アニッシュ・カプーア

草間彌生、アニッシュ・カプーア、大小島真木らの作品を通して、これからの未来を問う「世界の終わりと環境世界」展

遠藤 友香2022/06/28(火) - 21:52 に投稿

核の脅威と地政学的緊張、環境破壊と地球温暖化といった諸問題が生み出すであろう「世界の終わり」。いまや宗教的預言でも科学的予測でもなく、今ここにあり身体的に知覚され経験されるべきカテゴリーです。

そんな「世界の終わり」を、ただ生き延びるためではなく、「世界の終わり」とともに生きるために、政治的なもの、社会的なもの、人間的なものの交差する地点にあらわれる破局的主題と対峙し、近代の諸概念を根源的に問い直す展覧会「世界の終わりと環境世界」が、2022年7月3日(日)まで、「GYRE GALLERY(ジャイル ギャラリー)で開催中です。
展示風景

SF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』をテーマとした展覧会が開催中! アニッシュ・カプーア、ピエール・ユイグ、赤瀬川原平らが参加

遠藤 友香2021/03/01(月) - 12:13 に投稿

1968年に公開された、巨匠スタンリー・キューブリックが手掛けた映画『2001年宇宙の旅』。それを題材とした展覧会「2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ」が、4月25日(日)まで、東京・表参道のGYRE GALLERY(ジャイル・ギャラリー)にて開催中です。キュレーションは、スクールデレック芸術社会学研究所所長の飯田高誉氏。

人間とテクノロジーの関係、人類の進化をテーマにしたSF映画の金字塔である『2001年宇宙の旅』では、猿人が謎の黒い石板「モノリス」に触れたことで道具を手にし、「ヒト」へと進化。やがて宇宙へ進出するまでに発展します。人類は「モノリス」の謎を解き明かそうと、初の有人木星探査に出発。そんな旅の途中、宇宙船ディスカバリー号をコントロールしていたAI(人工知能)の「HAL9000」が乗組員に反乱を起こします。続編『2010年宇宙の旅』では、モノリスが電脳空間的であるとともにコンピュータ・ウイルス的であることが証明されます。