ギャラリー

名和晃平:Element - Black

ARTLOGUE 編集部2018/11/04(日) - 19:57 に投稿

今年7月からルーヴル美術館ピラミッド内で特別展示が行われている(~2019.1.14迄)、高さ10m  の黄金に輝く彫刻"Throne"の制作をはじめ、世界各地での大規模な個展の開催や展覧会への参加、禅寺でのアートパビリオンの設計とインスタレーションや、振付家ダミアン・ジャレとのプロジェクト"VESSEL"での舞台公演、ファッションブランドとのコラボレーションほか、様々なジャンルを横断し彫刻の概念を拡張し続ける作家、名和晃平。

2013年のギャラリーノマルでの開催以来、関西では5年振りとなる名和の個展を開催します。

 

EDENDORDORADO(エデンドルドラド)―楽園の物音―

ARTLOGUE 編集部2018/11/01(木) - 00:08 に投稿

DIESEL ART GALLERYでは、2018年8月31日(金)から11月15日(木)の会期で、双子のアートユニット、HAMADARAKA(ハマダラカ)の国内初大型個展「EDENDORDORADO(エデンドルドラド)―楽園の物音―」を開催中です。

HAMADARAKAは、夢、温度、湿度、記憶に残った図像、言葉の響き、ノイズなどの、身の回りの存在を五感で捉え、サンプリングすることによって作品を制作しています。
本展では、「432Hz」、「440Hz」という象徴的な二つの周波数の間の値であり、HAMADARAKAが共鳴した波長「434Hz」をテーマに、その振動により目覚めた生き物たちが織りなす「楽園」を描いたペインティング作品約30点と、ギャラリー空間に浮遊する立体作品からなる、未発表新作のインスタレーションを展覧します。

二人が阿吽の呼吸で生み出すその「楽園」には、光や水の効果により、暗闇に浮かび上がるホログラムのように巨大な植物が茂り、透き通った体の生き物がうねるような曲線で走りぬけます。
また、爆音と静寂の旋律により、ブロッケン現象のように生き物が虹色の閃光を放ち、不思議で神秘的な「ものたち」が数多く生息します。

池田学展「どうぶつたち」

ARTLOGUE 編集部2018/10/31(水) - 15:30 に投稿

わずか1mmに満たないペン先から、緻密でユーモア溢れる世界を描く画家、池田学。

昨年開催された初の大規模個展「池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー」は、佐賀県立美術館、金沢21世紀美術館、日本橋髙島屋ホールを巡回し、約30万人を動員し大変話題となりました。

池田は、大画面の中にいくつもの小さな世界や物語が織り込まれた、スケール感溢れる作品を制作する一方、並行して小さな動物画の制作を長年続けています。

東京都動物園協会発行の季刊誌『どうぶつと動物園』にて2005年から10年以上続けている動物画のシリーズは「自分にとってのライフワークの一つ」であると池田は言います。

羽や毛並みをペン先で描いていく作業を通して、その動物の生態や特徴をも改めて実感するというその作品群は、動物たちの息づかいや温度まで伝わってきそうです。

図鑑の中の動物たちともまた違った、池田学による「どうぶつたち」をぜひご覧ください。
 

PROJECT501.TOKYO「LOVEARTfile2 : Shunsuke」

ARTLOGUE 編集部2018/10/30(火) - 15:42 に投稿

PROJECT501.TOKYO(渋谷区神宮前)は、2018年10月27日(土)から原宿のアートスペース「PROJECT501」において、第二回目の展示企画「LOVEARTfile2 : Shunsuke」を開催いたします。

 

「PROJECT501」は、“アーティスト”ではなく“アートコレクター”にフォーカスし、コレクターのライフヒストリーとともにコレクションしている作品を展示します。生活の中にアートを取り入れ、アートと共に生きる、一人のコレクターの目線や生き方をリアルタイムに追体験して頂ける企画です。

 

第二回となる今回は、都内在住のShunsukeさんのケースを取りあげます。アートの持つ“どうしようもない感じ”に惹かれると話す、彼のコレクションと人生はどのようにリンクするのでしょうか?魅力的な彼の世界観と美意識を味わって頂くことで、アートに対する新たな見方を皆さまにご提案できればと考えています。

 

マライン・ヴァン・クライ「Nude in the Studio」

ARTLOGUE 編集部2018/10/30(火) - 11:22 に投稿

マラインはオランダ・アムステルダム在住の作家で、ドローイング、ペインティング、コラージュ、映像作品など様々な方法で作品を発表しています。過去にはアムステルダム、ベルリン、ハーレム、ロンドン、チューリッヒなど様々な都市での展示経験があり、2013年にはダッチ・ロイヤル・アワード、2016年にはABN AMRO アートアワードを受賞するなど注目を集めているアーティストです。

