から1,800名超が訪れ、関心の高さが窺えました。

12月5日の初日には、10時の開幕を今か今かと待つ来場者が列を作りました。開場を待つファンの男性は「蜷川さんの展覧会はこれで4回目の参加。発売後すぐにチケットを購入し、初日に来ると決めていた。どのような“桃源郷”が見られるのか楽しみ」 と期待している様子でした。

ストリートをテーマに、アートの変容や向かう先を考える「Study:大阪関西国際芸術祭 Vol.3」が開幕

遠藤 友香2023/12/24(日) - 14:54 に投稿

「Study:大阪関西国際芸術祭 Vol.3」が開幕

2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に、文化芸術経済活性化や社会問題の顕在化などといったソーシャルインパクトをテーマとした世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭(仮)」の開催を目指すにあたり、それらの実現可能性を検証する(Studyする)ためのプレイベント「Study:大阪関西国際芸術祭 vol.3 」が、2023年12月28日まで開催中です。