向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016 フォトレポート
ピアニストかつ美術家としてジャンルを縦横にこえて活躍する向井山朋子さんの作品『Home』。会場となる岩槻の古い家屋に一歩入ると、向井山さんが手がけるインスタレーションと、かつてそこで営まれていた暮らしの痕跡とが相まって、異空間が広がります。映像、写真、美術の中に実際佇む、世界的ダンサー湯浅永麻の存在の生々しさに思わずどきり。
「Home」。この言葉からあなたは何を連想しますか?安心できて守ってくれる場所?時には喜びや悲しみ、憎しみや秘密を隠す場所、自由を奪って閉じ込める場所ですらあるかもしれません。普遍的でありながら、時代時代で少しずつ意味、イメージを変えていく「Home」をテーマとするこの作品は、家、家庭、家族・・・それらの様々姿をみる人に問いかけます。
他人の暮らしを覗いているような、背徳感すら覚えさせる空間の中で、圧倒的な存在感を放つ湯浅さんのパフォーマンスは圧巻の一言。インスタレーションもお勧めですが、パフォーマンスも是非ご覧ください。
向井山朋子・演出「HOME」 さいたまトリエンナーレ2016
パフォーマンス
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