今回の展示ではピカソが描いた彼のスタジオ風景に対する、オマージュのドローイング作品とその作品集を発表します。

ピカソは1955年に自身のスタジオを、カンヌにある20世紀前半に建てられたヴィラへと移します。そのスタジオにはアールヌーヴォー様式の大きい窓があり、庭のサボテンやユーカリ、ヤシの木を望むことができたと言います。ピカソはその窓からの景色をインテリア・ランドスケープと呼び、作品に多数残しています。

マラインはピカソの後期の作品集を多く収集しており、そこで目にしたのがこのインテリアランドスケープでした。彼は反復と変化を通して’’描く’’という行為自体に着目しているアーティストであるので、画集のなかで一枚気になる絵に出会うと、それを何枚も書き続けます。

森淳一「山影」

ARTLOGUE 編集部2018/10/29(月) - 01:06 に投稿

ミヅマアートギャラリーでは10月24日(水)より、森淳一展「山影(さんえい)」を開催します。
2014年の「tetany」以来4年ぶりの個展となる本展は、久々の発表となる石彫に加え、木彫、油彩、陶と多様性に満ちた作品群で構成されます。

 

本展のタイトルでもある作品《山影》は、作家の故郷・長崎市の中心にある、金比羅山という山がモチーフとなっています。標高366mの穏やかな低山ですが、長崎の原爆投下時に多くの生死を分けた場所でもあります。
被爆者の中には、この山を越えて逃げようとし、山中で力尽きる人々が多くいました。一方、爆心地から山を挟んだ旧市街地では、原爆の爆風が遮られ、命を取り留めた人々もいたと言われています。

 

EL BOCHO「GOLDEN TIMES」

ARTLOGUE 編集部2018/10/28(日) - 21:50 に投稿

104GALERIE(東京・池尻大橋)は、2018年10月12日(金)から11月25日(日)の会期にて、ベルリンを拠点に活動するストリートアーティスト、エル・ボチョの個展「GOLDE NTIMES」を開催いたします。104GALERIEではおよそ2年ぶり、2度目となる本展では、最新作の大型ペインティング作品、ドローイング作品、リトルルーシーシリーズを104GALERIE、104GALERIE-Rの2会場で展覧いたします。

西山美なコ 90’s ★キラキラおめめ★

ARTLOGUE 編集部2018/10/25(木) - 22:00 に投稿

この度、Yoshimi Arts は展覧会「西山美なコ 90’s ★キラキラおめめ★」を開催致します。 

西山美なコは、1980 年代後半から巨大な「リカちゃんハウス」を思わせる作品や宝塚の書き割り風の作品など、少女文化を前面に出した立体作品で注目を集めました。その後、砂糖や卵白といったお菓子の材料を用いて作った王冠やバラなど、儚く壊れやすい作品を制作し始めます。 

おおよそ 90 年代前半に見られる前者の作品と、90 年代後半から現れる後者の作品の表象の変化は一見連続性が無いように見えますが、それらは対照的に存在しているというよりも、もともと西山の作品の中に存在していたものだと思います。 

本展では、90 年代の平面作品を中心に展示致します。展示作品は断片的ではありますが、西山の作品の移り変わりや時代性を体現出来る展覧会となるでしょう。

 

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野村浩展 “NOIR” and “Selfie MANBU”

ARTLOGUE 編集部2018/10/22(月) - 11:51 に投稿

POETIC SCAPE では 10 月 6 日(土)より 11 月 4 日(日)まで、野村浩 展 “NOIR” and “Selfie MANBU” を開催いたします。

今年 7 月に刊行された野村浩の書籍 “CAMERAer -カメラになった人々” は、コミックというカジュアルな形態ながら、写真に関する深い考察へと導くテキストとして、発売以来大きな反響を呼んでいます。  本展にあたり野村は二本立ての show を考案。ギャラリー空間にて CAMERAer の世界と現実の世界を接続させることで、新たな写真のフレームを獲得しようと試みます。
 
■『CAMERAer -カメラになった人々』
発行:go passion 著者:野村浩
翻訳:ジョン・サイパル解説:小林美香
248 ページ / 版型:175mm×105mm 定価:¥1,600+税

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「眠らない手」 エルメスのアーティスト・レジデンシー展<br>Les mains sans sommeil

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 22:05 に投稿

銀座メゾンエルメス フォーラムは、「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展を開催いたします。本展は、主にフランスに拠点をもつエルメスのさまざまな工房での滞在制作プログラムをご紹介するもので、2014 年から2017 年の間に参加した9名のアーティストの作品を二期にわたって展示いたします。

 

世代を超えて伝承される技をもつ職人と創造性豊かな現代アーティストが出会い、共有と協働を行う本プログラムは、2010年以来エルメス財団によって定期的に開催されています。工房に滞在するアーティストたちは、卓越した職人技に触れるとともに、シルク、皮革、銀、クリスタルといった普段は手の届きにくい素材を扱う機会を得ることになります。3人のメンターによって選出された9名の作家たちは、それぞれ職人とともに試行錯誤を重ね、新しい作品を生み出しました。