マシュー・バーニー

アーティスティックディレクターにピエール・ユイグを迎えた「岡山芸術交流 2019 IF THE SNAKE もし蛇が」が開幕!

遠藤 友香2019/10/01(火) - 16:44 に投稿

岡山城・岡山後楽園周辺エリアの様々な歴史文化施設を舞台に展開される芸術祭「岡山芸術交流 2019 IF THE SNAKE もし蛇が」が、2019年9月27日(金)に開幕しました。「岡山芸術交流」は、岡山市で3年ごとに開催される国際現代美術展で、2016年に初めて行われました。第2回となる今回は、フランス・パリ生まれで、現在はニューヨークを拠点に世界的に活躍しているピエール・ユイグ氏をアーティスティックディレクターに迎え、9か国18組のアーティストが参加。岡山市長の大森雅夫氏が会長を務め、公益財団法人石川文化振興財団理事長でストライプインターナショナル代表取締役社長の石川康晴氏が総合プロデューサーを、TARO NASU代表の那須太郎氏が総合ディレクターを担っています。

今回、約40点の作品が展示されており、旧内山下小学校をメイン会場に、旧福岡醤油建物、岡山県天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、岡山城、シネマ・クレール丸の内、林原美術館など、岡山市内各所で展開。すべてが徒歩で動ける距離なので、移動の負担が軽減されるのが嬉しいところ。

21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展 アンディ・ウォーホルから奈良美智まで

ARTLOGUE 編集部2018/05/16(水) - 17:37 に投稿
マシュー・バーニー《Ms.-グッドヤー》1995年 © Matthew Barney

 

タグチ・アートコレクションは、実業家の田口弘氏が収集した国内有数の現代美術コレクションです。400 点を超えるコレクションは、出身地もさまざまで、グローバルに活躍する作家たちの作品からなり、いまの美術の動向を一望することができます。本展では、コレクションの中から、2000 年代に制作された作品を中心に、現代の美術作品を紹介します。

現代の美術の特徴のひとつに、作品の中に「美術とは何か」という自己言及性を抱えていることが挙げられます。アンディ・ウォーホルのように広告やアニメーションのイメージを取り込んだり、あるいは、過去の巨匠の作品を引用したりしながら、「私の考える美術」を提示しています。

また、ものをつくるという行為は、作家の体そのものから発する内的なものだという考え方もあります。民族やジェンダーを主題にした作品や、映像作品にみられる物語性を取り入れた作品は「私はなぜ私であるのか」を見る人に問いかけてきます。