日本の伝統文化や優れた技術と、今日的で洗練されたクリエーションを掛け合わせた取り組みを発信する、百貨店阪急の「新・日本の美意識 "HANKYU JAPAN CREATION"」。新進クリエーターによるデザインと、日本の熟練職人の技が融合した阪急発の新たなモノづくりが展開され、これまでにも、みうらじゅんや武田双雲など名だたるクリエーターたちが、実験的で魅力溢れる商品を発表してきました。
今回フィーチャーしたクリエーターは、パッチワークを大胆に用いた作品で知られる現代美術家の西尾美也。彼のアート作品展示に加え、阪急メンズ大阪のテーマである「リアルヴィンテージ」からインスピレーションを得て生み出されたコラボレーション商品が並びます。
「NISHINARI YOSHIO」×「SHITURAE」×「阪急メンズ大阪」
「NISHINARI YOSHIO」は、美術家の西尾美也が、大阪市西成区山王にあるkioku手芸館「たんす」に集まる地域の女性たちとの共同作業により立ち上げた、西成発のファッションブランドです。
地域の女性たちの予想を裏切るアレンジや発想の飛躍、西尾が考えるイメージとの齟齬など、予期せぬズレをコンセプトの一つに、「作業着=日常を生きるための服」を提案しています。
「SHITURAE(しつらえ)」は、ドラマトゥルクの竹内大悟が文化ファッション大学院大学修了後、2011年にスタート、ファッション・ブランドの企画制作、パターン制作を行っています。ドラマトゥルクとはドイツ発祥の職業で、本来劇場や劇団に属し、その分野の専門知識をもって演出家をサポート、創作を後押しします。ファッション界に身を置く竹内は、クライアントと共同作業を行いながら、演劇でのドラマトゥルク同様、クリエーションの質や価値を向上させています。コレクション直前での直しや、特殊すぎて工場で縫えないもの、一点ものの衣装などは自身で縫うこともあります。
「NISHINARI YOSHIO」と「SHITURAE」、阪急メンズ大阪のコラボレーションから生まれた、経年変化の美しいユーズドデニムを贅沢にパッチワーク&リメイクした商品はすべて一点モノ。地元大阪の美意識から生まれた、オンリーワンのカスタムデニムです。
阪急メンズの今秋のテーマ「リアルヴィンテージ」×「クリエーターによる先進的なリペアパターン」
秋の気配で色づくこの時期、阪急メンズ大阪・1階特設スペースにて、「NISHINARI YOSHIO」の秋冬新作コレクションと、阪急とのコラボーレションによるデニムの限定商品が販売されます。また、館内では西尾美也の作品の展示も。この機会にお誘い合わせのうえ、ぜひお立ち寄りください。
■開催概要
会 期:2018年9月26 日(水)~10月9日(火)
会 場:阪急メンズ大阪・1階特設スペース(
時 間:月・火曜11:00~20:00、水・木・金曜11:00~21:00、土曜10:00~21:00、日曜・祝日10:00~20:00
問合せ:06-6361-1381(阪急メンズ大阪)