現代美術

ARTISTSʼ FAIR KYOTO2019:BLOWBALL

ARTLOGUE 編集部2019/02/19(火) - 16:29 に投稿

京都府とARTISTS' FAIR KYOTO実行委員会は、「ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2019」のサテライトイベントとして、若手アーティストの活躍の場を拡げる「ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2019:BLOWBALL」 を開催します。

京都府内の飲食店、ホテルといった身近な場をアートの展示会場とし、各会場と若手アーティストがコラボレーションして作品の展示・販売を行います。

会場は、スプリングバレーブルワリー京都やKYOTO ART HOSTEL kumagusuku、ワコールスタディホール京都、下鴨茶寮などの飲食店やホテル、オフィス。さらに、2019年春にオープン予定の宿泊型ミュージアムBnA Alter Museumでは、制作中の宿泊アート空間をはじめ施設全体を特別公開する、「ナイトミュージアムツアー」を開催します。

お食事を楽しむ方から宿泊する方まで、多彩な層へアートとのコンタクトを促し、買うアートの根付きを実験的に試みます。
いつもと違ったアートとの出会いを早春の京都でお楽しみ下さい。

 

ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ

ARTLOGUE 編集部2019/02/16(土) - 02:32 に投稿
ジョゼフ・コーネル(1903-1972)は「箱」の作品で最もよく知られていますが、多彩なコラージュを手がけるとともに、映画の仕事も評価されています。 本展では、箱、コラージュ作品約50点を展示するほか、上映機会の少ない映像作品もご紹介します。また、コーネルがデザインした雑誌等の印刷物、日記や手紙をはじめとした資料も合わせて展示することで、作家の仕事を貫く精神を見つめ、制作に向かう姿勢や人物像にも迫ります。

志賀理江子 ヒューマン・スプリング

ARTLOGUE 編集部2019/02/15(金) - 02:39 に投稿
2006年、作家は展覧会参加のため初めて東北を訪れました。その後2008年から宮城県に移住し、土地に暮らす人々と出会いながら作品を制作する生活のなかで、長く厳しい冬を打ち破るよ うな東北の春に惹かれていきます。変わりゆく季節から溢れ出る強烈な生のエネルギーが、同時に死を抱え込んでいることに共感した作家は、人間があらゆる位相でさまざまなイメージを求め続ける理由の源をそこに見出し、追い、また、それらが社会にどう繋がれているのかを知ろうとしました。 2011年3月の東日本大震災で、多くの人々の命が一瞬で奪われることを目前にした作家の壮絶な体験は、深く心に刻まれました。時空の裂け目に飛び込むような写真表現は、自らの衝迫と重なるものと言えるでしょう。 本展覧会では、現在を生きる私達の心身の衝動と反動などに焦点をあて、日本各地の様々な年代、職業の人々とともに協働し制作した新作を、等身大を超えるスケールの写真インスタレー ションで構成します。平成が終わる大きな節目の春に精神の極限を見つめ、現代の社会と個人、自然と人類の関わりを編みなおし、生の解放される場となれば幸いです。

はじまりのかたち ― 素描―展

ARTLOGUE 編集部2019/02/13(水) - 02:48 に投稿
この度、MOU尾道市立大学美術館において、『はじまりのかたち―素描―展』を開催いたします。今回は特別編として、造形作家やデザイナーとして活躍する教員の素描を、学生の作品と合わせて広く展示します。また、石膏や写生デッサン、下図といった従来の素描展での展示内容に加え、準備段階のスケッチや構想メモ、アイディアノートや写真によるメモ、作業途中の修正指示をも幅広く「素描」ととらえなおして提示します。 造形面だけでなく認知や思考における「素描」の機能を、あらためて視覚的に振り返るという新たな試みをぜひご覧ください。

カミワザ! ― 驚異の立体切り絵展 ―

ARTLOGUE 編集部2019/02/08(金) - 02:37 に投稿
驚異の技術による美しさ。一枚の紙から生まれる奇跡。立体切り絵SouMaの世界。 切り絵とは描線を紙から切り抜いて作られた絵。その切り絵の世界の概念を大きく超え、立体的で重層的、複雑で繊細な美しい作品を生み出すのが、立体切り絵作家SouMa(ソウマ)です。彼女の作品は、下書きなしで一枚の紙からカッターナイフによって切り出され、本物のように編んでいる髪の毛一本一本も驚くほど細く切った紙でできています。さらに驚くことに、その繊細で複雑なパーツ全てが、切り離したり貼り合わせたりすることなく、ひとつに繋がっています。 奇跡的な美しさと信じられないほどの複雑さ、驚きの立体感と息を呑む繊細さ。SouMaによる唯一無二のアートの世界をお楽しみください。

