現代美術

「災害」と「祝祭」をテーマに、2021年以降の日本を考える「TOKYO 2021美術展『un/real engine --慰霊のエンジニアリング』」

遠藤 友香2019/09/18(水) - 16:20 に投稿

各分野で活躍するクリエイター達が、東京という都市の過去を新しい視点で検証し、未来の発見をしていくアートイベント「TOKYO 2021」。

本企画は東京・京橋にある戸田建設本社ビルの解体直前の空間を利用し、従来のオフィス街では難しかったダイナミックな展開を、TOKYO 2021実行委員会(総合ディレクター 藤元明氏/企画アドバイザー 永山祐子氏)が、戸田建設の主催の元に実現したもの。

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックは、メディアによって演出された日本が国内外に発信される場ともいえます。その表層化された日本像と価値観に対し、「TOKYO 2021」では、「建築展」と「美術展」を通じて、「2021年以降を考える」ことに向き合います。

世界遺産である二条城を舞台にした国際的なアートフェア「artKYOTO 2019」が開催! ガラスの茶室「雪花庵」や、ゴッホの水彩画などの出展も。 

遠藤 友香2019/09/07(土) - 16:52 に投稿

2019年9⽉7⽇(⼟)から9⽇(⽉)まで、国際的なアートフェア「artKYOTO 2019」が、京都の元離宮二条城で開催されています。国際⽂化観光都市「京都」を舞台に、世界遺産である二条城で初めて開催されるアートフェアであるだけでなく、令和から新たにはじまるアートフェアでもあります。

伝統的な⽂化と⾰新的な精神が同居して発展してきた京都は、江⼾時代に栄えた⼿⼯業が⼯芸として現在に受け継がれています。また、商⼈の町としての歴史も古く、京を本店にして江⼾に出店することが江⼾時代の商⼈の理想とされ、彼らは芸術⽂化の経済的な担い⼿としても活躍しました。このように、歴史の変遷の舞台としてだけでなく、⽇本のアートマーケットの重要な位置づけであった京都。その中でも徳川家康の将軍就任、⼤政奉還といった重要な歴史の変わり⽬の象徴ともいえる⼆条城で、この度新たなアートフェアが誕⽣しました。 artKYOTOには、古美術から現代美術まで時代の古今を限定せず、京都の11軒のギャラリーを含む国内外31軒のギャラリーが出展しています。歴史を踏まえながらも新たな社会価値を⽣み出し、アートを鑑賞するだけでなく、気に入ったら購入することもできるアートフェアです。
[gallery 8526]

日本初、世界遺産の城でのアートフェア「artKYOTO 」來住尚彦プロデューサーの思い

鈴木 大輔2019/09/05(木) - 16:55 に投稿

2019年9月7日(土)~9日(月)の期間、世界遺産の元離宮二条城を舞台にしたアートフェア「artKYOTO 」が開催されます。世界的な歴史ある建造物を舞台に古美術から現代アートまで、31軒のギャラリーが出展します。

加えて、artKYOTOでは、開催概要やギャラリーの情報だけではなく京都のアートスポットを掲載した公式の「artKYOTO GUIDE MAP」を発行。

日本の世界遺産の城で初開催となるアートフェアartKYOTOの総合プロデューサーであり、主催者でもある一般社団法人 アート東京代表理事來住尚彦(きし・なおひこ)氏に、artKYOTOへの思いや成り立ちについて語っていただきました。

「ART IN THE OFFICE 2019」受賞アーティスト・吉田桃子氏の作品「first "I.U" zone.2」が完成!

ARTLOGUE 編集部2019/07/27(土) - 11:46 に投稿

マネックスグループが社会貢献活動並びに社員啓発活動の一環として実施しているアートプログラム「ART IN THE OFFICE」。

公募によりアーティストを1名(1組)選出、社内のプレスルーム(会議室)を応募作品の発表の場として約1年間提供するだけでなく、選出されたアーティストに50万円の賞金および10万円の制作費を授与するというもの。オフィスでの滞在制作が応募条件となるのが特色です。

2019年度の受賞アーティストとして選出された吉田桃子氏(※“吉”は、土の下に口)の作品「first "I.U" zone.2」が完成しました!

宮永愛子:漕法

ARTLOGUE 編集部2019/07/26(金) - 19:07 に投稿

日本の現代美術の次代を担う宮永愛子による、四国初の大規模個展を開催。

常温で昇華するナフタリンなどを素材に「変わりながらも存在し続ける世界」を表現する現代アーティスト・宮永愛子。近年国際的に大きな注目を集める彼女は、瀬戸内国際芸術祭2019の出品作家としても選出されています。

同展では、瀬戸内の景色やそこで暮らしてきた人々が積み重ねる時間をテーマに、澄んだ音色を奏でる讃岐名石「サヌカイト」を素材とする新作インスタレーション、代表的なシリーズである《手紙》や《life》などを展示します。

宮永は、不断に変化する世界と向き合う私たち一人ひとりを、海に浮かび旅する一艘の舟に重ねます。展覧会タイトル「漕法(そうほう)」とは舟を漕ぐ方法を意味する言葉。果てしない年月のなか、私たちを取り巻く島々は揺らぎながら変化を続けます。そして、私たちもまた日々を紡ぎ、懸命に世代を重ねていくことで景色を少しずつ変えていくのです。

