西宮市立郷土資料館
西宮地方の歴史と文化財を実物資料で知ることができる唯一の施設です。収蔵資料約4万点、常設展示資料約250点。「満池谷層の植物遺体包含層」・「具足塚古墳出土遺物」・「永正十五年(1518)銘石造一石五輪塔」・「江戸時代の宿駅生瀬家並模型」・「江戸時代西宮から江戸へ酒を運んだ樽廻船模型」・「大正・昭和初めの苦楽園・甲陽園などの絵葉書」などを常設展示しています。また、企画展示・特集展示・講座などの催しのほか、市民文化財ボランティアによる市内の歴史調査、市民グループと共同開催する講座などを実施しています。
西陣織会館
西陣織とは、多品種少量生産が特徴の、京都(西陣)で生産される先染(さきぞめ)の紋織物の総称です。昭和51年2月26日付で国の伝統工芸品に指定されました。西陣の織屋は平安朝以降連綿と続いてきた技術とともに、優れたデザインのため創造力や表現力への努力を重ねています。
西村計雄のアトリエ
2002年4月5日、西村計雄が晩年を過ごした東京のアトリエが、小さな美術館としてオープンしました。西村の作品の数々のほか、遺品が展示され、在りし日の西村計雄の制作の様子をうかがうことができます。 パリでの活躍から晩年にいたるまで、西村計雄を支えた、長女育代さんが迎えてくださるアトリエ、ぜひお出かけください。
西村計雄記念美術館
西村計雄(にしむら けいゆう)は、北海道共和町出身で、戦後パリを拠点に活躍した洋画家です。ピカソを育てた画商・カーンワイラーに「和菓子の色」と評されたやわらかな色彩と、たおやかな線が特徴の作品は、「東洋と西洋の美を融合した」として高く評価されました。1999年11月1日、ふるさとの田園風景を見渡す丘に、西村計雄記念美術館が開館。西村計雄の作品を中心とした展示や、アートで楽しむさまざまなプログラムを実施しています。
西大寺
什宝類としては、金光明最勝王経・大毘盧舎那成仏神変加持経(ともに国宝)の奈良朝写経など創建当初の威容を伝える文物もありますが、叡尊上人によって復興された鎌倉中期以降のものが大部分を占めています。仏像では、本尊の釈迦如来立像(本堂)・秘仏愛染明王坐像(愛染堂)・興正菩薩坐像(愛染堂)・文殊菩薩騎獅像ならびに四侍者像(本堂)(いずれも鎌倉時代、重要文化財)のほか、塔本四仏坐像(聚宝館)・吉祥天立像(聚宝館)・十一面観音立像(四王堂)などは平安時代にまで遡ります。絵画では、十二天画像(平安時代、国宝)をはじめ鎌倉期以降の仏画・肖像画が多数あり、工芸品には、金銅宝塔・鉄宝塔・金銅透彫舎利塔(いずれも鎌倉時代、国宝)などの舎利塔や、多くの秀
西田美術館
西田美術館は、富士化学工業 西田安正氏が個人的に海外で直接収集した美術品を中心に平成5年9月に開館しました。西田美術館のユニークな特徴のひとつは、西田のコレクションが古代オリエント文化遺産を中心にスタートしたこともあって、オリエント文化からシルクロードを経て中国に至る陶磁器・彫刻作品が充実しており、700点を超えるコレクションは、この種の美術館では全国的にも稀なものといわれています。また、ビザンチン美術を代表するイコンから現代絵画まで、200点もの中欧の絵画コレクションが所蔵・展示されていることでも有名です。78点のロシアのイコン(テンペラ)、ハンガリーの絵画家ガランボシュのコレクションは、日本ではあまりなじみのない中欧を知るまた