西尾美也

古都祝奈良(ことほぐなら)2018-2019

ARTLOGUE 編集部2018/10/15(月) - 16:17 に投稿

一昨年に行われた「東アジア文化都市2016奈良市」のコア期間「古都祝奈良」と題したアートプロジェクトでは、世界に誇る文化遺産を舞台に、奈良が圧倒的な「場の力」を持つまちであることを内外に発信しました。
そのレガシィを未来につなぐため奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良」を昨年度から開催しています。平成30年度は対話型アートプログラム「グリーン・マウンテン・カレッジ」など新規企画を加え、前回より一層充実したプログラムを展開します。

 

 

奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2018-2019」プログラム一覧

 

 [美術部門]
◯PROGRAM1
対話型アートプログラム 2018年10月~2019年2月(全7回開催)
グリーン・マウンテン・カレッジ

 

 

◯PROGRAM2
美術ワークショップ&展示 2018年11月17日(土)~29日(木)
チェ・ジョンファ/花の舎利塔 Blooming Matrix

 

 

「新・日本の美意識——西尾美也×阪急メンズ大阪」気鋭の現代美術家と熟練職人のコラボレーションによるデニムの限定商品を発表!

ARTLOGUE 編集部2018/09/22(土) - 18:51 に投稿
パッチワークを大胆に用いた作品で知られる現代美術家の西尾美也。彼のアート作品の展示に加えて、阪急メンズ大阪のテーマである「リアルヴィンテージ」からインスピレーションを得て生み出された商品を販売するポップアップストアが阪急メンズ大阪に登場!

「装う」を見つめ直す ―アーティスト西尾美也の可能性

北原一輝2016/10/15(土) - 00:02 に投稿

皆さんは朝、家を出るときなぜその服を着ているのでしょうか。

街でスーツを着ている方を見たらあなたはその人は何をしている人だと思いますか?セーラー服を着ている女性を見かけたらどんな人だと思いますか?
私たちは、女性なのか男性なのか、学生なのかサラリーマンなのか、様々なことを服で判断しているのではないでしょうか。
鷲田清一の著書『ひとはなぜ服を着るのか』の中でも、「性差が服装の差異を決めるというよりも、服装の差異が性差をかき立てる」と、記されています。
個人的な体験ですが、スカートを履いて街を歩くと、嘲笑されることもあります。男性とスカートの組み合わせは、一般社会では異質なものとして映るようです。
このように、服が1つの判断基準となっているからこそ、毎朝、自分の社会的役割に応じて無意識に何も疑うこと無く、服を選んでいるのかもしれません。
 

ここでご紹介する西尾美也さんは、そんな、装うことに対し考えるきっかけを与えてくれるアーティストです。

西尾さんは衣服をメディア(道具・媒介するもの)として捉え、衣服を用いた作品を通じて、我々の生活における最も身近な文化、「装う」という行為に対し揺さぶりをかける作品を数多く発表しています。