鈴木まもる展「鳥の巣World」

ARTLOGUE 編集部2019/02/06(水) - 02:34 に投稿
「中村屋サロンアーテイストリレー」は2018年より始めた、作家の紹介でつなぐ展覧会です。本展ではその事象を作家同士のリレーという形で今に表すとともに、新進芸術家に発表の場を提供いたします。第2回は、前回展示作家の日本画家 新恵美佐子さんと漆芸作家 染谷聡さんからそれぞれバトンを渡された、画家 及川聡子さんと画家・絵本作家・鳥の巣研究家 鈴木まもるさんです。

及川聡子展「光ノ萌」

ARTLOGUE 編集部2019/02/06(水) - 02:34 に投稿
「中村屋サロンアーテイストリレー」は2018年より始めた、作家の紹介でつなぐ展覧会です。第2回は、前回展示作家の日本画家 新恵美佐子さんと漆芸作家 染谷聡さんからそれぞれバトンを渡された、画家 及川聡子さんと画家・絵本作家・鳥の巣研究家 鈴木まもるさんです。

蜷川実花展 ― 虚構と現実の間に ―

ARTLOGUE 編集部2019/02/05(火) - 02:30 に投稿
写真家の枠を超え、映画、デザイン、ファッションなど多彩な活躍をしている蜷川実花。 本展では、「虚構と現実」をテーマにアーティストの写真の本質に迫ります。色鮮やかな花々を撮影した《永遠の花》や《桜》をはじめ、芸能・スボーツなどの著名人を最影した《Portraits of the Time》、新境地となった《うつくしい日々》など、旧作から近作までを一堂に展示します。 常に時代をリードし、幅広いジャンルで表現し続ける“蜷川実花”の作品世界を、全身で体感できるまたとない機会となるでしょう。

これがわたしたちのコレクション+インカ・ショニバレCBE: Flower Power

ARTLOGUE 編集部2019/01/31(木) - 02:37 に投稿
福岡市美術館が40年以上にわたり収集してきた約16,000点のコレクションの中からダリ、ミロ、ウォーホルなど、同館のスター作品をはじめ代表的な作品を一堂に紹介する『これがわたしたちのコレクション』が開催されます。普段は市民に貸し出しているギャラリーも含め、館内すべての展示室を使用した、1979年の開館以来、最大規模のコレクション展示を特別企画と、欧米で絶大な人気を誇るアーティスト、インカ・ショニバレCBE氏による『インカ・ショニバレCBE:FlowerPower』も開催されます。

黒田泰蔵 白磁

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:36 に投稿
空間に溶け込むように静謐でありながら、緊張感あふれる力強さをもつ陶芸家・黒田泰蔵の白磁。ヴァンジ彫刻庭園美術館では、国内外の主要な美術館にコレクションされ、世界的に活躍する黒田の美術館では初となる個展を開催いたします。 1966年、20歳の若さでパリに渡り、のちの人間国宝となる陶芸家の島岡達三と運命的な出会いを果たした黒田は、カナダで陶芸を始めました。 日本に帰国した後も、黒田はさまざまな技法で精力的に作陶に携わっていきますが、45歳の時、「轆轤成形、うつわ、単色」という3つの条件を自身に定め、白磁のみの制作に傾注していきます。 本展覧会では、轆轤に初めて触れてから約半世紀の後に辿り着いた白磁の現在を、円筒や梅瓶、花入、台皿といった数々の優品により展観します。 磁土との対話の中、個を極限まで消していくことで純化された白磁がみせる抽象の世界。轆轤の回転が生み出す柔らかで張りのあるフォルム、釉薬を用いず、焼締めの後に磨かれた表面の艶やかな陰影、宙空へと薄く挽き上げられた口縁など、その美しさの特質には枚挙にいとまがありません。 1981年の帰国後より伊豆に窯を構え、以来40年近く静岡の地でうつわの可能性を追求し続けてきた黒田の究極の白磁を、ぜひご堪能ください。