岩崎貴宏

数寄景/NEW VIEW 日本を継ぐ、現代アートのいま

ARTLOGUE 編集部2019/05/06(月) - 18:50 に投稿

超細密画で様々なモチーフを描く池田学、日用品から繊細な風景を創造する岩崎貴宏、デジタルアートの先がけとして知られるチームラボ、ナフタリンなど時間の経過とともに変化する素材を使って詩的な世界を展開する宮永愛子など、国内外で今最も注目を集めるアーティストたちの多彩な作品を、「見立て」「奇想」「あやし」といった日本文化が持つ独自の視点(テーマ)ごとに空間を仕切り展示。セクションごとにアーティストが対峙し、せめぎ合うことで発生する、日本の現代アートのリアルな「体感の場」を演出します。「平成」から「令和」への転換の年に、彼らの作品が新しい景色=NEW VIEW をみせてくれることでしょう。

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センス・オブ・スケール展

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:45 に投稿
私たちは科学の進化とメディアの発達によって、目に見えない最小の物質から遠く離れた宇宙の果てまで、あらゆるスケールの事象について情報を得られるようになりました。その一方で、実際の大きさを体感することはとても難しいことです。アーティストにとってもスケールは、作品のコンセプトや展示空間こ影響する現代的なテーマの一つです。本展では、現代美術を中心に、精密な縮小模型から巨大化したオブジェ、視点を対象から離すことで広範囲の世界をとらえた写真や絵画、異なる縮尺が存在するインスタレーションなどを取り上げます。

めがねと旅する美術展 視覚文化の探究

ARTLOGUE 編集部2018/10/19(金) - 02:30 に投稿
本展は「めがね」をキーワードとし、「みる」ことの意味を問い直す展覧会です。 遠近法とレンズを用いた江戸のめがね絵から、鉄道・飛行機・顕微鏡・望遠鏡といった科学技術の発達によってみることができるようになったミクロ/マクロの世界、さらには視覚のトリックを用いたユニークな現代アートやVR(バーチャルリアリティー)といったモチーフを通じ、人々の視覚に対する探究の跡をたどります。

2017年はアートのビッグイヤー!!・・・でもヴェネチア・ビエンナーレって実は何?

ARTLOGUE 編集部2017/06/04(日) - 17:59 に投稿

2017年はアート好きにとっては見逃せないスペシャルイヤー!!! 「ドクメンタ 14」、「ヴェネチア・ビエンナーレ」、「ミュンスター彫刻プロジェクト」を一挙にみることが出来るのですから。こんなタイミングは10年に一度。これを逃せば次の同時開催まで10年待たなければいけません。

とはいえ「ヴェネチア・ビエンナーレ」はまだしも、「ドクメンタ」、「ミュンスター彫刻プロジェクト」は何ぞや?という方も多いのではないでしょうか。まずはそれぞれのイベントについて簡単に紹介したいと思います。

7%まで磨いた最高級日本酒とアーティストがコラボレーション! <br>「NIIZAWA」と「NIIZAWA KIZASHI」 2016年のアーティスト発表 & 発売開始!

ARTLOGUE 編集部2016/12/15(木) - 07:23 に投稿

ARTLOGUEは 、株式会社 新澤醸造店と共催する「NIIZAWA Prize by ARTLOGUE」 によって選ばれたアーティストが描いたラベルの最高級日本酒「NIIZAWA 2016」 と 「NIIZAWA KIZASHI 2016」 の発売を開始します。

この賞は世界トップレベルのアーティストに大賞を、新進気鋭のアーティストには兆し賞を贈呈し、その方々の提案するラベル用デザインを、その年生産する二種類の日本酒の瓶に採用するものです。

NIIZAWA SAKE STORE サイト  http://www.niizawa-sake.jp/

 

「感覚のあそび場―岩崎貴宏×久門剛史」 京都芸術センター フォトレポート

ARTLOGUE 編集部2016/08/31(水) - 13:08 に投稿

「感覚のあそび場―岩崎貴宏×久門剛史」 京都芸術センター フォトレポート

京都芸術センターで開催中の、子どもから大人まで楽しめる「感覚のあそび場―岩崎貴宏×久門剛史」 展のフォトレポートです。 歯ブラシや缶詰、鏡、光、音など、日常的なモノや現象を用いて、アーティストの想像力によって全く別の体感が出来る空間にしつらえられています。 岩崎貴宏は第57回ヴェネチア・ビエンナーレの出品作家に選ばれていますし、久門剛史はVOCA展2016の大賞であるVOCA賞を受賞しています。 今、注目されるアーティストの二人展を是非ご堪能ください。 感覚のあそび場―岩崎貴宏×久門剛史 会  期 :2016年7月26日 (火)~9月11日 (日) 参加アーティスト:岩崎貴宏、久門剛史 会  場 :京都芸術センター WEB :http://www.kac.or.jp/events/18918/ 「感覚のあそび場―岩崎貴宏×久門剛史」フォトレポート 撮影:来田 猛
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奥能登国際芸術祭2017

ARTLOGUE 編集部2017/10/01(日) - 23:22 に投稿

芸術祭開催によせて

総合ディレクター 北川フラム

 

奥能登・珠洲は、能登半島の先端に位置し、周囲を日本海に囲まれた農山漁村です。黒潮(暖流)、親潮(寒流)がぶつかり、大陸からの季節風が海の水蒸気を含んで雨を降らし、外浦(北側)と内浦(南側)を有する独特の地勢も重なって、東西の植生が共存する豊かな植物・生物相につながっています。遣唐使、渤海使、北前船など、かつて日本海を舞台とした海上交易が盛んだったころ、さまざまな船が立ち寄り栄えましたが、海運から陸運に交通体系が変わったことで半島の先端という立地が弱点となり、過疎化が進行してきました。1954年に市制が施行した当時38,000人の人口は、現在では15,000人となっています。

珠洲は今までの価値観では日本列島のさいはての土地です。しかし日本各地の生活文化が集積し、そのあらわれである祭りはキリコ、曳山やヨバレの風習として今も残る日本文化の源流が湧き出ずる場所でもあります。それは今の時代、逆に希望のありかとしての特異点になるものです。