海の結ぶ景色や時間の痕跡を想起させる、宮永独自の世界をお楽しみください。
[gallery 8213]※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為は法律で禁止されています。

 

ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019大賞に輝いた石塚源太。「漆」という伝統的な素材をモダンな姿に蘇らせた。

遠藤 友香2019/07/17(水) - 19:40 に投稿

ラグジュアリーブランド「ロエベ」が主催する「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019」の授賞式が、去る2019年6月25日(火)に、東京・赤坂にある草月会館のイサム・ノグチが手掛けた石庭「天国」にて開催され、京都をベースに活動する石塚源太氏が大賞に輝きました。

今年の「海の日」はダブルで祝う。―2019年は「海の日」と「内航船の日」が重なるスペシャルイヤー!

EARTH CONTAINE…2019/07/15(月) - 12:07 に投稿

「海の日」と「内航船の日」が重なる2019年。

おはようございます、コンテナくん(谷川夏樹)です。 今日はご存じ「海の日」ですね!
そして7月15日は、「内航船の日」でもあります。
海の日は毎年日が変動するので、2019年は2つの海に因んだ記念日が偶然重なる特別な年なのです!
内航船の日とは、2015年に日本記念日協会によって認定された記念日。
昨年7月15日のARTLOGUE(アートローグ)・「内航船の日」の回でも記事を書かせていただきましたので、詳しくはこちらをご覧ください。→ https://www.artlogue.org/node/4116

販売開始!カタログ「空白より感得する / From blanks to Sensitivity」

ARTLOGUE 編集部2019/06/20(木) - 22:12 に投稿

2018年10 月13 日(土)~11 月11日(日)、京都の瑞雲庵で開催された「空白より感得する / From blanks to Sensitivity」。

この展覧会では、80年代初頭からテクノロジーを通じて自然現象を鋭敏に捉える先駆的な活動を行ってきたフェリックス・ヘスを日本に招聘すると共に、彼に共鳴する、世代を超えたアーティスト達が結集し、瑞雲庵の環境と呼応する作品が展示されました。

ヘスが日本を訪れるのはなんと20年振り!

そんな貴重な約1ヶ月間を記録したカタログの販売が始まりました。

展示作品や会場で行われたパフォーマンスの瞬間を切り取った写真、参加作家のアーティストノート、キュレーターの四方幸子らから寄せられた批評等が収められ、様々な視点を通して展覧会が浮かび上がる内容となっています。

会場に足を運ばれた方にも、残念ながら見逃した!という方にも、是非手にとっていただきたい1冊です。
 

Cygames 背景美術展

ARTLOGUE 編集部2019/06/18(火) - 16:51 に投稿

ゲームの企画・開発・運営事業を展開する株式会社Cygames(サイゲームス)が、大阪芸術大学で7月14日(日)~7月19日(金)、展覧会「Cygames 背景美術展」を開催します。

展示されるのは、ゲームの世界観を表現する上で重要な役割を担う背景アートを約150点、Cygamesを代表する3つのゲームタイトルから、圧倒的クオリティの王道ファンタジーRPG『グランブルーファンタジー』をはじめ、1,500種類を超える美麗カードと進化システムで戦う本格スマホeスポーツ『Shadowverse』、超大作アニメRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』の背景アート。

普段なかなか目にする機会のないゲームの背景アートを細部までお楽しみいただける、またとない機会です。

また期間中の7月16日(火)~7月19日(金)には、背景イラストに特化した、学生向けポートフォリオ相談会も開催。
Cygamesの現役イラストレーターと直接対話ができるチャンスをどうかお見逃しなく!

[gallery 7879]
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為は法律で禁止されています。

 

参加者募集!緑豊かな「茶源郷」で過ごすアーティスト・イン・レジデンス「京都:Re-Search 2019 in 和束」

ARTLOGUE 編集部2019/06/18(火) - 10:52 に投稿

鮮やかな緑の茶畑が段々と続く風景で知られる京都府和束町。
その光景から「茶源郷」と親しまれています。

そんな和束町で実施されるアーティスト・イン・レジデンス事業、「京都:Re-Search 2019 in 和束」が参加者を募集中です。

こちらのプログラムは、2019年8月26日から9月8日の14日間和束町に滞在し、参加者それぞれのテーマに沿って和束の風土や歴史等をリサーチ、そこでの発見を活かしたアートプロジェクトや作品プランの構想を立てるというもの。次年度に予定されている和束町での展覧会で、それらの実現を目指します。

なお、滞在中のアーティストによるリサーチの模様はアーカイブ化され、ウェブサイトやSNS上で誰でもアクセスできるとのこと。そこから、アートの視点で切り取った新たな地域のドキュメントも作成されるのだそうです。

滞在中には、アーティストのYukawa-Nakayasuさん、台湾ビエンナーレ2018キュレーターの Gong Jow-Jiunさん、アーティストで映像作家でもある藤井光さんが講師を務め、リサーチの手法を学ぶワークショップ等、充実したプログラムもご用意。