和歌山県立近代美術館の見どころ、ランチ、アクセス、料金、周辺情報、まるごとチェック!
自然に恵まれた和歌山。旅行するなら海か山…となりそうですが、収蔵コレクションが充実している和歌山県立近代美術館を起点にアートな1DAYトリップはいかがでしょうか。美術館周辺のグルメ情報もあわせてご紹介!
- 和歌山県立近代美術館の見どころ、ランチ、アクセス、料金、周辺情報、まるごとチェック! の続きを見る
- コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください
連続する生命の形
1845年(江戸後期)に50万平米にも及ぶ敷地に創られた御船山楽園。敷地の境界線上には、日本の巨木7位、樹齢3000年以上の武雄神社の神木である大楠があり、庭園の中心には樹齢300年の大楠がある。そのことからわかるように、御船山を中心とした特別な森の一部を、森の木々を生かしながら造った庭園であることが想像できる。庭園と自然の森との境界線は曖昧で、回遊していく中でいつのまにか森に入り込んだり、けもの道に出くわしたりする。森の中には、超自然的に積み重なった巨石の磐座(いわくら)であろう祠が今では稲荷大明神としてまつられている。また、後に奈良の大仏をつくる名僧行基が約1300年前に御船山に入山し五百羅漢を彫ったとされており、森の中の洞窟の岩壁には、行基が直接彫ったと伝えられる磨崖仏が今も残る。