住所
富山県 中新川郡上市町 郷柿沢1
西田美術館は、富士化学工業 西田安正氏が個人的に海外で直接収集した美術品を中心に平成5年9月に開館しました。
西田美術館のユニークな特徴のひとつは、西田のコレクションが古代オリエント文化遺産を中心にスタートしたこともあって、オリエント文化からシルクロードを経て中国に至る陶磁器・彫刻作品が充実しており、700点を超えるコレクションは、この種の美術館では全国的にも稀なものといわれています。
また、ビザンチン美術を代表するイコンから現代絵画まで、200点もの中欧の絵画コレクションが所蔵・展示されていることでも有名です。78点のロシアのイコン(テンペラ)、ハンガリーの絵画家ガランボシュのコレクションは、日本ではあまりなじみのない中欧を知るまたとない機会を与えてくれます。
さらに、西田美術館は、富山県入善町出身で、現代における「マンダラの画家」として知られている(故)前田常作の多くの作品を所蔵、常設展示していることでも知られています。前田氏のマンダラと前述のイコンは同じ第3展示室にに展示されており、東西の宗教世界を一堂に見ることが出来ます。
このように、古代から現代にいたるユーラシア大陸の悠久の流れを自然と宗教と芸術の調和としてとらえようとする思想で特徴付けられている西田美術館は、国内はもとより海外の有識者からも注目されています。
富士化学工業株式会社は、社会貢献として富山県、北陸地方はもちろん全国へ向けた美術館活動を通じて、これらの芸術作品を多くの人々にご覧いただけるよう努力を続けてまいります。
郵便番号
930-0397
アクセス数
0
1
1
緯度
36.71870548
経度
137.36356537